『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 終焉を迎えた放蜂!!! 』

2012-04-25 23:46:42 | Weblog
             


今日も天気だった。
越冬休眠女王蜂を今日は、皆、放してやろうと必死だった! 何せ6000匹からの蜂数である!
今年は、春の訪れが遅れた為時間的な関係と体調を今日慮して遠隔地への放蜂を諦めた。 因って近場へ集中的に撒く事にした。

近場とはいえ、6000匹からの数を撒くのにはそれ相応の時間が掛かる。
第1陣は、10時、家を出て標高1100m地点の谷あいを狙う。
陽気の遅れを心配したが、『ダンコウバイ』や『ジシャ』、『カラクリ』等が咲いていた。 これ等の花が咲いているので、取敢えずはホッとした。
例によってグリーンボックス1箱分を車に積む。
新規の購入した竹籠、思いの他品質が悪く、隙間だらけ!オマケに竹モドキの木材らしい?
こう暖かくなると、冷却用のカンカン氷を外すともう其処は春爛漫!!! 感度のいい『ヘボ』ちゃん女王蜂の多くは感度抜群、直ぐ様目覚める。 中には安物の竹モドキの籠材を食い破り、更に、グリーンボックスにも穴を開け出て来る御仁も居る。
輸送用のPajeroは大変な騒ぎと化す。 可愛そうなので、矢鱈に窓を開け外に逃がす訳にも行かない。 少々、ビビルが現地まで連れて行かねばならない!

車を止め急坂を7~800m登る。
冬場、体が訛ってしまいフ~フ~~ハァ~~~ハァ~~~の息使いをしながら目的地に着く。
其処は標高1100~1200mの地点、頭上に『ジシャ』が咲いていた。
急斜面から僅かながら湧き水があり、その水辺でお披露目に掛かる・・・
端から竹籠モドキの蓋を開ける!
もうもう、ボンボンの舞!!! 唸りを上げ、飛び立って行く! 最高の感動を覚える!!!  
中に『キイジス』が僅かだが生き残っていた。 何となく元気がない!!!
棒に乗せ、ジシャの花房に乗せてやると口を動かし、花蜜を舐めていた・・・ これは、新たなる発見だった。
『ヘボ』ちゃん女王蜂が、ドウダンや夏櫨に来て花蜜を舐めている光景は良く見てきたが、ジシャまで舐めるとは知らなかった。
よくしたもので、生きる術を知っている。

其処から、また急坂を歩くこと300m第2陣を放蜂。
今日も鶯や日雀の囀りを聞きながらの放蜂となった。
この界隈にはカタクリが群生していた。 これもヘボちゃん同様、画像に収める・・・
放蜂時、チエンソーの音が聞こえていた。
帰り際、そのおじさん達に会った。 遊歩道を修復しているのと言う・・・ 『御苦労様!!!』と、言うと、嬉しそうに、若干、照れていた。 ボランティアーの人達らしい!!!
こうして深山の春が訪れだした。

午後も、凡そ3000匹を別系統の山に放した。

これで、漸く20000匹口の放蜂が終わった。
思い返せば、最初は、孫娘連れての放蜂だった。
先に放した御仁達は、どうしているのだろう? 
あと2週間もすれば、早生の御仁は、営巣を開始するだろう!   生き物を無事解放し、ホッとしている。。。