日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)





 追加情報なので手短かにいきます。

 前回紹介した7月に入ってからの爆発事故・事件に含まれていた太原市の児童公園における事故、

 ●太原西山児童公園で爆発1死26傷、2階建ての建築物跡形もなし(新華網)
 http://news.xinhuanet.com/newscenter/2005-07/22/content_3251391.htm

 ……というものですが、当初ガス爆発と断定されていたこの事故、爆発で吹っ飛んだ2階建ての事務所に大量の爆薬が「私蔵」されていたことがわかり、「事故」から「事件」へと昇格しました。

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 ●太原爆発事件に新事実、原因は隠されていた爆薬の自然発火(新華網)
 http://news.xinhuanet.com/newscenter/2005-07/23/content_3258317.htm

 爆薬を事務所に隠していたのは公園職員で、事務所のカギの管理者だそうです。この男、仲間と共同で小型の闇炭坑を開発しようと、今年6月下旬に市外で私製爆薬100kgを購入。それを事務室内の倉庫に隠していたのが、気温が急上昇し、つまり暑さのため自然発火により爆発したそうです。

 爆薬にも闇市場のようなものがきっとあるんでしょうね。

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 闇炭坑は電力不足を原因とする石炭への需要増に伴って急増しているようです。

 ●国家安全生産監督管理総局、闇炭坑5290カ所に閉鎖命令(新華網)
 http://news.xinhuanet.com/newscenter/2005-07/21/content_3249852.htm

 と、当局も取り締まりに乗り出しているのですが、5290カ所というのは氷山の一角に過ぎないでしょう。

 闇炭坑は地元当局と結託し、その保護を受けつつ内緒で採掘作業が行われているケースが多く、作業中に爆発事故が発生するなどしてようやく明るみに出たりします。地元当局の幹部は闇炭坑からの「あがり」が懐に入るので、

「精査し闇炭坑を発見すれば速やかに閉鎖させよ」

 なんて通達が中央から届いてもどこ吹く風でしょう。これも数多くの具体例がある「中央vs地方」の一表現、といえるかと思います。

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 という訳で、爆薬は行くところへ行けば簡単に手に入るようです。ただ上の例でわかるように品質には疑問符がつくので、保存には万全を期する必要があるでしょう(笑)。

 長春のアパート爆発、ガス爆発説が退けられましたが、となると爆発のひどさから、こちらもため込んでいたか密造していた爆薬が原因なのかも知れません。



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