えーと、標題のようなニュースを昨日(9日)、中国国内メディアが報じました。web上の日本語媒体ではそれに該当する報道が見当たらなかったので、一応速報しておきます。
中国にとってはかなり衝撃的な情報だったらしく、新華網は悔しさ剥き出しの負け惜しみ論評記事がトップに出ていました(笑)。
で、サハリンの石油開発の話です。そういうプロジェクトが日中相争う形で進んでいたのは私も知っていましたが、そこは素人の悲しさ、詳細となると皆目わからず、つい先刻「きっずニュース」とかいう子供向けの解説記事(下記URL)で何となく概要をつかんだ気になっているところです。
●サハリン開発/エネルギー安保のため必要
http://news.kids.yahoo.co.jp/20041126-00000000-kyodo_kids-kids.html
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さてこのニュース、報じたのは『国際金融報』、9日付の1面に出ました。
同紙によると、ロシアのロシュコフ駐日大使が6日、東京の外国人記者クラブで会見した際、パイプライン計画は日本ルートに軍配が上がったことを近くロシア政府が発表すると明らかにしたそうです。その記事を間髪入れずに「人民網」が転載しています。
●ロシア大使「パイプラインは日本ルート」――近く正式発表へ
http://www.people.com.cn/GB/jingji/1038/3042847.html
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「新華網」の負け惜しみ記事も御覧になりたい?そうでしょうとも。どうぞごゆるりと。
●負け惜しみ1「日本、札束攻勢で石油確保に狂奔」
http://news.xinhuanet.com/world/2004-12/09/content_2312828.htm
●負け惜しみ2「もはやコスト無視か、日本ルートは史上最も高価なパイプラインに」
http://news.xinhuanet.com/world/2004-12/02/content_2286854.htm
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それにしても不思議です。エクソンモービルが中国に転んだというニュースが先月流れたばかりですから、今回の報道が事実なら日本の逆転勝利ということになります。
大ニュースだと思うのですが、ロシア大使の発言が東京とはいえ外国人記者クラブにおいてなされたため、日本国内には流れなかったのでしょうか?(私が見落としただけかも知れませんが)
それともガセでぬか喜び?中国は本気でガッカリしているようですけど。
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まあいいでしょう。負け惜しみを連ねる中国に贈る言葉は、香港人の口頭禅、
「No money, no talk」
といったあたりが、適当でしょうか。
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