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手数料・使用料の審議

福祉環境常任委員会では、市民病院の紹介無しの初診料を1000円から2000円に改定する議案と、ごみ処理手数料などの手数料改定、やすらぎ苑(火葬場)の使用料改定、などについて質疑をしました。

まず、市民病院の場合、現状は紹介状を持って初診に来られた患者さんよりも紹介状無しの患者さんの方が安くなっており、それはおかしいだろう、という意見が大半でした。もちろん私もそう思います。
他の北摂地域の公立病院ではすべて2000円になっているそうで、吹田市も一挙に2倍の2000円に上げたいとのことでした。また、紹介状無しのほうが高くすることによって、まずは近くの診療所にかかってもらい、もっと詳しい検査や専門的な治療が必要だとなったときに市民病院に来てもらうような、病診連携をとっていかなければ、今の外来患者数の多さでは、医師が疲労困憊していしまっているとのことでした。

理由はよく理解するものの、市民病院のすぐ近くに住んでいる人は、診療書よりも市民病院が近い人もいるわけですし、やはり一挙に2倍に値上げするというのは、この物価上昇の折、市民生活に及ぼす影響はどうだろうか?ということになりました。

結論として、紹介状のある人よりはやや高くなる1500円に値上げすることで、委員全体が一致し、病院側に提案の修正を求め、1000円を1500円に改定する修正案を可決しました。

また、やすらぎ苑の使用料改定については、新しい施設ができるのが9月末なので10月1日からの施行にしたいとのことだったので、今の状況を勘案し、またもし万一工事が延びた場合にも対応できるように、今回は継続審議として早ければ3月議会、遅くとも5月議会に再提案してもらうことになりました。

私の入っていた常任委員会では使用料はこの1件だけでしたが、他の常任委員会すべてにおいて、手数料改定は承認するが、使用料改定は今回は見合わせ、継続審議とすることで、議員・会派間の統一見解が得られ、理事者側も継続審議にせざるを得ないということで、すべての使用料改定議案は継続になりました。

もちろん、改定を先延ばしすることによって、来年4月からの増収見込みだったものが増収できないことになり、財政への影響も決して小さくありませんが、おそらく今議会で提案されるであろう、職員手当等のアップの議案のことを考えれば、市民が直接負担感を感じる使用料アップについては見送らざるを得ないだろうと考えています。
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