3Dプリンターを活用して身体障害者らの日常生活を補助する器具を作る取り組みを、高松市の一般社団法人「障害者・高齢者3Dプリンタ・ファクトリー」が進めている。
電動車いすのレバーを指先で軽く操作できる取っ手や、コップを持たずに飲める固定台-。ファクトリー代表の三野晃一さん(61)らが手掛けたグッズは、約20種類に及ぶ。
障害の程度は人それぞれで、市販の福祉用品では十分に対応できない場合が多い。高価なものも多く、義肢装具士などに依頼しても完成に時間がかかることがネックだった。
3Dプリンターで作業する松川聡彦さん=高松市