旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強いられた兵庫県の聴覚障害者の夫婦2組が22日、神戸市で開かれた旧法を考える集会に参加した。2組とも国に損害賠償を求めて提訴し26日に神戸地裁で第1回口頭弁論が予定されており「一日も早く決着をつけたい」と決意を表明した。
妻が中絶と不妊の手術を受けさせられた同県明石市の小林宝二さん(86)は、子連れの家族を見るたびにつらい気持ちになると手話で説明。「手術を受けて苦しむ人が多くいることを知り、裁判で闘おうと決めた」と胸の内を明かした。
旧優生保護法を考える集会に参加し、手話で説明する小林宝二さん
2018年12月22日 西日本新聞
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