財務省は2018年度第2次補正予算案で、国税庁で障害者雇用を進めるための費用を2億円計上する方針だ。中央省庁で障害者雇用を水増しした問題での不適切計上数が最も多かった。税関での水際対策を強化するため、検査機器の整備などに17億円を計上。急速に増える訪日外国人観光客に対応する体制を整える。
2018/12/13 日本経済新聞
財務省は2018年度第2次補正予算案で、国税庁で障害者雇用を進めるための費用を2億円計上する方針だ。中央省庁で障害者雇用を水増しした問題での不適切計上数が最も多かった。税関での水際対策を強化するため、検査機器の整備などに17億円を計上。急速に増える訪日外国人観光客に対応する体制を整える。
2018/12/13 日本経済新聞
障害者雇用、中小企業の認証制度を創設へ 厚労省検討
厚生労働省は、積極的に障害者を雇う中小企業を認証する制度を創設する検討を始めた。大企業に比べて障害者雇用が進んでいないため、社会的に評価する仕組みを設けて雇用を後押しする狙いだ。月内にも労働政策審議会(厚労相の諮問機関)の分科会に、この認証制度を含めた障害者雇用促進策を提示。来年の通常国会で障害者雇用促進法を改正し、導入をめざす。
企業や国、自治体などには従業員らの一定割合(法定雇用率)以上の障害者を雇う義務がある。企業の法定雇用率が2・0%だった昨年6月時点でみると、従業員1千人以上の大企業の雇用率は2・16%だったが、50~100人未満の企業は1・60%など、企業規模が小さくなるほど雇用率が下がった。
このため、認証制度を設けて障害者雇用に積極的な中小企業の情報を広め、社会的な評価を高めていく考えだ。認証マークを自社のPRにも活用してもらう。法定雇用率の達成のほか、障害者が働きやすい職場環境の整備や、処遇改善に取り組んでいることなどを総合的に評価して認証する仕組みを検討する。
(朝日新聞デジタル 2018年12月13日 )
「歩く速度気を付けた」ビルクリーニング
県立うれしの特別支援学校の高等部3年松永将一さん(19)=白石町=が、沖縄県で開かれた「全国障害者技能競技大会」のビルクリーニング種目で銅賞に輝いた。県勢の入賞は4年ぶり。松永さんは10日、佐賀県庁で入賞をたたえる知事感謝状を受け取った。
同種目は各都道府県から高校生や社会人など代表47人が出場。掃除機やモップなどを使い、室内やビルを想定した場所を制限時間内に清掃する競技内容で、清掃後にごみが残っていないかなど減点方式で審査が行われた。
大会に向けて夏休みごろから練習を重ねてきた松永さん。会場でも最終確認を怠らず本番に臨んだ。緊張しながらも、「移動するときの歩くスピードを気を付けた」と冷静に練習で身につけた技術を披露した。銅賞に入り、「自信がなかったので、びっくりした」とはにかんだ。
松永さんは卒業後、県内で清掃の仕事に就くという。その前に来年1月、「佐賀県障害者技能競技大会」に出場する予定。種目は「喫茶サービス」。現在は大会に向けて接客の心構えを学ぶ。新たな気持ちで練習に励み、仕事で生かせる力を日々身に付けている。
銅賞入賞をたたえる知事感謝状を受けた松永将一さん=佐賀県庁
ビルクリーニング種目で、掃除機を使って清掃をする松永さん(提供写真)=沖縄県立武道館
佐賀新聞ニュース 12/13