社会の一員として共存共栄を 「タートル」理事長・松坂治男さん
中央省庁や地方自治体で雇用する障害者の数を水増ししていたことが明らかになった。第三者検証委員会によるヒアリングで、各省庁は雇用率の達成ありきの考え方が踏襲されていた様子もうかがえた。この問題は、障害者雇用促進の取り組みを根底から揺るがす事態になっている。これを機に、視覚障害者の働く現場を見つめ直したい。働く視覚障害者や就業相談などを続ける当事者らに尋ねた。「働くって何ですか」。
中途視覚障害者の就労に関する相談事業などを行うNPO法人の理事長を務める松坂さん(68、光覚)。
2018年11月18日 毎日新聞