ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

強制不妊手術の救済周知 障害者手帳の更新や相談窓口で

2018年11月10日 15時33分15秒 | 障害者の自立

 旧優生保護法(1948~96年)の下で障害者らに不妊手術が行われた問題で、超党派議員連盟は7日の会合で、救済制度の周知は障害者手帳の更新の機会や都道府県への設置を想定する相談窓口を通して進めることを確認した。これまでは広報用ポスター・パンフレットの活用や障害者支援施設などを通じて周知を図るとしていたが、さらなる対応が必要だと判断した。

 被害弁護団は「障害特性等から自ら被害回復を求めて行動することが困難な人たちが多い」と指摘し、障害者本人への通知も含め、本人に情報が届く方法を検討するよう求めていた。

 ただ、超党派議連は「プライバシーに関わる」として本人通知をしない姿勢は崩していない。超党派議連と並行して救済法案を検討している与党ワーキングチームも同様の考えだ。

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/


岡山の障害者事業所2カ所閉鎖へ 大量解雇の懸念も

2018年11月10日 14時54分10秒 | 障害者の自立

 障害者が働きながら技能を身に付ける「就労継続支援A型事業所」が経営難を理由に閉鎖し、障害者を大量に解雇するケースが全国で相次いでいる問題で、岡山県倉敷市の事業所運営会社「あじさいの花」が経営に行き詰まり、事業所2カ所を閉鎖する方針を固めたことが8日、同社関係者への取材で分かった。

 市などによると、2事業所で働く障害者は9月時点で計約130人。規模が大きく大量解雇となることが懸念される。

 同社は昨年7月に障害者200人以上を解雇した倉敷市の一般社団法人「あじさいの輪」の関連企業。2事業所は2014年12月に設立、コインランドリーの運営や軽作業をしていた。(共同通信)

2018年11月9日       共同通信


知的障害の男性、職場いじめで退職 「幼稚園児以下」「バカでもできる」と暴言も

2018年11月10日 14時30分07秒 | 障害者の自立

知的障害のある男性が、指導係であるパート女性従業員から職場いじめに遭い、会社などを訴えた裁判で、6日に和解が成立していたことがわかった。

障害者雇用に力を入れる企業が少しずつ増え始め、社会で活躍する障害者も多い。

スーパーマーケット「いなげや」で勤務していた知的障害のある男性(28)が指導役の女性従業員から職場いじめに遭い、退職を余儀なくされたとして会社などを訴えた裁判で、6日に和解が成立していたことがわかった。

■「あんたの仕事は幼稚園児以下」

報道によれば、2008年に障害者雇用枠で採用が決まった男性は、指導係のパート女性従業員から「あんたの仕事は幼稚園児以下」「バカでもできる」などのパワハラを受けたという。

女性従業員から家族に向けて書かれた連絡ノートには「前日にやったことはどの程度記憶していられるのでしょうか」などと記されていたとのこと。男性はパワハラを我慢して耐え続け、家族も支援団体に何度も連絡をとっていたようだ。

また、男性は水泳の知的障害者の国体でメダルを獲得するほどの実力をもっているが、職場ではその水泳に打ち込むことも非難されていたという。

■「現場の丸投げ」を指摘する声も

パワハラ、そして障害者差別ともいえる指導係の発言の数々。報道を受け、『Yahoo!ニュース』やツイッターでは指導係の女性に対する怒りの声が相次いだ。中には「もうここの商品は買わない!」と宣言するユーザーも見受けられた。

障害者雇用の問題は決して簡単なものではなく、現場で働く人々が指導に困ることもあるという。だからこそ企業は、指導係に丸投げするのではなく、しっかりとバックアップする体制をつくるべきとの声もあがっている。

「難しいよね 専門の知識がある人ならまだしも、なんの知識もない人が、他の仕事をしながらやるのは特に これは、指導者になってしまった人もある意味勉強しないといけないし、会社がバックアップしないといけない」

 「企業が障害者を雇用するのは大変素晴らしい。が、雇用した後に現場に丸投げするからこのような事が起こると思う。それは障害者に限らず老人の雇用も同じ。現場の人間は障害者の方に対する接し方や教え方を何も学んでない状態で丸投げされる場合が多い」

 ■パワハラを受けている人は…

しらべぇ編集部が全国20〜60代の有職者の男女251名を対象に「職場でのパワハラ」について調査したところ、16.3%が「現在、職場で『パワハラ』を受けていると感じる」と回答。6人に1人がパワハラに悩んでいることを考えれば、かなり多い割合だといえるだろう。

障害者の雇用率ばかり目が向けられるが、雇用された人たちが働きやすい環境を目指すことも大切だ。

 

(文/しらべぇ編集部・鳩麦エスプレッソ)2018/11/08


皆で作った豆腐、日本一 「蔵王すずしろ」が製造販売

2018年11月10日 14時11分44秒 | 障害者の自立

 宮城県蔵王町の障害者就労支援施設「蔵王すずしろ」が製造販売する豆腐「はらから 秘伝の絹」が、第4回全国豆腐品評会の充填(じゅうてん)豆腐の部で金賞に選ばれた。同品評会での金賞は東北初で、障害者施設としては全国で初めて。施設関係者は「利用者の賃金増につなげて、社会的な自立を目指す」と意気込む。
 品評会は全国豆腐連合会(東京)の主催で、4部門に211社が計537点を出品。地区大会で上位の98社161点が9月末に札幌市での決勝に進んだ。冷やした豆乳で作る充填豆腐の部は23点で味や食感、香り、外観を競った。
 受賞品は、宮城県村田町などで生産された青大豆の一種「秘伝大豆」を使用。滑らかな口当たりで濃厚な大豆の風味を味わえる。開発担当の小野史晶さん(65)は「冷ややっこで塩を付けて食べるとおいしい」と言う。
 製造部長の平間俊之さん(41)は「全国で競っても負けない豆腐作りを証明できた。豆は固まりにくく、にがりの量や豆乳の段階での温度管理などに気を使った。手間暇の掛かる作業に皆で力を合わせた」と話す。
 蔵王すずしろは、社会福祉法人はらから福祉会(宮城県柴田町)が1997年4月に開所。知的障害者ら利用者約50人のうち十数人と職員が豆腐製造を担う。ラベル貼り、大豆や器具の洗浄など作業を細分化して担当者を置き、仕事の質を高めている。
 所長の遠藤正好さん(42)は「豆腐の売り上げを伸ばし、現在の月額賃金約4万5000円を7万円まで増やすことが目標。利用者の社会的な自立につなげたい」と語る。
 東北関係では、寄せ・おぼろ豆腐の部で伊東豆腐店(仙台市太白区)の「茶豆おぼろとうふ」が銀賞を受けた。
 秘伝の絹は1丁250円。直売店などで扱う。毎月第2土曜の「とうふの日」は2割引で販売する。連絡先は蔵王すずしろ0224(34)1331。

豆腐製造に取り組む蔵王すずしろの職員ら

充填豆腐の部で金賞に輝いた「はらから 秘伝の絹」

2018年11月09日        河北新報


バリアフリーの観光地目指し障害者が調査

2018年11月10日 13時39分27秒 | 障害者の自立

 高齢者と障害者に優しい「観光まちづくり」をめざし、山梨県富士河口湖町で8日、県内や首都圏の障害者と介護者計49人が3班に分かれて河口湖周辺の散策路を歩き、バリアフリーの実態を調べた。歩道の幅や段差、点字ブロックは適切かを確認し、側溝のふたやプランターが通行を妨げていないかなどを点検した。

 大勢の外国人観光客が訪れるなか、世界に誇れるまちづくりをしようと町観光連盟が企画した。

 車いす利用者10人、視覚障害者4人、聴覚障害者1人が含まれ、富士急行の河口湖駅から河口湖畔までの約1・5キロを約2時間かけて歩いた。

 最も交通量の多いコースを歩いた10人は、町道の歩道が途切れてしまい、約500メートル区間は側溝の上や道路脇を歩かざるをえなかった。手動の車いすを使う東京都世田谷区の平野遊大さん(26)は「段差が気になって下ばかり向いている。前を見られないから車が怖い。夜はとても歩けないね」と話した。

 盲導犬と歩いた富士河口湖町の木村昭子さん(76)は「交差点の障害者対応で、統一基準があるべき。音声案内はないし、点字ブロックも途切れている」と指摘した。鳴沢村の小林俊介さん(26)は電動車いすで参加し、「いろんなことを諦めたくない。健常者の人たちと同じように出歩いて楽しみたい」。

 町観光連盟は近く、調査結果を町に報告する。ホテルを経営する山下茂・観光連盟理事長(75)は「官民が協力し、5年計画でやれることから改善していきたい」と見すえた。

写真・図版

町道の歩道で、側溝のふたに車いすの車輪がはまってしまった=2018年11月8日、山梨県富士河口湖町船津

2018年11月9日        朝日新聞社