ゴエモンのつぶやき

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“幸せ”包子で頂点 チャレンジド カップ・パン部門

2015年12月03日 01時08分04秒 | 障害者の自立

室蓬館、具材に高評価

 11月28日に横浜市で開かれた第7回「チャレンジド カップ」パン部門で、一関市大東町大原の障がい者福祉サービス事業所室蓬館の利用者、職員による室蓬館ベーカリーチームが最高賞の大賞に輝いた。カボチャ「南部一郎」、やまと豚など地場産品を使った「しあわせ包子(パオジ)」は高く評価され、同部門3度目の挑戦で初の頂点をつかんだ。

 障害のある人たちのパン、菓子作りの全国大会でNPO法人NGBCと実行委員会が主催し、隔年で開催。パン、焼き菓子の2部門で行われ、パン部門には予選通過の9チームと特別参加の中国・上海チームが出場し、実行委の成田真由美委員長(パラリンピック競泳金メダリスト)やシェフらが審査に当たった。

 同館からは食品科の鈴木義則さん(51)、金徳子さん(32)、及川一輝さん(18)の利用者3人と職業指導員の千田京子さん(51)が出場。中華まんからヒントを得たパン「しあわせ包子」は南部一郎のペーストを生地に練り込み、中の具材はやまと豚、シイタケなどにラード、黒糖、クルミ、練乳を加えて味わいに工夫を凝らした。

 規定時間の中で生地作りや材料の調理から、器具の洗浄、掃除まで全ての工程を利用者で実施。メンバーの中で2度の出場経験を持つ鈴木さんがリーダー役として全体の状況把握と具材の切り分けなどを行い、金さんが生地を、及川さんは計量を主に担当。千田さんは作業確認や審査員の質問対応に当たった。

 生地発酵の際に温度が低過ぎる想定外の事態もあったが、審査員からの助言を受け発酵器で温度を上げて乗り切り、予定の22個は無事完成。具材の工夫などが高評価を受けて大賞が決まると、全員で喜びをかみしめた。

 過去2回出場した同部門では第6回での銅賞が最高成績。1度出場した焼き菓子部門を含めても第4回の銀賞と最高賞にあと一歩届かなかった。鈴木さんは「初出場だった一輝君も喜んでいたし、(自分は)三度目の正直で念願がかなってすごくうれしい」と笑顔。「今回の賞は今後の活動にも役立つと思う。もう一度本大会に出られるなら連覇を目指したい」と意欲を新たにしていた。

 大会に同行した同館の金野育朗施設長は「堂々と礼儀正しく最後までできていたし、チームワークも良かった」とたたえる。しあわせ包子は今後商品化し、同館店舗などで販売を予定している。

パン部門大賞に輝いた室蓬館ベーカリーチーム(2列目左から職業指導員の千田さん、利用者の及川さん、鈴木さん、金さん。左手前は成田委員長。室蓬館提供)

(12/1)  岩手日日新聞


“マイナンバーは違憲” 5地裁 弁護士ら一斉提訴 漏えいの恐れ プライバシー権侵害

2015年12月03日 01時02分59秒 | 障害者の自立

 来年1月に本格稼働するマイナンバー制度は、個人情報漏えいの危険性が高く、憲法が保障するプライバシー権を侵害するとして、弁護士や住民ら計156人が1日、国を相手にマイナンバーの利用停止や削除などを求める「マイナンバー違憲訴訟」を、全国5地裁でいっせいに起こしました。

 提訴したのは、仙台、新潟、東京、金沢、大阪の各地裁です。弁護団によると、マイナンバーの差し止めを求める民事訴訟は全国で初めて。今後、横浜や名古屋、福岡でも提訴を予定しているといいます。

 自営業者や医師、税理士、性同一性障害者など30人が原告となった東京訴訟では同日午後、記者会見をおこないました。

 原告の女性(58)=東京都杉並区=は「病歴や職歴など、マイナンバーに蓄積され、当局がヒモつけしてみることができる恐ろしい社会がまっている。今、止めなければ」と語りました。

 代理人の水永誠二弁護士は「マイナンバーは、1億3000万人弱の個人データを扱う巨大インフラだ。いったん動き出せば、見直しは事実上、不可能。弊害が社会問題になる前に差し止めて、見直すべきだ」とのべました。

2015年12月2日     しんぶん赤旗