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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者施設製品「和三盆コロン」 「スウィーツ甲子園」で最優秀 徳島

2012年11月24日 01時49分43秒 | 障害者の自立
 徳島市の社会就労センター「かもな」が作った洋菓子「和三盆コロン」が、今月初旬に神戸市で開催された「第4回スウィーツ甲子園」で最優秀のグランプリを受賞した。

 スウィーツ甲子園は障害者施設で作られた菓子の味やアイデアを競い合う大会。今回は東日本大震災の被災地を含む全国11府県の15施設が参加し、市民の投票と専門家の審査でグランプリなどを選んだ。

 和三盆コロンは、NPO「とくしま障害者授産支援協議会」が専門家のアドバイスを受けながら平成22年度に開発。県産の阿波和三盆糖や米粉をふんだんに使用、サクサクした歯応えと上品な甘さが特徴。問い合わせは同協議会((電)088・632・1333)。

2012.11.21 02:09

障害者理解促進:作文とポスター受賞者決まる

2012年11月24日 01時45分50秒 | 障害者の自立
 障害者への理解促進を図る「心の輪を広げる体験作文」と「障害者週間のポスター」(内閣府、都道府県など共催、毎日新聞社会事業団など後援)の最優秀賞(内閣総理大臣賞)受賞者5人が決まった。12月3日、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで開く「障害者フォーラム2012」で表彰される。各部門の最優秀賞は次の通り。

 《作文》小学生=佐藤真希(茨城県下妻市立豊加美小6年)▽中学生=稲井大雅(愛媛県西条市立東予東中2年)▽高校生・一般=柴田美優(熊本県立松橋支援学校高等部3年)《ポスター》小学生=近藤薫(岐阜県輪之内町立福束小3年)▽中学生=佐藤光太朗(さいたま市立柏陽中1年)

毎日新聞 2012年11月23日 東京朝刊

よし笛コンサート:視覚障害者の演奏、施設利用者が満喫−−鳥羽 /三重

2012年11月24日 01時43分34秒 | 障害者の自立
 鳥羽市大明東町の市保健福祉センター・ひだまりで22日、視覚障害者による「よし笛コンサート」が開かれ、約30人のデイサービス利用者が柔らかな音色を楽しんだ。

 出演は神戸市のよし笛サークルの和泉尚樹さん(43)と有田時恵さん。2人は21日から伊勢志摩バリアフリーツアーセンターを窓口に、観光旅行に来ている。レインボーバードと名付けたよし笛演奏のコンビを結成しており、同センターの紹介でコンサートを開くことになった。

 よし笛は「葦(よし)」を本体にした全長24センチの横笛で、柔らかな音色が特徴。「夕焼け小焼け」や「ふるさと」を2人の伴奏で合唱した後、「涙そうそう」「アメージンググレイス」などを演奏した。和泉さんが伴った盲導犬のウィリー(8歳、オス)もコンサートの間、じっと和泉さんの足元にたたずんでいた。【林一茂】

毎日新聞 2012年11月23日 〔三重版〕

障害者21人を養子にして逃亡防止の入れ墨、支援金横領も

2012年11月24日 01時39分12秒 | 障害者の自立
死後は病院の遺体保管室に12年放置男に捜査のメス

48年間にわたり障害者21人と養子縁組し、障害者年金や支援金を横領する一方で日常的に虐待していた男(73)が検察の捜査を受けることになった。男と一緒に暮らしていて死亡した障害者2人は、マイナス10度という病院内の遺体保管室に12年間放置されていたことも分かった。

 国家人権委員会は「重度の知的障害者を養子にして一緒に生活し、日常的な虐待を繰り返したり、障害者年金や支援金を横領したりした男について職権調査を終え、検察に捜査を依頼した」と22日、明らかにした。この男は1988年と94年に地上波テレビ局の番組に出演、障害児を守る「天使のお父さん」と報じられた。しかし、今回の人権委の調査結果は全く逆のものだった。

 男は1964年に捨てられていた障害児を引き取ったのを皮切りに、86年までに計21人を養子として迎えた。このうち16人は89年ごろ、男が拘置所に9カ月入っていた間に行方不明になった。出所した男は、施設などにいた障害児6人を見つけ、97年に江原道の山奥に移り住んだ。

 人権委の調査によると、障害者は掘っ立て小屋に閉じ込められ、早朝から畑でサツマイモ掘りをさせられたり、木を切る作業をさせられたりするなど、一日中働かされていたという。固く閉ざされた鉄の門を開け外に出ようとして男に見つかれば、足の裏や肩を棒で何度もたたかれ、何日も食事を与えられなかった。また、両腕に「障害者」という文字や連絡先の入れ墨を無理やり入れられた人もいた。この障害者は何度も逃亡したが、連絡先の入れ墨があったためすぐに連れ戻され「死ぬほど殴られた」とのことだ。

 今回の調査で、末期の直腸がんを患っている障害者がいることも分かった。また、歯が全くなく片方の聴力と視力を失っている障害者もいた。2000年と02年に病死した障害者もひどい栄養失調状態だった。ある障害者は調査の際、死亡した障害者について「長い間病気を患っていたが、『お父さん』は病院に連れて行ってくれず、世話もしなかった」と話している。

 国から毎月支給された障害者年金や福祉給付金180万ウォン(約14万円)は何年も男の生活費として使われていた。また、養子にした障害者を番組に出演させたり、各地の教会に行かせ支援金集めをしたりもしていた。

 死亡した障害者の遺体を10年間預かり、安置している病院の関係者は「現行法上、保護者が遺体を引き取らない限り葬儀ができないため、裁判所に調停申請をしたところ『(男と)相談して決定せよ』と指示された。男と相談しても話が通じないので諦めた。社会団体に連絡したほか、男に『死体遺棄罪』が適用できないかどうか調べるなど、いくつかの策を講じているところ」と述べた。

 人権委の担当調査官は「男は容疑を認めていないが、障害者たちの証言は一貫しており、全身から傷跡が見つかるなど証拠もあるので、検察に捜査を依頼した」としている。

イ・ジウン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

障害者と魂のロック 「サルサガムテープ」 かしわ哲さん 冷笑への怒り原点

2012年11月24日 01時29分49秒 | 障害者の自立
 「障害があっても、俺たちは音楽で生きていく。そう言ったら、みんなが笑った。できっこないって…。冗談じゃないぜー」-。神奈川県内の障害者バンド「サルサガムテープ」を率いて18年になるミュージシャンのかしわ哲さん(62)。今月11日、福岡市少年科学文化会館のステージでこう叫んだ。サルサガムテープは故忌野清志郎さんと共作CDを発売したり、パリで街頭ライブを成功させたりと、全国に増えつつある障害者10+ 件バンドの先頭を走る。かしわさんに、なぜ障害者がロックなのか、聞いてみた。

 -結成のきっかけは。

 「僕はNHKの5代目うたのおにいさんだったので、全国をファミリーコンサートで回った。一番ノリのいい客が知的障害のあるお子さんだった。だが、彼らが跳びはねたり大声を上げたりしようとすると、大人は押さえ付けてしまう。それはおかしいとの思いが高じて、神奈川県の施設で押しかけボランティアとして、知的障害者とリズムセッションを始めた。リズムは人間が根源的に持っているもの。精神の解放につながると考えたからだ」

 -バンド結成には苦労が伴ったのでは。

 「メンバーの障害はダウン症、自閉症などさまざま。最初はみんな自由に振る舞うことに慣れていなくて戸惑った。心の赴くまま振る舞えば、問題行動と見なされるからだ。少しくらい周囲とずれてもいいよ。みんな好きにやっていいんだよ。そう分かってもらうのにすごく時間がかかった」

 -彼らに感謝していることがあるそうだが。

 「僕が初めて感じた胸の高鳴りを呼び起こしてくれた。少年時代に出会ったローリング・ストーンズ。初めて手にしたギター。メンバーが鳴らすビートは、僕の大切な出発点を思い出させてくれる」

 -バンド名のサルサガムテープとは。

 「最初に、プラスチックのバケツに粘着テープを貼って即席の太鼓を作った。その太鼓で南米のリズムのサルサをやっていたからそのままバンド名にした」

 -ステージを見てダイナミックさと一体感に驚いた。わずかに動く片脚だけで音を鳴らす男性もいた。

 「彼は19歳で、今年4月に入った。車椅子に乗って左脚でキックペダルを踏んでリズムを出す。彼ほどロックしているやつはいない。ロックをやりたい思いが全身から伝わってくる」

 -昨年4月、神奈川県に「NPO法人ハイテンション」を立ち上げた。

 「福祉事業所として、障害者向けの生活介護と放課後などデイサービスを提供している。体操をしたり、音楽やアートを楽しんだり。バンドのメンバーも毎日通ってきて、練習している」

 -メンバーは皆、プロミュージシャンというが。

 「それがバンドの目的だったから。少額だが、ギャラも配る。障害者の中にも自分はロックをやるのが一番幸せという人がいる。砂漠の中で水を求めるような人たちだ。何でこの人たちが『ばかなことはやめとけ』とそしられ、施設に閉じ込められなければいけないのか。そんな冷笑に対する怒りが僕の活動の原点だ」

 -それにしても、さまざまな障害のある人たちを連れて、時には海外まで公演に出向くのは大変では。

 「バンドの障害者は15人。飛行機に乗るだけでも一大事。スタッフ9人が総掛かりで移動の補助や介護にあたる。夜は不安で眠れない人の肩を寝入るまでたたく。一緒にステージまでやると、本当にくたくただ。それでも、活動で自信をつけて入所施設から自立する人も出てきた。彼らのためにもやり続けたい」

 -今後の目標は。

 「ロックをしたい障害者が、割り箸の袋詰めでなく思い通りにロックができる世の中にしたい。バンドとしては、いつかストーンズの前座を務めることかな」

    ×      ×

 ●記者ノート 後ろで支える親たち

 サルサガムテープの福岡公演を支えた一人が、福岡市自閉症協会会長の小柳浩一さん(59)だ。

 大手損害保険会社の社員だった小柳さん。28年前、福岡市で生まれた長男が重度の自閉症だった。病院や施設を訪ね歩いたが、有効な治療法はない。会社でのキャリアは諦め、出身地でもあった福岡にとどまった。「3歳下の次男が、知らないうちに箸が使えるようになっていてびっくりした。そのくらい、全てが長男優先の生活でした」

 障害者支援を通じてかしわさんと知り合い、20年来の友人となった。「人間にはバリアーなんてない」。バンドの熱いメッセージを伝えようと福岡への招致を始め、今回が3度目の福岡公演だった。

 人には必ず親がいる(いた)。わが子が苦難を抱えたら、髪振り乱して駆けずり回り、後ろから支えようとする。かしわさんも小柳さんも、そんな「親」たちだ


=2012/11/22付 西日本新聞朝刊=