古代日本史への情熱

記・紀・源氏は魏志倭人伝の奇跡的で運命的な間違い方(逆)の構造どおりに記述されている。倭人伝にあるのは現代史と未来史

孝徳天皇はなぜ難波に置き去りにされたのか

2017年10月07日 21時16分52秒 | Weblog
以前にもやっているのですが、確認というか、ほんの少し付け足しです。
中大兄皇子(天智天皇)は孝徳天皇を難波に置き去りにして都を移ったことがありましたが、この図を見ると,桓武天皇の時代でさえ、難波宮が重視されていたと思えます。
(天智天皇は存在しませんが)この図は天智系を自認する桓武天皇でも難波を重視しているとしか思えません。








なぜ中大兄皇子(天智天皇)は孝徳天皇を難波に置き去りにしたと書かれているのでしょう。
また、豊臣秀吉も難波ではなく、伏見を首都にしました。(ブラタモリ・5月7日去年?)
安土桃山時代の桃山とは伏見のことでした。
(桓武天皇陵も明治天皇陵も伏見です)
難波を首都にするわけにはいかなかった、ということでしょう。

白雉4年(653年) 是歲、太子奏請曰、欲冀遷于倭京
ですが、やはり、これは653年のことではなく、もっと後の時代、白村江の戦い以降のことではないか。

天智6年 667年 都を近江に移す。
これは、白村江の戦いの後のことで、唐が攻めてくることを怖れた、という説は多いようです。
ただし、これは百済王・豊璋が近江に移ったことを指しているものとみます。
ともかく、難波は重視されていたのですが、首都にはできなかった、ということでしょうか。

△桓武天皇陵-難波宮跡-談山神社・藤原宮跡も直角三角形になりますが、
△近江大津宮錦織遺跡-難波宮跡-談山神社も直角三角形になります。
(もちろん、談山神社は藤原氏ゆかりです)

△近江大津宮錦織遺跡-難波宮跡-談山神社
難波宮跡→近江大津宮錦織遺跡
 ①38°04′50.39″ ②218°16′13.01″ ③49,091.369(m)
難波宮跡→談山神社
 ①127°21′43.89″ ②307°33′15.30″ ③39,123.741(m)
近江大津宮錦織遺跡→談山神社
 ①179°26′15.75″ ②359°26′29.42″ ③62,389.359(m)

難波宮跡での角度
 127°21′43.89″-38°04′50.39″=89°16′53.50″≒89.2815度
近江大津宮錦織遺跡での角度
 218°16′13.01″-179°26′15.75″=38°49′57.26″≒38.8326度
談山神社での角度
 359°26′29.42″-307°33′15.30″=51°53′14.12″≒51.8873度

△近江大津宮錦織遺跡-難波宮跡-藤原宮跡
難波宮跡→藤原宮跡
 ①127°04′48.91″ ②307°14′29.44″ ③32,697.308(m)
難波宮跡→近江大津宮錦織遺跡
 ①38°04′50.39″ ②218°16′13.01″ ③49,091.369(m)
藤原宮跡→近江大津宮錦織遺跡
 ①4°16′15.98″  ②184°17′53.99″ ③58,506.450(m)

難波宮跡での角度
 127°04′48.91″-38°04′50.39″=88°59′58.52″≒88.9996度
藤原宮跡での角度
 360°-307°14′29.44″+4°16′15.98″=57°01′46.54″≒57.0296度
近江大津宮錦織遺跡での角度
 218°16′13.01″-184°17′53.99″=33°58′19.02″≒33.9720度

近江大津宮錦織遺跡
北緯35度01分41.90秒 東経135度51分18.35秒
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=350141.90&l=1355118.35
難波宮跡
北緯34度40分49.57秒、東経135度31分23.91秒
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=344049.57&l=1353123.91
談山神社
北緯34度27分57.39秒 東経135度51分42.34秒
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=342757.39&l=1355142.34
藤原宮跡
北緯34度30分08.61秒 東経135度48分26.46秒
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=343008.61&l=1354826.46
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