小さな自然、その他いろいろ

身近で見つけた野鳥や虫などを紹介します。
ほかにもいろいろ発見したこと、気づいたことなど。

なかなか撮影できない鳥

2010年03月07日 23時32分05秒 | 自然観察日記
 最近なかなかいい写真が撮れません。ヒヨドリはさんざん撮ったので、さすがに毎回この鳥の写真ばかりでは気が引けて、ブログ更新のための写真がなくなってしまいました。もっと珍しい鳥の写真が撮りたいと思うのですが、なかなか出会いません。とはいっても最近は季節の変わり目なせいか、よくはわかりませんが、珍しい鳴き声をけっこう耳にします。明らかに今までとは種類の違う鳥が来ているのがわかります。そんな声のひとつを追って近くの公園に行ってみたことがありますが、ほっそりとした小さな深緑の背中に銀色の羽先が美しく重なったような鳥が2羽見えました。カメラを持っていなかったので、急いで家に取りに帰ってもう一度来てみるともういません。
 いつもいるのになかなか撮影できない鳥もいます。たとえばセキレイです。ものすごくよく出会うのに、しかもかなり近くで見ることが出来るのに、うまく撮れません。近くにいるので、カメラを構えると、さっと飛んで3メートルくらい先に移動するので、また追いかけてそっとカメラを向けるとまた3メートル逃げるといった具合です。そして最後には高く飛び上がってビニールハウスの屋根を越えて行ってしまいます。そんなセキレイを先日の旅行中に撮影しました。セキレイは田舎にも都会にもいる鳥なんですね。人間の近くにいても平気そうにしています。



 このセキレイをこのまえ近所で見かけました。農家のひとが畑を耕運機でたがやしているところで、二羽のセキレイが耕運機の後からついて歩いているのです。たぶん耕された土の中から虫を啄んでいるのだろうなあと思うと、なんだか面白くてほほえましい気がしました。これって人間との共生といえるのかもとか思ったりしたものです。
 写したくてなかなか撮れない鳥にもう一種類あって、それを先日遠くから撮影しました。田んぼに頻繁に来る鳥で、ほんとによく見かけるのですが、警戒心が強いので、近くから撮影できません。これはたまたま通りかかったところで、後ろを向いていたので、撮影できた気がします。でもちょっと遠いのではっきりしません。

 この鳥はなんという鳥なのか一応調べてみたところ、どうやらケリと言う鳥のようです。チドリの仲間らしいです。ネットの野鳥図鑑で載っていた写真では、こうです。

多分同じ鳥だと思います。この鳥は、キイーキイーとよく響く声で鳴きます。昼間に聞くと海鳥のような感じですが、真夜中にも時々鳴いていて、そんな時は怪鳥の声のように聞こえます。たぶん田んぼなどに巣があるのではと思うので、夜聞くたびに何かに襲われているのではとか思って、ちょっと心配したりします。
 そのほかごくごくまれにカワセミを見かけることがあります。用水路に水を引く小川が近くにありますが、一年に一度くらいの割合で、そこにカワセミがいて、見た瞬間に飛び立って去ってしまいます。美しい青色が、目に鮮やかに飛びこんで、はっとします。はじめてみた時は、えっと言う感じでした。もっと山奥の渓流のようなところにいる鳥だと思っていたので、信じられない光景に思えました。しかしその後も何回か見て、野鳥と言うのは意外と身近にけっこういるものだと思うようになりました。ほんとうに宝石のように心に満足感を残して、その日一日ラッキーな気分が続く感じです。