小さな自然、その他いろいろ

身近で見つけた野鳥や虫などを紹介します。
ほかにもいろいろ発見したこと、気づいたことなど。

新入りだと思ったら、モズでした。

2010年01月05日 00時06分22秒 | 自然観察日記
二階のベランダから撮影したヒヨドリ

かなり近づいて撮影したメジロ

 年末年始と、りんごをおく余裕がなくて、いつもの場所が空っぽにもかかわらず、けっこうヒヨドリの甲高い声は響いて家の中まで届いて来ます。ヒヨドリが催促しているのかも、と家族と冗談を言っていたら、庭の蜜柑の木の採らずに放置していた実がけっこう突っつかれていました。雪の降る中、餌もなくてりんごをあてにして来ているのにかわいそうにとか思っていましたが、心配はいりませんでした。野生の小鳥なので、たくましく元気いっぱいです。昨日からりんごをまた置くようにしたら、ヒヨドリとメジロがしょっちゅう来て、ほんとにかわいくてたまりません。時にはムクドリやスズメの姿も見ますが、ムクドリやスズメが食べているのはまだ見たことがないので、食べに来たのかどうかはわかりません。昨日は、さらにまた変わった小鳥が来たと思って早速カメラで撮影していたら、よくよく見たらモズでした。モズはいつも少し離れた位置からしか見たことがないので、全体的なシルエットと鳴き声、胸やおなかのほんのり薄い赤茶色の印象でしかとらえてなかったので、背中の模様などまじかでみると、なんとなく以前庭で見たことのある鳥だと思っただけで、モズだとは分からず、新入りの小鳥が来たと、懸命に撮影したのでした。隣家との境のフェンスにとまっていたら、飛んで行って柿の木の高い枝にとまっているので、そおっと近づいて物陰からカメラで撮りましたが、逃げもせずにあっちこっちをみています。かなり撮影しているうちに何となく尾羽の感じで、モズだとやっと気がつきました。

お腹の方から写したモズ、ほんのり赤茶色です。

鳴きもしないのでわかりませんでした。畑に植わっている梅や桃の木にとまっていたり、電線にとまっていた時のスリムな体型よりも、ちょっと丸々としていて、なんだか印象がかなり違いました。冬は餌をとるのが難しいのではとか思っていたのに、丸く太っているなんて、やはり野生の生命力はすごいと感嘆しました。そりゃ厳しい冬を乗り切るのにしっかり栄養をとってなきゃ生き残れないですよね。こんな小さな小鳥でも、自然を生きる知恵はしっかりとあるのでしょう。


ほんとにまるまるとしています

白い斑点がモズの模様の特徴です。