グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

「新・和本装丁」

2021-03-17 10:16:50 | ブックデザイン
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
竹尾見本帖本店で開催されている「新・和本装丁 イラストレーションとデザインで詠む万葉集」展に行ってきました。20首の和歌が、20組の装画家さんと装丁家さんのペアによってデザインされています。いかにも和本という画もあればアニメタッチの画もあり。文字の入れ方フォントの選び方もそれぞれで、幅広い表現が興味深いです。
展示会の作品をまとめた『万葉画集』には「里紙」など和の風合いの用紙が使われていて、紙へのこだわりも感じます。


▲「新・和本装丁 イラストレーションとデザインで詠む万葉集」展案内状と梅のかたちのファインペーパー


会場では和のファインペーパーが紹介されているコーナーもありました。梅の花のかたちのカードになっていて1人5種類までいただけます。私がいただいたのは
・もみしば(ホワイトS)
・きらびき(シルバースカイ M-110)
・シャイナー(雪)
・テーラー(ブルー)
・里紙(白)

こんなステキな用紙を使って御社自慢の商品やサービスをカタログにしてみてはいかがでしょうか。

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STARS展:森美術館の楽しみ方

2020-11-04 16:22:40 | 六本木探訪
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
六本木ヒルズの森美術館で開催されている「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」に行ってきました。


「STARS展」は1960年代以降、日本を起点に世界で活躍する日本の6名のアーティストを紹介するものです。展覧会の内容は公式サイトに詳しいのでそちらを見ていただくとして、今回行ってみて気づいた(思い出した)「森美術館のワンポイント楽しみ方」をメモしておきます。(何度か行ってるのにいつも同じミスをする自分のために…。)

1、手荷物をロッカーに入れても財布は持っていく
森美術館は六本木ヒルズ森タワーの53階です。エレベーターは52階に到着し、53階へはエスカレーターで上がります。無料のコインロッカーが52階にあるので荷物を預けたのですが、うっかり財布も入れてきてしまいました。
本展では有料で音声ガイドの貸し出しをしていて、これを借りたいと思ったのですがお金の持ち合わせがありませんでした(カード等が使用可能かどうかは確認していません。)入館前なのでロッカーまで取りに戻ることはできますが、ちょっと面倒になって借りずに入館してしまいました。
作品の制作背景など知りたかったので音声ガイドを聞きたかったなぁと思いました。

2、カメラ(スマホ)も持っていく
館内は撮影できる展示も多数あります。カメラなりスマートフォンなりを持って行くのもおすすめです。

3、公式サイトを確認しておく
森美術館の展覧会はギャラリートークの動画をYouTubeで公開していることがあります。本展も館長の片岡さんが解説している動画をYouTubeで見ることができるので、事前に見ておくと、より実物を見て楽しめると思います。

以前、美術館関係の方が「日本は印象派の展覧会は盛況になるが、現代美術にはあまり人が入らない。現代美術ももっと知ってほしい」とおっしゃっていました。当社向かいの国立新美術館を眺めていても、印象派の展示のときは(コロナ前ですが)年配の方を中心に連日長蛇の列でした。現代美術のときは若い方がある程度は増えますが、年配の方はぐっと減ります。
「現代美術はよくわからない」という声も聞きますが(自分自身もそういうところもありますが)、もっと気軽に触れてみてはいかがでしょうか。
*美術館はコロナ禍で予約制にのところが多いのですが、「STARS展」は9月19日(土)から事前予約が不要となっています。

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森美術館3Dウォークスルー

2020-06-08 17:12:51 | 六本木探訪
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
緊急事態宣言が解除されて、やはり街の中には人が増えています。その影響か否かはわかりませんが、コロナウイルスの感染が判明した人が増えています。こんな日が続いたらまた街から人の数が減ってしまうのでしょうか。

以前のブログで公共施設の再開について書きましたが、美術館関係はまだ再開に至らないようです。当社向かいにある国立新美術館は6月11日からの再開予定のようですが、この状況ではどうなりますやら。図書館に象徴される本とのアクセスは書店で代替ができます。というより書店が第一の場所ですね。一方、美術関係については美術館が最大のアクセスポイントでしょうから、休館が続いていて欲求不満が亢進されている方も少なくないのではないでしょうか。

というわけで、そんな方にむけて。六本木ヒルズにある森美術館では、コロナウイルス流行以前に開催され、その渦中で会期終了を迎えてしまった『未来と芸術』展が3Dウォークスルー特別展としてweb上で公開されています。さすが森美術館!会場をデジタル化する際のデザイン構成力にはさすがなものがあります。このデザインで定期的にデジタル公開をしてもらいたいものです。
今回のweb特別展は4月28日に公開が開始され、公開終了は6月30日が予定されています。
展示のポイントごとに展示企画者で森美術館顧問(前の館長さんです)、南條史生さんによる動画解説が再生されます。展示の意図を理解する糸口を得ることできて、いつもと違ったアートの体験ができるかもしれません。かくいう私も行こう行こうと思いながら美術館の展覧会には行けなかったひとりなので、このweb公開で大いに楽しませてもらっています。完全無料公開なので、好きなだけ何回でも繰り返し見ることができるのが最高です!
他にも「MAMスクリーン」シリーズの作品も期間限定で公開されていますよ。

まだ街に出て行くのは不安だと思いの方は、ご自宅で最先端のアートにひたってはいかがでしょうか。


グラフィックメイトの社窓から望む六本木ヒルズ。リアルな展示会も待ち遠しい


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『みんなのミュシャ』 みんなも見なきゃ

2019-07-17 10:43:18 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
7月13日から、渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで『みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ    線の魔術』という展覧会が開催されています。
美術史的に紹介すると、アルフォンス・ミュシャはアール・ヌーヴォーを代表する芸術家ということになります。多くの方が、どこかでミュシャ自身の作品をご覧になったことがあるではないでしょうか。
ですが、それだけではなく、その後のグラフィック・アートへ残した多大な影響にグラフィックデザインに携わるものとして深い感銘を受けます。この展覧会でもミュシャの作品の他に、その影響を受けた作品が多数展示されているそうです。「あっ、こんな作品も影響を受けていたんだ」という発見が必ずあると思います。
新しさが求められるグラフィック・アートの“表現”の中に潜む、ミュシャの“線”を探してみてはいかがでしょう。面白いと思います。



『みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ    線の魔術』は2019年9月29日まで渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中です。

ちなみに、角川新書から、『ミュシャから少女まんがへ 幻の画家・一条成美と明治のアール・ヌーヴォー』という本も最近出版されています。


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デザインの仕事をしています

2018-11-15 10:53:05 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
朝晩ずいぶん冷えるようになりましたね。社窓からの風景もすっかり晩秋の装いとなってきました。


▲すっかり秋の風情となった国立新美術館。

以前、ある交流会でお目にかかった方に「デザインの仕事をしています」とご挨拶したところ、「デザイナーさんですか。洋服とかのデザインを?」と尋ねられました。
そうです、デザインっていろいろあるんです。あらためて考えると「デザイン」というのはかなり幅の広い仕事です。
建築デザイン、プロダクトデザイン、キャラクターデザイン、ゲームデザイン、CGデザイン、ウェブデザイン、ファッションデザイン、テキスタイルデザイン、パッケージデザイン、グラフィックデザイン、エディトリアルデザイン、ブックデザイン。インダストリアルデザインやフラワーデザイン、フードデザインというのもありますね。

当社は名前のとおり「グラフィックデザイン」の会社です。グラフィックデザインとはそもそもなにか?
Wikipediaでは、次のように説明されています。

以下、引用----------
グラフィックデザイン(英: graphic design)は、主として平面の上に表示される文字や画像、配色などを使用し、情報やメッセージを伝達する手段として制作されたデザインのこと。
ポスター、雑誌広告、新聞広告、映画・コンサート・演劇・展覧会等のフライヤー(チラシ)、商品のパッケージデザイン、ロゴタイプ(ロゴマーク)など、多岐にわたる。近年では、コンピュータ上で表示されるインタラクティブデザイン、モーショングラフィック、ウェブデザインの中においても、写真や文字のデザイン、配置や配色、アイコン設計などを含むことがある。メディアの多様化により、デザインの中で特に「平面的な媒体表現」を超えた、広義なとらえ方に変化してきている。情報伝達と美術の融合として、展覧会なども行われる。
----------ここまで引用

グラフィックデザインの中にパッケージデザインやウェブデザインも入っていますね。書籍の蔵本設計や装丁、誌面の編集・レイアウトなども行う当社は、ブックデザインやエディトリアルデザインも業務の範疇ですが、それらは入っていないのですね。自分の仕事を一言で説明するのは難しい!

「デザインの仕事」では何をしているのか伝わらない、ということが改めてよくわかりました。
「東京港区のデザイン会社 グラフィックメイト」のキャッチフレーズ、変えないといけないかな…。


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荒木飛呂彦原画展 JOJO!

2018-09-17 10:15:49 | 六本木探訪
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
会社近くに「メルセデス ミー東京(六本木)」というカフェ&ギャラリーがありますが、その外観が夜になるととても目を引きます。


▲夜になるとひときわ目を引くメルセデス ミー東京(六本木)>「JOJO」のウィンドウラッピング

そう、六本木の国立新美術館では「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」が開催されていて、これはそのコラボレーション企画の一つなのです。
この展覧会は完全日時指定制とのことで
「全てのチケットは指定日時ごとの数量限定販売となります(先着順、予定数量に達し次第販売終了)。」

社窓に国立新美術館が見える当社ですが、今回ばかりは「すいてそうだからちょっと見てこよう」とはいかないのは残念。

ちなみにご近所の六本木ヒルズ森タワー・森アーツセンターギャラリーでは「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.3 」を開催中です。こちらは「-2000年代~、進化する最強雑誌の現在(いま)-」ということで、出展作品の中にはもちろん『荒木飛呂彦』の名もありますよ。

秋の三連休、荒木飛呂彦の世界を堪能してはいかがですか。




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巨匠たちのクレパス画展

2018-08-13 11:07:06 | 親子つれづれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
巨匠たちのクレパス画展 〜日本近代から現代まで〜」が東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催されています。中学生の娘が珍しく自分から「この展覧会に行きたい」と言い出したので私も同行しました。


▲「巨匠たちのクレパス画展」東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催中

クレパスなんて子供の画材かと思いきや侮るなかれ。巨匠たちの手にかかるとこんなに豊かな表現ができるのか!とびっくりしました。

そもそもクレパスとは? 
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クレパスは、クレヨンとパステルの良いところを生かした描画材料なので「クレパス」です。クレヨンでもなく、パステルでもない、クレパスだけの描き味があります。
株式会社サクラクレパスのWebサイトより
-----
ということで、株式会社サクラクレパスの登録商標でした(一般名称は「オイルパステル」)。

「巨匠たちのクレパス画展」では、大正から昭和に活躍した巨匠たちの作品を中心に、現代の作家たちのクレパス画も紹介されています。ほかにもクレパスの開発・普及の歴史が紹介されていたり、多色の特別セットの展示もありました。中でも目を引いたのはサクラクレパス創業90周年を記念したクレパス、これはなんと700色セット! 25色ずつがアクリルキューブに入っていていろいろなディスプレイ方法が楽しめるとのことですが、残念ながら我が家に置くスペースはありません…。「クレパス誕生90年記念 90色セット」はもう少しこじんまりしているうえ波型のトレイも素晴らしく、ぜひ手元におきたいセットです。

帰宅後、娘は机の引き出しに眠っていたクレパスを出してきて、重ね塗りや混色、ぼかしなど、見てきた表現方法をあれこれ試して「ほんとにできる!」「こんなことできる!」とクレパスにも絵画にも、あらためて興味をもったようでした。
親娘それぞれに楽しめた「巨匠たちのクレパス画展」、夏休みにいかがですか。




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公立学校美術展

2018-02-16 14:57:35 | 親子つれづれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
現在、上野の東京都美術館で「東京都公立学校美術展覧会」が開催されています。娘の作品が学校から出品されたので、娘とともに見に行って来ました。



デッサンや工作など美術作品を中心に、家庭科、技術、書道なども展示されています。小学生の部と中学生の部に分かれていて、さらに区市ごとに分かれていました。各区市もそれぞれ複数校から出品されています。
小学生の作品は可愛らしく、微笑ましい作品が並んでいました。カラフルな色使いなどはなかなか参考になりました。
中学生の作品では表現力だけでなく技術的にもすばらしいものがあり、「どうやって作るのかしら?」と思うものも。娘に聞くと「これは3年生になったらうちの学校でもやるよ」というものもあり、カリキュラムとして決まっているものではあるようです。制作キットのようなものを学校が用意してくれたりするようですが、小・中学性の頃からさまざまな手法や素材に触れられるのはなんともうらやましいことです。

最近はパソコンでいろいろなことが簡単にできてしまい、かくいう私自身もパソコンで Illustrator や Photoshop を使ってデザインという仕事をしていますが、自分の手を動かし、素材に触って作るということは大切だと思います。
娘にも、自由な発想で表現する力をどんどん伸ばしてほしいものです。




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「キュッパ」

2015-09-14 14:50:27 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
東京都美術館で開催されている「キュッパのびじゅつかん」展に行ってきました。「キュッパ」というのは丸太の男の子。森でいろいろなものを集めてくるのが大好きで、彼の部屋はそういう拾って来た物でいっぱいになってしまいます。それらをみんなに見てもらうように博物館を開いたお話が「キュッパのはくぶつかん」。ノルウェーのオーシル・カンスタ・ヨンセンという人が描いた絵本です。何年か前にこの絵本を読んでいたムスメは「行きたい!」

そのお話をベースにした今回の展覧会は、「キュッパのはくぶつかん」ならぬ「キュッパのびじゅつかん」。会場には「キュッパのはくぶつかん」にありそうな様々な物(ほとんど不要そうなもの)が陳列されています。




ボタン、マツボックリ、クリップ、陶器、瓶、缶、古いカメラ、クレヨン、色鉛筆、ひも、石、コルク、接着剤、石鹸…。中には古い8mmフィルムやフロッピーディスク、テレフォンカードなど、小学6年生のムスメは見たことも無いものもかなりありました。
来場者はひとりひとり箱を与えられ、そこに自分なりの分類でモノを集めて展示するというのが今回のミッションです。

私とムスメもそれぞれに箱を受け取り、まずはどんな分類で集めるかを考えます。ムスメは最初にきれいな色のヒモの束を見つけ「カラフルなものにする!」。会場を何度も行ったり来たりしながら集めたのがこれです。


「小さいものから大きいもの、モジャモジャのもの、
とにかくカラフルなものを集めました」
というムスメの作品

彼女なりに集めたものの配置の仕方を考えたようで、「なかなかのセンスではないか!」と思う親バカ母。
作品は会場に展示されるので、他の人はどんな思いでどんな物を集めたのかを見るのも楽しいです。
単なるガラクタ集めと思うかアートコレクションと見るか。見る側のセンスも問われそうです。




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ぼうしあそび

2014-11-06 15:06:23 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
「フジイとモーリのぼうしあそび」という展覧会に行ってきました。これはフジイさんとモーリさんという、私がとてもお世話になっている二人の素敵な女性のコラボレーション展です。


フジイさんは、布クリエーターとして活躍されていて、四角い布から洋服を作ったりする「折り紙ソーイング」の本なども出されています。今回の展示は四角い布から作った素材もさまざまな帽子たち。丸い帽子、四角い帽子、ケーキみたいな帽子…その数なんと200点!

一方のモーリさんはイラストレータとしてひっぱりだこ。皆さんご存じの女性雑誌や書籍のほか、大手化粧品メーカーの広告などにもイラストを描かれています。今回はフジイさんの帽子を被ったかわいいイラストを中心に展示されています。

フジイさんのおしゃれな帽子とモーリさんのかわいいイラストが見事にマッチングした遊びゴコロいっぱいのコラボレーション展。どうぞ覗いてみてください。




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アラブってどんなところ?

2012-08-14 10:45:31 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
六本木ヒルズ・森美術館で開催されている「アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る」に行ってきました。

これはアラブの現代美術を通じてアラブ世界の今を知ろうというものです。展覧会では「アラブ世界」として私たちが持っているのは西欧の人々が作り上げたステレオタイプのイメージであるとしています。
実際、私自身のもつアラブ諸国についてのイメージはどの国も大差なく、『千夜一夜物語』に出てくる挿絵そのものだったり、あるいは銃とテロリストだったりと、「現実のアラブ」とはほど遠いものでした。

しかしこの美術展にはポップで現代的なイメージの作品あり、生活に密着したピラミッドの姿ありで「アラブ」に対するイメージを一変させる作品がたくさんありました。


アーデル・アービディーン《アイム・ソーリー》
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスこの 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。

「過去のアラブ」を表現した作品の中には、やはり戦争体験に基づいたもの、紛争をイメージした作品もあります。今でも虐げられ抑圧されている人々がいることを、改めて教えてくれる作品もあります。
そういったものも含めて、アラブ世界を知るきっかけを与えてくれた展覧会です。

皆さんもぜひ足を運んでみませんか。




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