グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

お客様のご要望に応えられなかったこと

2022-06-16 14:29:49 | 小さな会社のひとりごと
東京都港区六本木の編集もできるデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
以前、お客様からご依頼いただいたものをきちんと納品できなかったことがあります。
ある団体さんの挨拶状制作をご依頼いただいたときのことです。2種類の挨拶文を印刷し、それを2枚重ねて巻三つ折りにする、というご要望でした。
*「巻三つ折り」についてはこちら→チラシの折り方

ご挨拶の文章をレイアウトし印刷発注するまでは当社が行いますが、印刷や折り加工は印刷会社さんにお願いします。
ところが1枚だけの折り加工に対応してくれる印刷会社さんは多々あるものの、2枚重ねて折るとなると、お付き合いのある印刷会社さんではどこも対応不可。ネットで調べ、対応してくれそうな印刷会社さんがあったので問い合わせてみたところ、対応可能ということなので翌日打ち合わせにいきました。

用紙の選択をし折り方などを確認、後日挨拶状のデータを入稿。2枚の重ね順、折り方を改めて明記してお渡ししたのですが…。
お客様のところに納品されたものは、重ね順が違ううえ折り方も違うものでした。文章が内側になるように、という依頼をしたのに文章が外側になっていたのです。お客様からご連絡をいただいてすぐにお詫びに伺いました。

印刷会社さんに状況説明を求めたところ、「挨拶が書いてある方を上にした」(2種とも挨拶文です)「普通は文章が外側だからそのように折った」というお返事。そして「コロナで時短勤務だから工場への連絡がうまくいかなかった」と。

それらの弁明は全く納得がいきませんでしたが、人は自分の経験から物を考え、判断するんだなと思いました。
 いつもやってるのがこうだから。
 普通はこうだから。
でも仕事においてはお客様のご要望にきちんと耳を傾け、疑問があれば確認する。より良い方法があれば提案する。
そういうことが必要なのではないでしょうか。少なくともグラフィックメイトはそういうスタンスでいきたいと思います。

ちなみにそのときのお客様は社内で折り直しをして発送されました。私が伺ったときはほぼ作業が終わっていてお手伝いもできませんでしたが、「すぐ来てくれて良かった」と言ってくださいました。そして「グラフィックメイトさんのせいじゃないから」と。
それでも当社へご依頼いただいたお仕事ですから、ご依頼どおりのものを納品できなかったのは当社の責任だと思っています。
大変ご迷惑をおかけしたにもかかわらず、今でもお取引いただいていることに心から感謝しております。

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グラフィックメイトでは制作物についてのご相談を受け付けています。挨拶状制作も承ります
オンライン相談は初回無料(30分程度)/メール相談無料。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

●こんなこともご相談にのります。
 パンフレットを作りたいけど原稿が作れない。
 キャッチコピーはどうすればいい?
 アクセスマップ、乗り換え案内を作って欲しい。
 高齢者にも色覚障がいのある人にも見やすくしたい。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。


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