goo blog サービス終了のお知らせ 

グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

年史制作 何はなくとも「期間」と「予算」

2021-11-05 16:10:47 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区の編集もできるデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
グラフィックメイトは年史、記念誌の制作を手がけて54年。さまざまなタイプの年史、記念誌を制作してきました。年史・記念誌の制作でまず考えなければならないのが「期間」と「予算」です。

期間を決める条件には、次のようなものがあります。

・創業からの年数は?
・初めての年史制作か、2回目以降か?
・何年分をまとめるのか?
・総ページ数は?
・資料は整理されているか?


とは言え一般的に大きく影響するのが、年史を配布する記念式典などの日程が決まっている場合です。動かせない締切に向かって、上記の条件をクリアしていく必要があります。
締切がまだ決まっていなくても、できるだけ早い始動を。締切が決まってしまっているなら、一刻も早い始動が必要です。

次に予算です。予算によって、制作できる社史・年史の仕様、部数が決まってきます。
制作工程は次のようなものがありますが、そのうちどこまでを自分たちで行うのか、どこまでを依頼するのかによって費用は大きく変わってきます。

編集、取材、原稿作成、撮影、表・グラフ・年表の作成、
誌面のデザイン・レイアウト、校正、進行管理、印刷、製本

ページ数や、どんな仕上がりの型にするか。判型と言われるサイズの選択や、どのような用紙を使用するかという点も予算に影響してきます。
いくつもの要素が複雑に絡みあっていますので、編集・デザイン会社や印刷会社に見積り依頼をされることをお勧めします。

♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢

グラフィックメイトでは社史・年史・記念誌制作についてのご相談を受け付けています。
オンライン相談は初回無料(1時間程度)/メール相談無料。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

●こんなこともご相談にのります。
 社史年史ってそもそもどうやって進めれば良いかわからない
 ○周年までに制作したいけれど、間に合う?
 社員みんなで作る方法はある?
 社員はあまり関われないけどどこまでやってもらえる?
 社史年史の有効な使い方は?
 他社さんの見積額や進行について適切か知りたい
 
最後までお読みいただきありがとうございました。いいねやフォローをしていただけると嬉しいです。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の 年史制作 に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 記念誌 に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310

年史・記念誌 いつ作る?

2021-10-08 11:05:27 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区の編集もできるデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
グラフィックメイトは年史、記念誌の制作を手がけて54年。さまざまなタイプの年史、記念誌を制作してきました。
年史、記念誌を作るタイミングは企業・組織によってさまざまですが、会社だと30年くらいで制作されるところが多いように思います。30年というと、30代で起業された方なら60代、40代で起業された方なら70代になります。そろそろ社長の交代を考えるころと言えるでしょう。それまでの歩みや創業の思いなどをまとめて、次代に繋ごうというには良いタイミングかもしれません。30年でなくても「社長の交代を機に」ということは多々あります。

一方、業界団体や学会・協会などの組織のトップは社長ではなく理事長などで、任期があります。何期か続けられる方もいますが、トップ交代は企業よりも頻繁なようです。そのためトップ交代のタイミングよりも「●周年」という区切りで制作されることが多いです。同様に市区町村など行政で制作する場合も「●周年」という区切りが多いようです。ときに町村合併を機に、ということもありますね。

ちなみに「周年」とは「●年経った」という状態で、「20周年」だったら「20年経った」ということになります。年数の数え方には「●年目」もありますが、こちらはまだ「経っていない」状態。「20年目」は19年が経過し20周年に向かっているところです。

他にも「引っ越し」「新社屋建設」「社名変更」などもきっかけになります。こういう機会にお取引先などにお配りすると、興味を持って見ていただけるのではないでしょうか。
でも年史や記念誌は●年経ったら作るもの、という決まりはありません。実はできるだけこまめに作る方が営業ツールとしても利用しやすいと思います。3年、5年くらいのスパンで歩みをまとめ、会社案内として、新入社員教育に、と使用すると「活用できる年史」になると思います。

年史や記念誌は「いつ作るべき」という決まりはありません。企業ごとに、組織ごとに、自由なタイミングで歩みをまとめてみませんか?

♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢

グラフィックメイトでは社史・年史・記念誌制作についてのご相談を受け付けています。
オンライン相談は初回無料(30分程度)/メール相談無料。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

●こんなこともご相談にのります。
 社史年史ってそもそもどうやって進めれば良いかわからない
 ○周年までに制作したいけれど、間に合う?
 社員みんなで作る方法はある?
 社員はあまり関われないけどどこまでやってもらえる?
 社史年史の有効な使い方は?
 他社さんの見積額や進行について適切か知りたい
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の 年史制作 に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 記念誌 に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310

年史制作の手順

2021-09-24 11:45:08 | 記念誌・年史のあれこれ

東京港区の編集もできるデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
グラフィックメイトは年史、記念誌の制作を手がけて54年。さまざまなタイプの年史、記念誌を制作してきました。
写真集のような年史、雑誌のような年史、小説のような年史。組織内の多くの方を巻き込んで楽しく作った記念誌もあります。書籍や冊子の形のものばかりではなく、電子書籍やDVDに収録したものもあります。いろいろな形の年史、記念誌がありますが、年史制作の基本的な手順をご紹介します。

1 編集体制づくり、基本方針の検討
  ・社内スタッフを募ったり外部スタッフの採用で編集体制を整えます。
  ・どのような社史・年史にするのか編纂方針を明確にします。

2 スケジュールの作成
 ・刊行予定日から逆算して制作スケジュールを作成します。

3 編集方針決定、仮目次作成
 ・刊行目的などから編集方針を決定し、仮目次を作成します。

4 資料収集、取材
 ・執筆のための詳細資料を集めます。
 ・必要に応じて取材や撮影を行います。

5 素年表作成
 ・執筆や編集の基礎資料となる素年表を作成します。

6 原稿執筆
 ・資料や取材に基づき原稿を作成します。

7 原稿チェック
 ・編纂の責任者に目を通してもらい必要に応じて修正します。
 ・固有名詞や日付などの内容や表現もチェックします。

8 デザイン・レイアウト
 ・決定した文章や写真でデザイン・レイアウトをします。
 ・表紙デザインのほか、グラフや表の作図なども行います。

9 カンプチェック、校正・校閲
 ・原稿のチェック、デザインやレイアウトの確認をします。
 ・一冊を通して内容や日時などの整合性が取れているかなども確認します。

10 印刷・製本・配布
 ・印刷用のデータを作成し印刷、製本を行います。
 ・どのように配布するか、事前に計画を立てておきましょう。

グラフィックメイトでは、お客様のご要望に応じてどの段階からでもお手伝い致します。進行管理やアドバイザーとしてのお手伝いも可能です。
年史や記念誌は「こうであるべき」という決まりはありません。最近ではマンガやイラストなどビジュアル重視のものも増えています。「老舗企業が作るもの」「大会社が作るもの」と思い込まず、「我が社らしい」年史、記念誌を作ってみませんか。

♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢

グラフィックメイトでは社史・年史・記念誌制作についてのご相談を受け付けています。
オンライン相談は初回無料(30分程度)/メール相談無料。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

●こんなこともご相談にのります。
 社史年史ってそもそもどうやって進めれば良いかわからない
 ○周年までに制作したいけれど、間に合う?
 社員みんなで作る方法はある?
 社員はあまり関われないけどどこまでやってもらえる?
 社史年史の有効な使い方は?
 他社さんの見積額や進行について適切か知りたい
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の 年史制作 に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 記念誌 に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310

小さな組織の社史年史

2021-09-21 11:11:53 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区の編集もできるデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
知人の飲食店が創業100年を超えると聞きました。コロナ禍にも関わらず行列のできる人気店、自ら発信しなくても毎日のようにお客さんがSNSやブログで紹介してくれます。メニューや値段、お店の雰囲気もバッチリわかります。でも創業100年の歴史については誰も語らない。いえ語れないですよね、お客さんは。
100年の歴史を語れるのはそのお店(企業・組織)の人だけ。家業として100年続いているのであれば、まさに家族・親族にしか語れない歴史があるはずです。

学校とか大企業といった大きな組織であれば、取引先、場合によっては自治体などがその組織の歴史の一端を記録していることもあります。でも小さな組織はなかなか外部に記録されていません。自分たちで記録を残しておかないと、50年100年経ったとき、創業や組織の発端について何も分からなくなってしまう可能性があります。
社長さんの自分史でもかまいません。いえ本という形にしなくても良いのです。人が見てわかるような文章にまとめて、できれば写真も添えて保存してあれば、今後のための有効な資料となります。

小さなお店や小さな会社でもきっと伝えていきたいこと、伝えていくべきことがあるはずです。小さな組織こそ自分たちで記録を残しておきませんか。

♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢

グラフィックメイトでは社史・年史・記念誌制作についてのご相談を受け付けています。
オンライン相談は初回無料(30分程度)/メール相談無料。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

●こんなこともご相談にのります。
 社史年史ってそもそもどうやって進めれば良いかわからない
 ○周年までに制作したいけれど、間に合う?
 社員みんなで作る方法はある?
 社員はあまり関われないけどどこまでやってもらえる?
 社史年史の有効な使い方は?
 他社さんの見積額や進行について適切か知りたい
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の 年史制作 に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 記念誌 に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310

歴史の記録、だけじゃない

2021-07-16 12:13:49 | 記念誌・年史のあれこれ

東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
当社は編集もできるデザイン会社です。編集とは材料を取捨選択して制作側の意図や読み手(閲覧者)の視線などを考えてまとめること。それを図や写真を挿入したり、難しい説明をフローチャートやグラフなどでビジュアル化してわかりやすくし表現することが「デザイン×編集」です。あなたのビジネスをデザインと編集の力で加速しましょう!

当社は社史・年史制作を手がけて50余年。大手企業様の100年史なども制作してきました。
その一方で中小企業様の10年史、20年史なども手がけています。
社史・年史というと「何十年も続いた会社のもの」「何百人も社員のいる会社のもの」と思われがちですが、決してそんなことはありません。そもそも社史・年史は何のために作るのでしょうか?
「企業や組織の活動の記録」と意味合いもさることながら「企業や組織の事業内容を理解してもらう」という会社案内のような役割を持たせることもできます。これはクライアントさんだけでなく新入社員に向けても会社を知ってもらう良い資料となります。
また制作に多くの社員が参加すれば、会社への関心が深まり、組織の一員としての自覚も生まれることでしょう。若い社員たちのアイデアを大いに取り入れることで、型にはまらないユニークな社史年史ができるかもしれません。実際にイラスト満載の社史、マンガで読む社史などもありますよ♪
そうしてできた社史年史は、PRツールとしても力を発揮してくれることでしょう。

取引先様や金融機関への会社案内として。社員教育の資料として。社員としての自覚を高めるために。企業活動のPRツールとして。
歴史の記録だけじゃない、未来のための社史年史。
50年企業、100年企業を目指す企業さん、まずは手始めに5年史、10年史から始めてみませんか?

 
♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢

グラフィックメイトでは社史・年史・記念誌制作についてのご相談を受け付けています。
オンライン相談は初回無料(30分程度)/メール相談無料。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

●こんなこともご相談にのります。
 社史年史ってそもそもどうやって進めれば良いかわからない
 ○周年までに制作したいけれど、間に合う?
 社員みんなで作る方法はある?
 社員はあまり関われないけどどこまでやってもらえる?
 社史年史の有効な使い方は?
 他社さんの見積額や進行について適切か知りたい
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の 年史制作 に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 記念誌 に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310

顔写真の傾き

2021-07-05 11:10:10 | 記念誌・年史のあれこれ
東京都港区六本木のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
当社は編集もできるデザイン会社です。編集とは材料を取捨選択して制作側の意図や読み手(閲覧者)の視線などを考えてまとめること。それを図や写真を挿入したり、難しい説明をフローチャートやグラフなどでビジュアル化してわかりやすくし表現することが「デザイン×編集」です。あなたのビジネスをデザインと編集の力で加速しましょう!

印刷物やWebに掲載する写真は、最近はスマホ撮影したものを提供されることも増えました。プロの撮影ではないので人物写真で体が斜めになっていることもしばしばです。
それをそのまま使用すると、少々違和感を感じる場合があります(写真①)。そんなときはできるだけ顔の中心が垂直になるように、肩の位置が水平になるように、調整するときちんとした印象になります(写真②)。
一方、写真ごと傾ける(写真③)と、アクティブさや動きを感じられるようになったりします。インパクトのある誌面にするため、あえて傾けて掲載することもありますね。


▲傾き方によって印象が変わります

社史や年史では歴代トップの方々の写真を整然と掲載することが多いですが、上手に傾きを取り入れると、親しみを持てる誌面になるかもしれませんね!

♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢

グラフィックメイトでは社史・年史・記念誌ほか制作物についてのご相談を受け付けています。
オンライン相談は初回無料(30分程度)/メール相談無料。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

●こんなこともご相談にのります。
 社史年史ってそもそもどうやって進めれば良いかわからない
 ○周年までに制作したいけれど、間に合う?
 社員みんなで作る方法はある?
 社員はあまり関われないけどどこまでやってもらえる?
 社史年史の有効な使い方は?
 他社さんの見積額や進行について適切か知りたい
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の 年史制作 に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 記念誌 に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310


デザインと編集で御社のビジネス加速します

2021-05-31 10:52:35 | 記念誌・年史のあれこれ
東京都港区六本木のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
当社は編集もできるデザイン会社です。


デザイン×編集で御社のビジネス加速します


「デザイン×編集」とは、材料を取捨選択して制作側の意図や読み手の視線などを考えて図や写真を挿入したり、難しい説明をフローチャートやグラフなどでビジュアル化してわかりやすくしたりすることです。それにより効果的な誌面構成し、御社のお客様に伝わりやすいニュースレターや広報誌を制作します。50年余年にわたって社史・年史、周年記念誌など制作を手がけてきたのも当社の編集力なればこそ。
デザインと編集で御社のビジネス加速します!


グラフィックメイトでは社史・年史・記念誌制作についてのご相談を受け付けています。
オンライン相談は初回無料(30分程度)/メール相談無料。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

●こんなこともご相談にのります。
 社史年史ってそもそもどうやって進めれば良いかわからない
 ○周年までに制作したいけれど、間に合う?
 社員みんなで作る方法はある?
 社員はあまり関われないけどどこまでやってもらえる?
 社史年史の有効な使い方は?
 他社さんの見積額や進行について適切か知りたい
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の 年史制作 に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 記念誌 に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310

2つのタイプの座談会

2021-05-21 12:01:45 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
当社は社史・年史、記念誌を制作して55年。100年越えの企業さんや行政さんの社史制作をさせていただくこともあります。通常は20年史から50年史くらいのご相談が多く、「初めてだからどうしたらいいかわからない」というお声を聞きます。そんなとき座談会の開催は有効です。
座談会といっても2つのタイプがあります。

1、掲載を前提とした座談会
2、「合同取材」的な座談会

1は発言者を明確にし、それぞれの立場から考えや意見を述べてもらう形で、「座談会」というとこの方法をイメージされることが多いでしょう。名前や肩書き、プロフォールなどとともに写真を掲載したりして、個人を特定できる誌面デザインにすることが多いです。
過去についての座談会はもちろんですが、企業や組織の現状や今後の見通し、あるいは未来や夢を語るテーマに有効です。

一方の2は、過去の出来事に対して事実関係や年代の事実確認などをする意味合いが強く、個人を前面にに出すわけではありません。複数の人から一緒に話を聞くことで、各人の記憶の齟齬が解消できたり別の視点からの話が聞けたり、時には「今だから言える話」が出てくることもあります。
年史の「本文」を裏付ける、深掘りする、などの効果があり、過去について書く場合はとても有効で、誌面には「座談会」の形では掲載しません。

2つのタイプの座談会、上手に使い分けてみてください。


でも「座談会はどうやって開催するの?」という方!
  ↓
グラフィックメイトでは社史・年史・記念誌制作についてのご相談を受け付けています。
オンライン相談は初回無料(30分程度)/メール相談無料。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

●こんなこともご相談にのります。
 社史年史ってそもそもどうやって進めれば良いかわからない
 ○周年までに制作したいけれど、間に合う?
 社員みんなで作る方法はある?
 社員はあまり関われないけどどこまでやってもらえる?
 社史年史の有効な使い方は?
 他社さんの見積額や進行について適切か知りたい
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の 年史制作 に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 記念誌 に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310

年史制作の期間と費用

2021-05-11 15:04:45 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
当社は社史・年史、記念誌を制作して55年。100年越えの企業さんや行政さんの社史制作をさせていただくこともあります。通常は20年史から50年史くらいのご相談が多く、「初めてだからどうしたらいいかわからない」というお声を聞きます。その中で最も多いのが次の2点のご質問です。

1、制作期間はどのくらいみればいいの?
2、費用はどのくらいかかるの?

これはお客様の方でどこまでのご準備ができているか/できるか、に大きく左右されます。

1、制作期間
・「いつまでに作りたい」というご希望があるか。
・周年記念で式典などの開催を予定している場合、式典も掲載したいか、式典に配布したいか。
・社内で制作に関われる人数はどのくらいいるか。
・どのような社史・年史/記念誌を作りたいか。
書籍のような文章中心
写真集のようなビジュアル中心
マンガでストーリー仕立て
みんなで作る社員参加型
詳細はWebで!Webとの融合型
…ほかにもいろいろありますね!
 
2、費用
・過去の社内資料がどの程度、どのように保管・管理されているか。
・社内報や広報誌、あるいはニュースレターなどを定期的に発行しているか。
・月報、年報などは作成しているか。
・画像データも含め、素材はデータ化されているか。
・まとまった資料がない場合や素材がデータ化されていない場合、資料まとめや原稿作成、素材のデータ化などは社内で行うか。

こういったことは組織ごとに状況が違います。
作りたい年史/記念誌によって、あるいは素材の状態によって、関わる人数によって、期間も費用も変わります。
そして場合によっては制作の依頼先が変わってくる場合があります。

もうひとつ、最終的に社史・年史/記念誌をどう「使いたいか」。
これがしっかり決まっていれば「どのような社史・年史/記念誌を作りたいか」の方針も決めやすくなります。

「じゃあ、こんな場合の期間や費用を教えて」という方!
  ↓
グラフィックメイトでは社史・年史・記念誌制作についてのご相談を受け付けています。
オンライン相談は初回無料(30分程度)/メール相談無料。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

●こんなこともご相談にのります。
 社史年史ってそもそもどうやって進めれば良いかわからない
 ○周年までに制作したいけれど、間に合う?
 社員みんなで作る方法はある?
 社員はあまり関われないけどどこまでやってもらえる?
 社史年史の有効な使い方は?
 他社さんの見積額や進行について適切か知りたい
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の 年史制作 に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 記念誌 に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310

表記の統一

2021-02-22 18:35:01 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
「表記の統一」について、作家さん、編集者さん、校正者さんなどそれぞれの立場でTwitter上に意見が出ていました。
当社はデザイン会社ですが、社史年史や記念誌などでは編集者としての役割もさせていただくことが多々あります。組織の規模などによって執筆者はさまざまなで、プロのライターさんに頼むこともあれば、社内で寄稿を募る場合もあります。ただいずれの場合も最初に表記の方針を決めておくようにおすすめしています。



業界用語などでは送りがな一つにも使い方に決まりがあったり、時には時代による変化があったりもします。そのため校正するときも「表記の統一!」とばかりに一様に直してしまわないよう、一覧表などにして校正の方へ申し送りするようにします。特に決まりのない一般的な表記については「●●新聞の用語の手引き」などを一つの指標として決めておきます。
寄稿文については寄稿者の原文どおりを基本とし、誤字脱字が疑われる場合は寄稿者に確認するようにしています。

今は多くの方がパソコンで文章を書く時代。単なる入力ミス・変換ミスなのか、意識を持って使っている表記なのか。
書き手の気持ち、読み手の読みやすさ。どちらも大切にしたいと思います。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の 原稿 に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 広報誌 に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 年史 に関する記事一覧



good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310

紙でも作ろう!【社史・年史の資料編】

2020-12-14 10:32:25 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
年史制作のご相談をいただきました。本編とは別に資料編も制作予定ですが、資料編はCDにしたい、というご希望です。


CDやDVDには
・膨大な資料をコンパクトに収録できる
・検索できる
・拡大して閲覧できる
…などさまざまなメリットがあります。

一方で
・CD / DVDのドライブが付いていないパソコンも増えている
・CD / DVDが将来にわたって閲覧できるメディアであるか疑問
・読者(閲覧者)の環境やスペックによっては見られない
・積極的な興味がないと視聴されにくい
などのデメリットもあります。

紙は紀元前から使われており、グーテンベルクの時代の書籍を今も閲覧することができるのです。それは特別なデバイスが不要であり、長期保管が可能だからでしょう。そして手元にあるときに誰でも気軽に開けるのは紙媒体、書籍です。

デジタルメディアならではの利便性、紙媒体ならではの保管性。長く残したい社史・年史・記念誌、ぜひ紙媒体でも制作しませんか?

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の 社史制作 に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 紙媒体 に関する記事一覧





good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310

「,」(コンマ)と「、」(テン)

2020-06-22 11:32:47 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。当社ではデザインだけでなく冊子や書籍の編集もお手伝いすることが多々あります。
記念誌や年史、ときには広報誌でも、外部の方に寄稿をお願いすることがあります。寄稿いただいた文章は、基本的には執筆された方に文責がありますが、誤字脱字など修正させていただいたほうが良い場合もあります。しかし「あきらかな間違い」であればともかく、「何らかの意図があるかもしれない」という場合もあるので注意が必要です。

以前、ある団体さんの年史に寄稿いただいた文章で、読点に「,」(コンマ)を使われている方がいました。全体の統一を図りたいということで編集部の方が「、」(テン)にしたところ、【公文書表記の仕方に横書きは、「,」と「。」とするとなっている。】ということで「,」を使用すべしとお返事があったそうです。
最近、同じような寄稿文があったので、あらためて公文書表記の仕方について調べてみました。


▲コンマとテン。どちらを使いますか


「公用文作成の要領」は、昭和 27 年 に当時の内閣官房長官が通知したものだそうで、文化審議会国語分科会が見直しについて検討を行ってきたそうです。「今後、具体的な検討が必要と考えられる課題の一つとして挙げていたもの」とのことで、現時点では令和1年11月8日付けの【「公用文作成の要領」の見直しに関する国語課題小委員会の検討状況(案)】というのが最新のようです。(より新しい情報があれば教えてください!)
これはまだ「案」であり確定したものではないのでしょうが、これからの文章作成の参考になると思います。
この案では以下のような記載がありました。

ーー以下引用(p2 表記の実態を踏まえた対応)ーーーーー
現在行われている日本語表記の実態を踏まえた対応が必要である。 例えば、左横書きの公用文における読点には、「,」(コンマ)を用いることとされ てきたが、実際の社会生活においては、「、」(テン)が用いられることが多い。各府 省庁においても、一部を除いて「、」が用いられているという実態がある。国語分科 会は、今後、公用文での横書きの読点においても、原則としては「、」を用いること としてはどうかと考える。(ただし、これまでの経緯を踏まえ、必要に応じて「,」を 用いることもできるようにし、欧文等を含む場合を除き、一つの文書の中で、「、」と 「,」が混在しないよう留意する。)
ーー引用ここまでーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーー以下引用(p21 Ⅱ-5 符号の使い方 (1)句読点や括弧の使い方)ーーーーー
句点には「。」読点には「、」を用いる。横書きでは、読点に「,」を用いてもよい
横書きの読点においては「、」と「,」とが混在しないように留意する。また、学術的・専門的に必 要な場合等を除いて、句点に「.」(ピリオド)は用いない。欧文では「,」と「.」を用いる。

ーー引用ここまでーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これを見る限り、最近では公文書においても「、」のほうが主流となりつつあるようです。
今回の寄稿文でも「,」を他の寄稿者とそろえて「、」にさせていただきたいとお願いすることになりましたが、さてお返事はいかに?

文章の書き方ひとつでも時代によって変わってくるんですね。
当社も過去の経験だけにとらわれず、世の中の変化にもアンテナをはって、アドバイスをしていきたいと思います。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の 原稿 に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 広報誌 に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 年史 に関する記事一覧



good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310

使い勝手のよい原稿

2020-06-16 15:05:35 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
娘の高校のPTA広報部に参加し、今学期の広報誌制作をしています。今年度最初の広報誌、メインテーマは「先生紹介」。先生と過ごす時間の少ない1年生や、保護者会もひらけず担任の先生のお顔もわからない!という保護者に向けて、例年以上に大役を担う号となることでしょう。
デザインは外部のデザイナーさんにお願いするので、掲載事項の収集・整理とデザインラフの作成が主な仕事です。先生方の受け持ちのクラス、指導教科、担当の部活動などを、デザイナーさんが使いやすいようにExcelにまとめていきます。
Excelデータは入力する人や引継ぎデータによって、英数字や記号が全角だったり半角だったり、姓名の間のスペースがまちまちだったり、と不統一な箇所があります。名前のふりがなを関数で指定されているところもあり、デザイン用の原稿としては使いにくい状態だったので修正していきます。

広報誌だけでなく、社史や年史制作においてもこういったデータ整理が欠かせません。歴代の経営陣を掲載するような場合など、掲載事項を明確にして、それぞれをどういう形式で入力していくのか。関数などアプリケーションの機能に頼りすぎていると、データの使い勝手が悪くなることもあります。
使い勝手のよい原稿だとデザイナーはデザインに集中できるので、よりよいデザインをご提案できるはずです。




【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の 原稿 に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 広報誌 に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 年史 に関する記事一覧



good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310

「あってはならないミス」を防ぐ

2019-06-17 11:19:56 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
先日、『東京都のウェブサイトで、児童虐待防止を啓発するマスコットキャラクターの紹介文が「児童虐待推進キャラクター」と、「防止」の文字が誤って抜けていた』というニュースをやっていました。ご覧になった方もいらっしゃることでしょう。


▲「OSEKKAIくん」の紹介文部分の「防止」が抜けていた

「あってはならないミス」としてニュースで取り上げられていましたが、こういうミスは実は意外とあるものです。
今回ほどの大問題とまではいかないまでも、メインタイトルや重要人物の名前・肩書きなど「間違えてはいけない」ところの間違い。こういうミスは、校正する人が多い時ほど生じやすいように思います。「大事なところだからみんなが確認しているはず」「重要人物だから誰かがチェックしているはず」という気持ちを、無意識に持ってしまっているのではないでしょうか。

多くの人がチェックすることは校正の精度があがり間違いを見つけやすくなる一方、どこかで人任せになってしまうこともあります。人数が多いときは漫然とみなが同じように校正するのではなく、注力する点を分担するという方法もあります。例えば…
●原稿作成者や発行者として確認するチーム/元の原稿とのひき比べをするチーム/一般の読者・閲覧者の視点で見るチーム
●見出しを中心に確認するチーム/本文の誤字脱字を確認するチーム/内容の齟齬を確認するチーム

社史や年史などの場合は
●年号を確認するチーム/その時点での肩書きや人名を確認するチーム/本文と年表との整合性を確認するチーム

といった分担も有効です。
「チーム」の人数が多いとそれはまた「人任せ」が発生しかねないので、注力項目を細かく分けて一人一人の責任を明確にする、というのもポイントです。
一人一人が責任を持って校正し、「あってはならないミス」を防ぎましょう。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の「ミス」に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
広報誌・社内報の制作ならグラフィックメイトへご相談ください
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310

平成史④ 平成元年の思い出

2019-04-08 12:41:07 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
平成という期間を思い返す時に、私にとってその始まりに刻印されているのが手塚治虫さんが亡くなったことです。
手塚治虫さんといえばコミックの世界の第一人者、巨匠という評価は定まっていましたが、新しい作品が一世を風靡するというようなことはなくなっていました。マニアが追いかけるという作家になっていたのではないでしょうか。かく言う私も新連載を必ず追いかける読者ではありませんでした。
それでも子どもの頃からテレビアニメやコミックスで親しんでいたので、平成の世には手塚さんの新作が読めないのだと思うと、少なからずショックを受けました。
既に平成という元号に変わっていたものの、体感として残っていた昭和の残滓が一気に流されてしまった気がしました。時代の区切りをクッキリと感じた瞬間です。


手塚治虫さんが住んだ雑司が谷

皆さんが『昭和の終わり、平成の始まり』を感じた節目には、どんな事がありましたか。皆さんの『平成の始まり』を残しましょう。あなたの『平成の始まり』を書き始めてください。その折には当社がお手伝いいたします。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の「平成史」に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の「年史制作」に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
年史や社史の制作ならグラフィックメイトへご相談ください。

「見えにくい」をなくしたいグラフィックメイト


ニュースレター、広報誌の制作ならグラフィックメイトへ https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310