富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

金牡丹黄縞

2019年05月14日 | 金牡丹






3年ほど前に交換会で入手。
相当の陰作りと見えて葉も根も細く
果たして出来るかなとも思いましたが柄の良さに惚れて落札しました。

葉数は結構あったもののこちらとは真逆の環境だったようで
1枚、また1枚と焼け落ち前作の葉は3枚残すのみとなりました。
そしてこっちに来てからは年1枚の葉繰りだったようです。
それでも何本か付いていた仔がようやく外せるようになりました。







この木が元親ですが新たな仔が出ています。






縞はありそう。









外した仔の方はまだ小さいですが柄は最上かも。






出てきた仔も良い感じです。

そういえば昔、金牡丹の作が苦手だったことを思い出しましたが
それに懲りずに月笙やこれなど危ない橋を渡ること2度3度。
再生するのに時間はかかりますが何となく味を占めつつあったりします。
これも何とか枯れないよう育てて、また作上がりした姿をしたいものです。

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新南海

2019年05月13日 | 




あれから半年。
ウチの棚環境では縞はともかく
柄が浮き出るタイプの品種はほとんどがパッとしません。

しかしそんな環境がこの新南海には幸いしているのでしょう。
それなりに日は採っていますので姿は引き締まり
勢い良く伸びた天葉は黒々としています。









金孔雀のような後冴えの乗り斑にプラスして切れの良い虎斑の2芸品ですが
乗り斑は中斑状に出るというきめ細やかさ。

たぶん日に当てないとこの芸は現れないと思いますが
本芸させるとなかなかどうして綺麗なものです。

南海雪虎はあいにく持ち合わせていませんが
果たして同じような芸をするのか並べて比べてみたいと思うようになりました。

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大波青海の縞

2019年05月12日 | 縞物






あれから1ヶ月ちょっと。
ビロ~ンと延びたかに見えた天葉でしたが
折れ下がって落ち着くところに落ち着けば違和感もなさそう。







次の天葉も上柄っぽく出てきました。
これで左右同じくらいの長さになってくれれば
作上がり風のしっくりした姿になります。









派手仔を外して植え替えましたが早くも反応が・・・。
次はちゃんとした柄の仔で出てくれるのでしょうか。

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土佐錦

2019年05月11日 | 縞物






あれから1年と3ヶ月。
派手気味な葉がポロポロと落ち、結局残ったのはこれ1本のみです。
これでも十分派手ですから行く末は心配ですが
覆輪柄で落ち着いてくれればまだ望みはあるのかもしれません。







仔は縞柄。
墨が強く出たためかなかなか大きくなってくれませんが
棚ではこれしかない貴重な1鉢ですから
最上級の待遇で大切に育てようと思っています。

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萩宝扇

2019年05月10日 | 萩宝扇
昨日の出来事。
家の裏手にコールタールの入った一斗缶が置いてありました。
中身はほぼ空でしたが長年風雨にさらされて底が腐り
少し残っていたコールタールが土の上に漏れ出ています。

ところでウチのミケのサクラは外遊びが大好き。
庭や畑を駆け回っています。
そしてまさかとは思いましたがピンポイントの場所にある
その漏れ出たコールタールを足で踏んじゃいました。

人も猫も得てして同じようなことをやってしまうものです。
さすがに匂いがきつく舌で舐める気にもならない様子でしたが
そのままにもしておけず洗うことに。

お湯を張ったバケツを2つ用意して洗剤で洗おうとしましたがこれにも困難を極めました。
足をつかんでお湯の中に入れられるのが嫌なのでしょう。
最後は下半身にバケツごとお湯をかけて終了です。
そんなことをされても人嫌いにはならないようでかわいいものです。









さて、萩宝扇はあれから5ヵ月。
他と比べて立ち上がりが遅く新根も出ないなあと思っていましたが
知らない間にあちこちからちょろちょろ新根が出始めていました。
でもまだちょっと太さが足りない感じ。

予定では仔に仔を生じてあっという間に大株になってくれるはずでしたが
その道のりはまだまだ遠そうです。







それでも昨年出た仔からも新根が出ていますから
これが数年後には効いてきそう。

環境を急変させないよう気を付けて
更なる株立ちを目指したいと思っています。








こちらはせっかく上から出た仔でしたが
親木が力不足だったのでしょう。









仔から出た根が短いままで止まってしまいました。
それに伴い成長もゆっくりに。
ハイスピードの成長と仔沢山の目論見はついえましたが
とりあえず植え替えを済ませて6月ぐらいから始まる
第二の生育期に備えています。

そういえば他の木も新根がだいぶ長く伸びて継ぎ目からのポロリがなくなりました。
まだ春の植え替えを済ませていないのがたくさんありながら
2度目の植え替え期を迎えています。






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白天晃

2019年05月09日 | 縞物






あれから1年と8ヵ月。
本来は本斑なのでしょうがぼぉ~とした虎斑状の柄が
季節によって冴えたり沈んだり。







インパクトはイマイチながら
柄の冴えた時期にはそれなりに鑑賞にも耐えられます。









でも、一番の見どころはやはり新根の色でしょう。









象牙色に光り輝きながら怪しく伸びる様はインパクトも強烈。
他に類を見ない魅力を持っています。

そんな新根もちょぼちょぼ出るだけじゃ寂しすぎます。
やはりドバーッと出た根を鑑賞するには大株仕立てに限ります。
そして近頃は株分けして売る意欲の失せるお値段みたいですから却って好都合。
これも株の形としてはちょっとカッコ悪いものの割らずに楽しみたいと思います。

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至楽

2019年05月08日 | 至楽






あれから1ヶ月ちょっと。
真っ白にわずかに松葉を散らした天葉が出てきました。
この柄で良く普通に生育しているものと感心してしまいます。

ただ、花芽が付かないのはいいとして次の仔出しの兆候さえありません。
結構これでぎりぎりの生活をしているのでしょう。







新根はルビー根が1本。
泥根が出てくれれば木勢も向上しまた違った景色を見れるのでしょうが
こればかりは蘭にお願いするしかありません。









となれば先々泥根が出てくれそうなこの仔が頼りです。
この仔を足掛かりに増やして一枠10鉢ぐらい並べてみたいものです。
今のところ至楽といったらこの柄のみですが
縞から別のパターンの柄が出てくれたら面白そう。
たくさんあっても決して邪魔になったり飽きたりしない品種ではあります。

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錦織

2019年05月07日 | 錦織






あれから7ヵ月。








仔の柄はまだ真っ白なままです。
そういえば親木の天葉付近も柄は白さを残したまま。
ただ、根は薄いピンクで濃いルビー根にはなっていません。
そんな生育環境なのでしょう。

思えばあの頃は濃いルビー根がきれいでした。
姿もコンパクトに仕上がり無理やりプラス1芸させているような気もします。
だた、天葉の柄の冴えはイマイチでした。
一長一短あるのでしょうが今では以前の作に戻すのはスペース的に無理となりました。









地味な覆輪の方ですが









ハデ柄な仔、三兄弟のうち長男と三男は親木と同じ地味柄に戻りました。







ただ、間に挟まれた次男はまだやんちゃしているようです。

どれが良くなるのか予想はできませんが
幸い、親木は泥根しか出ておらず生育は旺盛。
この仔達もすぐに大きくなってそれぞれに仔が付いてくれるでしょうから
その時の柄の様子を楽しみに待ちたいと思います。

今記録しておかないと稚葉の柄がどうだっけとかすぐに忘れちゃいますので
忘備録のつもりのでした。

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建国の縞

2019年05月06日 | 建国の縞






あれから1ヶ月半。
入手時はおろか前の天葉まで多分に後冴え柄の性質がありましたので
今の天葉のように柄が冴えわたるとは想像すらできませんでした。











それだけ澄んだ柄で天葉は伸びています。
建国にはまだこんな木があったりするんですね。







仔は後冴え柄の性質を踏まえているのかこれから一段の冴えが期待できるような雰囲気。







ただ、ルビー根はこれぐらいで止まってしまいました。
他の建国の縞とは斑の性質が違うのかもしれません。
上で中透け芸になっていますから
先々は根も全部こんな感じで出るのかなという心配も。

いずれにしろ先の予測がつかない謎の多い木は
見ていて飽きない魅力を秘めています。

こんな出世する木に巡り合うコツはというと
一言で言えば値切らずに買うこと。

昔は更に自主的にお金をプラスして買っている方もおりましたが
そこまでの修業はまだできておりません。

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スーパー八千代

2019年05月05日 | 建国の縞






あれから7ヶ月。
ちょっぴり期待していましたがやはり天葉に本斑は見当たりません。
ならば下葉の柄のある所から仔を期待したいものですが
古木なだけに超ハイレベルな運が必要です。
しかもパイナップル芽ですでに運を使っていますし~









そのパイナップル芽はここにきて急に成長を始めています。
稚葉1枚にも1個のアタリが潜んでいますから
この仔が成木になった日にはバンバン仔が出てくれる・・・かも。
でも、もっと柄があったら面白い仔も出るのでしょうけどこれではね。








古根からの継根が外へ溢れるくらいですから鉢の中ではぐるぐる巻き。
元気が取り柄だけにならなきゃいいけど。

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羆B

2019年05月04日 | 






あれから1ヶ月ちょっと。









次の天葉が顔を覗かせました。
急に柄が崩れることも稀にはありますからいつもドキドキですが
ひとまずこれが伸び切るまでは一安心です。









仔も成長が早くなってきました。
若干派手気味の感もありますがこれぐらいならすぐに柄が戻ってくれるはず。







植え替えたら古根が2本落ちていました。
でも、新根がそれをカバーしてくれるでしょう。

昨年はちょっと早く外棚に出しすぎて寒さに当ててしまい
新根が止まって慌てふためきましたが
さすがに今回同じ轍は踏まないとしたものです。
根が良くできてくれれば昨年以上の成育ぶりを見せてくれるでしょうか。

* 追伸  ご要望が多々ありましたので今年最後となりますが
     またヤフオクに出品させていただきました。
     ご覧いただければ幸いです。

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建国の縞(後冴え柄)

2019年05月03日 | 建国の縞




あれから1年半。
建国の縞の後冴え柄でいくらハデ柄でもルビー根は出ないタイプです。
あの覆輪とは兄弟木だったりします。

芯痛になった派手な仔から何故か7本も仔が吹きました。
転んでもタダでは起きないという性格ではないはずですが
たぶん日頃の行いが良いせいなのでしょう。

それはともかく以前は後冴え柄のため柄は不明でしたが
その柄もようやく明らかになってきました。







思いっきりハデ柄が4本でした。
やっぱり日ごろの行いは良くないかも。









でもその柄が不思議な色合い。
赤みを感じる山吹色で風蘭の柄ではあまり見ない色です。

ハデなままなら枯れちゃうでしょうが
大仔からは紺縞が出てきましたのでちょっと見込みはありそうです。







その他、柄がなさそうに見える仔にも
葉の中ほどに縞が入っていたりしますのでこちらも楽しみはありそう。

それにしてもこんなに仔がごちゃごちゃですからいずれは株分けするのでしょうね。
地味柄は外したいしハデ柄は外せないしとなれば
複雑すぎて考えるとめまいがしそうです。

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建国殿(全斑)

2019年05月02日 | 建国殿




あれから10ヵ月。
葉繰りは2枚でしたが姿はそれほど変わらず。
ただ斑色は若干紺地を増している感じです。
全斑ではありますが季節や環境によって建国殿の斑の色の移り変わりが
ダイレクトに味わえるということは取り柄かもしれません。

また、昨年は外棚で伸ばした根ですからきれいなルビー根でした。







今年はまだ蘭舎の中。
根の色もこれだけ違います。
それでも立ち上がりが早かったせいか長さは昨年以上です。











こちらは2本仔付きの方。






同じく根の色は薄いのですが
もうしばらくして外棚に出せば濃くなってくれるでしょう。







久々にアタリが顔を覗かせました。
たまには中透けの仔も出てくれるらしいので
こんなアタリを見る度にちょっとだけ期待してしまいます。

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建国殿

2019年05月01日 | 建国殿
さて5月。
ご機嫌なお天気が続きます。
蘭舎の中は最低14℃で暖房、最高26℃で換気扇を作動させています。
一番生育の活発な初夏の気候をコーディネートしていますので
その旺盛な成育ぶりを見るのが楽しみ。
蘭舎に入ったら最後、数時間は捕まってしまいます。
時の過ぎるのがあっという間の異次元空間ではあります。

5月になって時代も令和に移り、世の中は盛り上がっていますが
富貴蘭界もそれにあやかり盛り上げていきたいものですね。











こちらはあれから10ヵ月。
Mさんから頂いた建国殿ですが








偏り気味だった柄が天葉で元に戻りました。
まずはめでたしめでたし。

ただ、仔を成長させるための力が不足だったのでしょう。
しばらくフリーズ気味でしたが









春になってようやく1本動き出しました。
きれいな紺覆輪中透けです。
固定性も上々のようです。







しかしこちらはまだ動きが止まったまま。
動き出すか枯れるかギリギリといったところでしょうか。
何とか持ちこたえてほしいものです。







そうこうしているうちにもう1本アタリが動き出しました。

数年後には左右に仔を従えたかっこいい株になっているのでしょうか。

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