富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

天晃殿

2017年09月15日 | 縞物



あれから5ヵ月。
しばらく植え替えもしていませんがご機嫌そうです。
あまり栽培に気を使わない木というのも見ていて何やらほっとします。
ただ親木は細縞が万遍なく散るコートメ最上ですがちょっと華やかさには欠けるようです。







それでもそんな木からは上柄な仔が出るもので
またちょっと雰囲気が良くなってきました。

そういえば以前外しておいた上柄はというと




たまには派手な仔も出しますが柄が良いと姿もコンパクトになりますし
イイ感じに育っています。








こちらは更に派手目最上といった感じですが
もともと丈夫な品種ですから柄に負けずにスクスク成長しています。








こちらは文句なしの上柄。
黙っていてもこの雰囲気のまま大株になってくれることでしょう。

丈夫でよく増え綺麗でしかも安いと4拍子揃った品種なのですが
安い=お金の匂いがしないと途端に興味を失う人が多くなるのでしょうか。
ややこしい世界ではあります。

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Mさんの蘭

2017年09月14日 | その他
あれから4ヵ月。
お預かりしてからほぼ2作。
元気になったのやそこそこの木などいろいろありますが
そろそろお返しする時期でもあり記念撮影です。








建国殿は結構大きく育って









仔も繁ってくれました。







小さなアタリは潰れてしまいましたが・・・。

それにしても蘭舎内で作してると、この仲間は柄が冴えないですね。







この木は来たときはこんな柄でした。
午前中、直射日光の当たる棚で育てていたとのこと。

ウチの木も外棚に置いていた時は柄が極黄に冴えていたのですが
今はちょっとパッとしない感じです。
来年は建国系だけでも外棚に置いたほうが楽しめるかも。









金牡丹は下葉を落としたりして作はイマイチかも。
そういえば金牡丹の作が苦手だったことを忘れてました。






それでも3本の仔が育ち







この仔は白っぽくてちょっと面白そう。






来た時よりはこんな感じで
それよりは良くなったというか枯らさなくて良かった~といった感じです。








翠宝です。






カットした跡から出た仔は当然ユウレイでしたが







本体からも仔が2本。








どっちかに紺が乗ってくれれば良いのですが。







来たときはこんな感じでした。









思いのほか良くなったのがこの琥珀殿。
四方に仔を従えてかっこいい株になりました。
全体のバランスも良さげでこのまま育てたい木です。







来たときはこんな感じ。








白牡丹です。






あの木からのポロリの小苗ですから柄の暗みが遅く、なかなか育ちませんでしたが
ここまでくれば大丈夫そうです。







こっちは外れちゃってますからポロリのポロリといったところ。
画像では大きく見えますがまだ小さな木でもう少し苦労しそうです。







来たときはこんな感じでした。







花観月は天葉痛めちゃいました。

紺中通しは見えなくても







稚葉に紺覆輪を伴うところなど
まだこの品種の面影を残しています。

何れも棚が変わればまた違った成育振りを見せてくれることでしょう。
コメント (2)
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スーパー八千代

2017年09月13日 | 建国の縞




あれから3ヶ月半。
あの本斑の出た木を独立させてみました。
期待していたのですがその後は尻すぼみに。
ビックリ縞だったのでしょうか。








タイプS(スーパー)からタイプE(エキストリーム)に昇格か~
なんて一人で盛り上がっていたのですが残念です。








おまけにひそかに期待していた柄下のアタリも花芽。
ワンチャンスの芽も摘まれてしまいました。
世の中そんなにうまくは行かないものです。
コメント (2)
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慶賀

2017年09月12日 | 慶賀



あれから11ヵ月。
他の縞物なら派手過ぎて敬遠されるほどの柄が慶賀の本分なのですが
それが長く維持できない性質も持ち合わせています。








そして遅ればせながらその時がやってきました。
ここから一気に青くなってくれなければ良いのですが・・・。






https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/7f/fc6e9158c9850b3e749b780631295304.jpg?random=d7ec14074d394cece6a4ac33703fd60b

それでも木勢が付いたのか最上柄の仔が3本付きました。
仔が窮屈そうで株分けしてみたいのですが
やれば更に紺地が増えちゃう気がしますし
このままそっとしておいたほうが良いのでしょうけど
ちょっとお悩み中です。

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西鶴

2017年09月11日 | 西鶴



あれから1年。
増える時には良く増えたのですが
それがいつもという訳じゃないらしく






今年はこんな仔が1本出ただけでした。







それでもフリーズしたアタリも何本かあって
どうもスイッチが入りきらなかった印象です。









一方、こちらの株はうまい具合にスイッチが入ったようです。







実はまだ植え替える気もなかったのですが
この仔の葉先がミズゴケからちらっと見えました。

気付かなければ埋もれたまま枯れるところでしたが
何とか間に合ったようです。







それ以外にも仔が4本並んで出たりと大盤振る舞い。
しばらく頭数は変わらなかったのですがようやく好調の波が訪れたようです。

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瑠璃晃

2017年09月10日 | 縞物




都羽二重に似た感じですがそれよりもやや細身で肉厚、
立ち加減な葉姿にシャープさを感じます。
柄は細縞が細かく散っているせいか白黄で泥軸青根が特徴です。
現物を見た感じはこんな感想ですが
自分的に縞物の識別は難しいので勉強のため
今春に入手してみました。

よく見ると柄が細かく散った櫛目最上です。
ただちょっと華やかさに欠けるかなと思っていたら







折よく派手目な仔が顔を出しました。
このまま5本立ちになってくれたらちょっと楽しい株を楽しめそうです。

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羆B

2017年09月09日 | 




あれから1ヶ月半。
2鉢あって良かったな~と思うのはこんな時でしょう。
こちらが元気なのでとりあえず気持ちは落ち着きます。








待っていると長かったのですがようやく次の天葉が見え
柄は目出度くも本芸寄りに戻りそうです。







最上芸の仔にも付けが見え







次の天葉を待つばかり。







こちらの大仔はまだ柄が偏り気味ですが最悪抜けちゃうことはないでしょう。







とはいえ付いた花芽に柄はなさそう。
仔じゃなくて良かった~といった感じでしょうか。







親木にも花芽が・・・。
こちらも柄の気配はなさそう。
やはりそんなにポンポン本芸の仔が出るような品種じゃないんでしょうね。
まあ、増やすことより現状維持を最大目標にしなくちゃいけません。

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羆A

2017年09月08日 | 



あれから1ヶ月半。
あら~、次の天葉も短いまま付けが見えちゃいました。
これって作落ち。
おまけに片側の下葉2枚が皴を引き、1枚は黄変して落葉。







もう1枚も皴が戻らず黄変しつつあります。
怖~~。
春先までは調子が良く油断したのか
それとも前作の余力が尽きちゃったんでしょうか。

こうやって葉がパラパラ落ち
最後は枯らしちゃうって方が結構いたんでしょう。

古い品種なのに数少ないっていうのが良く分かりました。

と、縁起でもないこと言ってますが
これを不味いとばかりに植え替えたり仔を外したりしたら
返って悪循環、奈落の底に落ちるのでしょうね。
とりあえずこれはまだまだ大丈夫そう(なことにしておきます)。








仔は元気そうで







花芽まで付きましたし







親木にも付かなくていいのに花芽が付いています。
とまれ果たして復活相成るのか次のが楽しみかも。

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舞鶴

2017年09月07日 | 舞鶴



あれから11ヵ月。
今年は全国大会で賞をいただきましたので
もうお披露目することもないでしょう。







とはいえこの株はまだ発展途上。






天辺の元親は元気ですし十数枚葉重ねした木の株元から仔が・・・。
こんな仔が今年は5~6個出ています。
元親の元気が無くなったらアウトですが
それまでまだ十年は大丈夫かも。

ところで舞鶴は一般的に古木になると軸が湾曲しやすく
それが株ではあっちに曲がったりこっちに曲がったり。
なかなかバランスの取れた株立ちには仕上がり難いという話を聞きました。

お気に入りの舞鶴があると小さいのでも欲しくなるもので
交換会などでちょくちょく拾ってきましたが
そんなのを見ていてふと気が付きました。








どうも軸が湾曲するのは最初からそうなっているようです。









仔沢山のかわいらしいものでも株立ちになったら姿作りに苦労しそう。









一方、真直ぐに育つのもありますのでタイプが違うのかどうかは分かりませんが
そんなことを心の片隅に置いて選んでみるのも楽しそうです。


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白翁獅子

2017年09月06日 | 縞物




先日、○○オクで入手した浪速獅子白中斑の白縞。
狂い葉で後暗みの白中斑、それに白縞の三芸品です。
二芸までは良くありますが白縞は珍しいかと。
とはいえタイトルの白翁獅子とまで言い切るのはちょっとオーバーかも。









ただ、上でどうやら覆輪に向かいつつあるようで
白翁獅子を通り越して雪狂獅子になってくれたら嬉しいなっと。

この種は天葉が凝り出し短くなったら仔が出る傾向にあるようです。
そして凝りが解け親仔供に素直に伸びる、
数年後にまた凝り出し、その後仔が出る
そして…というサイクルの繰り返しで株立ちになるのかも。
いずれどこかの時点で版画で見たような白深覆輪の木に巡り合いたいものです。

これでようやく翁獅子千代田獅子、そしてこれと三点揃いました。
並べてみると三剣と同じようになかなか壮観です。

ところでたまたま○○オクを見たらこれを見つけて落札できたのですが
ついでに落札価格というのも見てみました。
特に画像を消去している人の中に偽物売りがいるようですね。
それなりにヤマシイ気持ちがあって証拠隠滅でもしてるつもりなのでしょうか。
そうでない人ももちろんいますが・・・・。

入札するほうも本物だったらぼろもうけ~とか思っているのでしょうけど
残念ながらそれは100%あり得ないことです。

富貴蘭銘鑑の一番下の小さな字で書かれた全盛品を全部把握していたら
そんなに騙されることはないと思いますが
最近始められる方はそんな下々の品種、たぶん眼中にはないんでしょう。
刺激や情報過多が逆に作用しているのかも
こんなブログなどがそんなのに利用され、返って罪作りになったりするのかもしれませんね。

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鉢替え

2017年09月05日 | 作について
さて9月。
9月になってから急に冷え込むようになってきました。
外は明け方12℃なんて日もあります。
以前の外棚作りではそろそろ生育もお仕舞の時期なのですが
蘭舎内ではこれからもうひと頑張りする時期。
ありがたいことです。

夏の間は芯まで乾かないよう水やりしていましたので鉢がだいぶ汚れてきました。
汚れると乾かなくなるというか新しい鉢と乾きに差が出るため全部鉢替えすることに・・・。






少しなら楽なものですが数が多いと結構大変です。
それに時々これは植え替えなきゃというのも出ますし時間が掛かります。






こんな感じに容器に入れ水と漂白剤を入れて2日ほど置き、その後洗います。






漂白剤はコメリブランドの安いやつ。
漂白力は若干落ちるような気もしますが値段が安いのでこれで十分です。

鉢の在庫にも限りがありますので洗っては乾燥の繰り返し。
これをやっとけばとりあえず春までは大丈夫でしょう。
コメント (2)
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