goo blog サービス終了のお知らせ 

フランス語の勉強ノート

フランス語を勉強していて、知らなかったこと、忘れていたこと、発見したことなどについて書いていきます。

否定のde + 複数形

2004年12月25日 23時09分49秒 | 文法
"Le petit Nicolas"のエピソード"On a bien rigolé"を読んでいたときのことです。
映画にでも行こうよと提案する友達のAlcesteに対し、Nicolasは

"c'était une dro^lement bonne ideée, mais on a vait pas de sous"
「すごくいいけど、★★★がないんだよなぁ」

と言います。

文章の内容から考えると★★★には絶対お金関係の言葉が入るはず。
おこづかいとか、財布とか、単にお金とか・・・
しかし、sousって前置詞の「~の下」だったやんね。
辞書を見ても「~の下に、~のもとに、~の時代に」としかのっていません。
うちの辞書には載っていないくらいすごい古い口語なのかも、と勝手にけりをつけました。

でもやっぱり気になったので、フランス語優秀な友人に聞いてみたところ、
「それってsouじゃない?お金っていう意味だよ。sousは複数形。」
おぉ、すばらしい。
辞書をひいたら、載ってる、載ってる。
sou:複数形でお金。口語。
聞いてよかった。

否定の冠詞deは、無いものに対してつく冠詞だから、名詞は単数形しかあり得ないなんて思い込んでいました。
しかし、実際は単数形、複数形の両方があります。

1.Je n'ai pas de voiture.
2.Je n'ai pas d'allumettes.

複数形になるのか、単数形になるのかは、ne pasを取って肯定文をまず考えてみます。
例文1の場合、車は普通1台くらいしかもっていないのでvoitureは単数形が自然です。
例文2の場合、マッチは普通、マッチ箱の中にたくさんはいっているのでallumettesは複数形が自然です。

うーむ、ややこしい。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。