monologue
夜明けに向けて
 



このところ、英国「TIMES」紙のオンライン版にアクセスすると「ピーチーズ・ゲルドフ(Peaches Geldof)4月7日25歳没」のヘロイン過剰摂取死の記事をよくみかける。現場の身の回り品にドラッグがなかったので警察が深く調査しているとのこと。事件性があるらしい。ピーチーズ・ゲルドフといえば、ピンクフロイドの映画「ザ・ウォール」で主役を演じたボブ・ゲルドフの娘として有名だった。
ボブ・ゲルドフはブームタウン・ラッツのボーカリストだったが、チャリテイ活動に目覚め、アフリカ飢餓救済基金を行うためにイギリスとアイルランドのロック、ポップのトップ・ミュージシャンからなる「バンド・エイド」を結成し「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」(Do They Know It's Christmas?) を作曲して84年のクリスマス前にリリースして大ヒットさせた。そして85年1月28日、アメリカで、そのコンセプトを引き継いだマイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーの書いた「ウィ・アー・ザ・ワールド」(We Are the World)のレコーディング が行われゲルドフもコーラスとして参加した。ボブ・ゲルドフはその後のミュージシャンのチャリティ活動の種まき人だった。そんな立派な父親の娘がヘロイン中毒で亡くなったので注目されているのだろう。
fumio

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