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monologue
夜明けに向けて
 



<狼の禊の為に>

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1.我々は愛によって滅ぶことを望まない。
  愛によって創造することを望む。
  我々は情によって目が曇ることを望まない。
  我々は情によって解放されることを望む。
  我々は制度によって打ちひしがれることを望まない。
  我々は制度によって問題が明らかになることを望む。

  我々は人と、その魂のあるべき姿を見詰めたい。
  間違いと知りながら、なおざりにすることを望まない。
  自分の心の方向性さえも見失ってしまった人々に
  道を指し示すために、我々は光と愛を注ぐ。

2.形あるものは全て壊れる。しかし魂も心も形は持たない。その魂や心に、形を当て嵌めて成型し、形を持ってしまったが故に壊そうとする人々を許してはならない。また人々は魂や心を成型し、その故に『タイトル』としての名を付けたがるが、これは全ての物事を形状と名前でしか判断出来ない彼らの便宜の為である。一旦、形や名前を持ってしまうと突然、そこに『立場』などというものが現れて、魂や心を拘束し始める。かくて『あるべき姿』 『…でなくてはならない』などといった限界という名の水平線が見えてくるに至る。そして『責任』や『義務』といった名前の拘束の罠が、そこかしこに見え隠れするようになり、心や魂は本来の姿である自由を見失う。窒息状況に陥った成型化された心や魂は、『責任』や『義務』を果たしながら、限界という名前の水平線に向かって走りながら、空しく存在することを余儀なくされる。

3.人の心や魂は宇宙中枢エネルギーであるところの『カミ』に帰属するものだ。人の心や魂は『カミ』に名前が無いのと同じく、形や名前を持たない。それほど崇高であるべきものに、形や名前を当て嵌めようとするなどは『』カミ』に対する暴挙としか言いようが無い。


4.我々天使族の末裔である者たちの魂に触れることは、ならない。 物質至上主義者よ、その手を離しなさい。 物質的なものしか受け入れず、目に見えるもの、耳に聞こえるもの、 そして、手に触れるものしか信じられない人よ、あなたがどう言おうとあなたの世界は闇の世界なのだ。 そして、そういった物質的な充足を求める人に迎合する人々もまた自ら進んで光に背を向ける人々なのだ。 光に背を向けた時、闇が始まる。


5.物質的充足は形の充足だ。心や魂を形に当て嵌め、名前を付け、その形、名前通りの充足を得ても実際には、心も魂も定まった形も名前も持たない為に、その充足は一瞬のものでしかない。次の瞬間には、再び充足を求めて心、魂は彷徨を始める。哀れなる欲望の放浪民、充足されない欲望のボヘミアン。彼ら欲望のボヘミアンにも等しくチャンスは訪れる。 光の愛の充足への旅のチャンスは訪れる。しかし、そのチャンスを見下し、見過ごすことの多いのも彼らの特徴だ。

6.しばしば心優しき『魂の民』が彼らの道連れとなる。心優しき『魂の民』は、物質的なる者たちとの物質的結合を手放すことが出来ない為に、苦しみ嘆く心を犠牲にして、物質的なる者との魂の心中を図ろうとする。そしてカミの意志は抹殺される。
                       ---ARION,O∴O---



1989/11/09 23:47
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