monologue
夜明けに向けて
 




*赤い月の形としての物語*

             〔エピローグ〕
       地には這いずりまわる者の音が満ち、
       天には炎が満ちる。
       オメガはアルファであり、点であり線であることを
       その黄金の火柱の中に、人々は見いだすだろう。
       自分たちの望み、願うものがこの中にあるのかを
       翼を切り取られた者たちは、考えるだろう。



 どうも「翼を切り取られた者たち」というのはわたしたちのことのようだ。
よく考えよう。
「地には這いずりまわる者の音が満ち、天には炎が満ちる。」ことが「オメガはアルファであり、点であり線であること」すなわち終わりと始まり、極微極大の一致を示し、それが「黄金の火柱」であるという。この「黄金の火柱」こそは新時代の幕開けに立つ火柱のようだ。自分たちの望み、願うものがこの中にあるかを考え、より良き希望や願いを実現するために努めねば…。
fumio






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