monologue
夜明けに向けて
 



 今朝、フィギュアスケートのテレビを見て思わず万歳をした人が多いだろう。
トリノオリンピックの大会前メダル数予想で日本勢は合計2個という確立が高いと聞いて腹を立てた人たちも
大会が進んでメダルどころか予選に残って入賞すればましという空気になって暗澹たる気分が漂っていた。
そんな中でついに今大会日本人選手最初のメダルを獲得したのである。それもロシア勢のフィギュアスケート完全性制覇を阻んでの金メダル。久しく聴かなかった「君が代」と日の丸を目にして胸が熱くなった。
その立て役者荒川静香(あらかわ しずか)の経歴は
生年月日 1981年12月29日
身長 1メートル66
体重 53キロ
所属 プリンスホテル
出身地 仙台市
1981年12月29日東京都品川区で出生、神奈川県鎌倉市出身。
5歳でスケートを始め、仙台市泉区のダイエーレジャーランド(オレンジワン泉)に通い、
1997年、全日本フィギュアスケート選手権優勝。
私立東北高等学校1年で98年長野五輪出場(13位)。
早稲田大学教育学部社会科社会科学専修卒業。
2004年、世界選手権優勝
2006年、トリノオリンピック優勝。

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 ということである。
大会前、日本では後輩の安藤美姫や浅田真央がもてはやされて荒川にはあまりスポットライトが当たらなかったがかの女は海外のメディアで今大会の世界の美女ベスト10に選ばれていた。
日本ではかわいこちゃんタイプが受けるけれど海外では美の基準が違う。

 ”Beauty is only skin deep”
「美はたった皮膚一枚の深さだけ」といわれて優雅さ、滑らかさ、などに加えて自立し成熟した女性の魅力が世界を魅了するのだ。

 わたしはかの女が最後の演技をしているとき、童話の「みにくいアヒルの子」が大人になって白鳥に変わるのを目撃しているような気がした。観客は拍手とスタンディング・オベイションでその感動を表していた。荒川静香は感情を表情に出さないポーカーフェイスから「クールビューティー」と称されているがこれからはこのことばがはやりそうだ。
自立した女性の形容詞として…。
fumio



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