monologue
夜明けに向けて
 

蛇足  


もう充分かと思うが言わずもがなの蛇足を述べておこう。
馬琴の設定したプロット、
「八つの牡丹の痣がある霊犬で八犬士の父の名、八房。
八犬士を処女懐胎する母、伏姫(ふせひめ)」とは
なんだかキリストの父、YHVH(ヤー)とマリアの関係のようである。
キリスト教では救世主はひとり子イエスだけであるが八犬士は八人に分かれたキリストのようではないか。

 馬琴、解(トク)あるいは物部氏の祖ニギハヤヒが来るまで待っていた者たち、すなわち大和の地に集ったわたしたちそれぞれが一億以上に分かれた救世主として次の時代を開く役目を負って現代に甦ってきたのではないか。
ニギハヤヒはこの物語にそのことを託して馬琴に書かせたのだ。
ついに時(解き)の封印が解けてそれがわかる時代が来た。
fumio


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )