10月30日(木) 天気=晴れ時々曇り
06:20ダナ平林道終点→ 06:45天ノ岩戸→ 06:53~07:02位山→ 07:54川上岳まで5.4キロ地点→ 08:14保安186ピーク→ 08:40川上岳まで3.4キロ地点→ 08:58~09:10川上岳まで2キロ地点→ 09:30~45川上岳→ 10:03川上岳まで2キロ地点→ 10:18川上岳まで3.4キロ地点→ 10:47保安186ピーク→ 11:08~10川上岳まで5.4キロ地点→ 11:58~12:05位山→ 12:10天ノ岩戸→ 12:30ダナ平林道終点
位山~川上岳概念図
中断しておりましたが、先々週遠征した北陸中部登山ツアーの続報で、今日は10月30日に登った岐阜県高山市南部、位山~川上岳登山についてのブログです。
広々とした無人のモンデウス飛騨位山スキー場の駐車場で朝を迎える。此処数日寒気が厳しく車のフロントガラスが真っ白に凍っている。カップ焼きそばと漬物だけの簡単な朝食を済ませ、車でダナ平林道終点の登山口へ向かう。
6キロ程のダナ平林道は一部舗装されているものの殆どダートの荒れた道、二日前に走った人形山登山口への林道よりは少しマシだったが。終点の登山口は車20台は停まれそうな広場で、トイレや休憩舎もあったが水場は無いようだ。
ダナ平林道終点登山口(下山時)
登山口の標高が1330m、位山までの標高差が200m程しかないので楽勝で登れる。このコースは道沿いに巨岩が多く目立つ岩には名前がつけられている。25分程の登りでスキー場からのコースと合流点「天ノ岩戸」に着く。岩と岩との間に小さな神社が祀られ宗教色漂う場所だ。
コース沿いの御門岩(下山時)
天の岩戸(下山時)
ここから平坦な道を10分程歩いて位山(1529m)に着いた。樹林に囲まれた山頂からの展望は皆無なので記念の写真だけ撮って引返す。山頂から少し戻った地点から川上岳へ行分岐する道がある。この道は「天空遊歩道」と呼ばれており、片道7.4キロ程の距離がある。平地ならば大した距離では無いが、幾つものピークを越えて行くのでロマンチックな呼び名の割にけっこうハードな道程だ。
位山山頂
名も無い地味なピークを幾つも越える樹林の道は、良く整備され気分よく歩いて行ける。目指す川上岳の丸っぽい山容がピークを越える度に少しづつ大きくなってくる。コース上に何箇所かある道標には川上岳までの距離が記されており、特徴の無い道の良い目印になっている。
時折展望が開くけれど、今日は寒気のせいか雲が多く道沿いの眺めはあまりパッとしない。秋は冬眠前の熊の活動期で今年は特に出没情報が多くので、歩いていても野生の気配を感じ何となく落ち着かない。
「川上岳まで2キロ」の道標を通過すると緩やかな登りになり、樹林帯を脱し笹原に変わると前方に川上岳の山頂標識が確認でき、一羽のカラスがそのテッペンで休んでいた。そのカラスと入れ替るように川上岳(1626m)に到着した。
川上岳山頂
山頂から西側の風景
山頂から位山方面
広々とした笹原の山頂は360度の展望でとても爽やかな雰囲気、吹く風が冷たくなければ何時までも居たい場所だ。晴れていれば北アルプスや乗鞍、御嶽、白山等の眺めが素晴らしいだろうに、今日は雲が多くて遠方の山が見えず残念だ。15分程滞在で山頂を後にする。
帰りも長い道程だが明瞭な道なので気分よく歩いて行ける。川上岳が遠ざかるにつれ、鏡餅のように平ぺったい位山がだんだん大きくなってくる。約2時間余で位山の分岐まで戻った。
登山道から川上岳(中央奥)を振り返る。
位山への登りで南側下呂温泉方面
奥に位山の広々とした山容
分岐は幾つかベンチがある展望地で白人男性と日本人女性のアベックが仲良く休んでいた。年老い薄汚れた装いの私はアベックの邪魔にならぬよう静かにその場を去り登山口へと引き返す。優しいコースのせいか遅い時間でも位山へ登る何組かの登山者とすれ違った。
登山口には12時半に戻った。予想したより随分早いタイムだった。車に乗ると山麓の「臥龍温泉」へ向かう。此処はホテルや宴会場、レスランもある大規模な温泉だが、料金は600円と意外にリーズナブル、寝るのは車中泊で満足の私も「痔」を悪化させぬ為、お風呂だけは毎日欠かさない。
お風呂から上がりさっぱりすると木曽街道を延々と東へ走り、夕刻木曽川沿いの「道の駅木曽福島」に到着した。今宵は此処で車中泊し、明日は王滝村小秀山を登る予定です。それが終われば我が家に戻ります。