Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

岐阜高山市南部、位山~川上岳登山

2014年11月10日 | 山歩き

10月30日(木)       天気=晴れ時々曇り

06:20ダナ平林道終点→ 06:45天ノ岩戸→ 06:53~07:02位山→ 07:54川上岳まで5.4キロ地点→ 08:14保安186ピーク→ 08:40川上岳まで3.4キロ地点→ 08:58~09:10川上岳まで2キロ地点→ 09:30~45川上岳→ 10:03川上岳まで2キロ地点→ 10:18川上岳まで3.4キロ地点→ 10:47保安186ピーク→ 11:08~10川上岳まで5.4キロ地点→ 11:58~12:05位山→ 12:10天ノ岩戸→ 12:30ダナ平林道終点

 

 位山~川上岳概念図

 中断しておりましたが、先々週遠征した北陸中部登山ツアーの続報で、今日は10月30日に登った岐阜県高山市南部、位山~川上岳登山についてのブログです。

 広々とした無人のモンデウス飛騨位山スキー場の駐車場で朝を迎える。此処数日寒気が厳しく車のフロントガラスが真っ白に凍っている。カップ焼きそばと漬物だけの簡単な朝食を済ませ、車でダナ平林道終点の登山口へ向かう。

 6キロ程のダナ平林道は一部舗装されているものの殆どダートの荒れた道、二日前に走った人形山登山口への林道よりは少しマシだったが。終点の登山口は車20台は停まれそうな広場で、トイレや休憩舎もあったが水場は無いようだ。

 ダナ平林道終点登山口(下山時)

 登山口の標高が1330m、位山までの標高差が200m程しかないので楽勝で登れる。このコースは道沿いに巨岩が多く目立つ岩には名前がつけられている。25分程の登りでスキー場からのコースと合流点「天ノ岩戸」に着く。岩と岩との間に小さな神社が祀られ宗教色漂う場所だ。

 コース沿いの御門岩(下山時)

 天の岩戸(下山時)

 ここから平坦な道を10分程歩いて位山(1529m)に着いた。樹林に囲まれた山頂からの展望は皆無なので記念の写真だけ撮って引返す。山頂から少し戻った地点から川上岳へ行分岐する道がある。この道は「天空遊歩道」と呼ばれており、片道7.4キロ程の距離がある。平地ならば大した距離では無いが、幾つものピークを越えて行くのでロマンチックな呼び名の割にけっこうハードな道程だ。

 位山山頂

 名も無い地味なピークを幾つも越える樹林の道は、良く整備され気分よく歩いて行ける。目指す川上岳の丸っぽい山容がピークを越える度に少しづつ大きくなってくる。コース上に何箇所かある道標には川上岳までの距離が記されており、特徴の無い道の良い目印になっている。

 

 

 時折展望が開くけれど、今日は寒気のせいか雲が多く道沿いの眺めはあまりパッとしない。秋は冬眠前の熊の活動期で今年は特に出没情報が多くので、歩いていても野生の気配を感じ何となく落ち着かない。

 「川上岳まで2キロ」の道標を通過すると緩やかな登りになり、樹林帯を脱し笹原に変わると前方に川上岳の山頂標識が確認でき、一羽のカラスがそのテッペンで休んでいた。そのカラスと入れ替るように川上岳(1626m)に到着した。

 川上岳山頂

 山頂から西側の風景

 山頂から位山方面

 広々とした笹原の山頂は360度の展望でとても爽やかな雰囲気、吹く風が冷たくなければ何時までも居たい場所だ。晴れていれば北アルプスや乗鞍、御嶽、白山等の眺めが素晴らしいだろうに、今日は雲が多くて遠方の山が見えず残念だ。15分程滞在で山頂を後にする。

 帰りも長い道程だが明瞭な道なので気分よく歩いて行ける。川上岳が遠ざかるにつれ、鏡餅のように平ぺったい位山がだんだん大きくなってくる。約2時間余で位山の分岐まで戻った。

 登山道から川上岳(中央奥)を振り返る。

 位山への登りで南側下呂温泉方面

 奥に位山の広々とした山容

 

 分岐は幾つかベンチがある展望地で白人男性と日本人女性のアベックが仲良く休んでいた。年老い薄汚れた装いの私はアベックの邪魔にならぬよう静かにその場を去り登山口へと引き返す。優しいコースのせいか遅い時間でも位山へ登る何組かの登山者とすれ違った。

 登山口には12時半に戻った。予想したより随分早いタイムだった。車に乗ると山麓の「臥龍温泉」へ向かう。此処はホテルや宴会場、レスランもある大規模な温泉だが、料金は600円と意外にリーズナブル、寝るのは車中泊で満足の私も「痔」を悪化させぬ為、お風呂だけは毎日欠かさない。

 お風呂から上がりさっぱりすると木曽街道を延々と東へ走り、夕刻木曽川沿いの「道の駅木曽福島」に到着した。今宵は此処で車中泊し、明日は王滝村小秀山を登る予定です。それが終われば我が家に戻ります。

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信州遠山郷、熊伏山登山&観光

2014年11月09日 | 山歩き

11月7日(金)   天気=晴れ

11:43車道ゲート→ 12:35~39登山口→ 12:57~13:00青崩峠→ 13:30青崩ノ頭→ 13:54前熊伏山→ 14:05~20熊伏山→ 14:30前熊伏山→ 14:44~47青崩ノ頭→ 15:06青崩峠→ 15:20登山口→16:25車道ゲート

 熊伏山登山概略図

 

 計画では7日観光で明日熊伏せ山に登る予定だったが、天気が下り坂なので急遽今日に変更した。S夫妻、 I 夫妻と合流し2台の車で向かったが、遠山郷青崩峠近くに聳える熊伏山までは思ったより遠く登山口近くにはお昼頃になってしまった。しかも登山口の数キロ手前でゲートが閉じ道が遮断されていた。「これじゃ登山は無理、今日は観光にしよう。」と諦めかけたら、「我々は行ける所までノンビリ歩くからF君は自分のペースで登ってきなよ。」と I さんが言ってくれたので、その言葉に甘え単独で出発した。

 登山口に至る車道

 道はアチコチ崩壊し補修もなされておらず、これじゃ通行止めも無理は無い。ゲートから約50分で登山口に着いた。ここから青崩峠まで遊歩道が延びているが、全く手入れがなされておらず落葉に埋もれ歩き辛い。古びた簡素な造りの青崩神社を通過すると、その上に青崩峠があった。

 車道終点の登山口

 峠へ至る遊歩道

 案内板によると、この峠道は「塩の道」とも呼ばれ往年は多くの旅人が行き来したのであろうが、色づく木々の下に静まりかえり今その面影は無い。

 青崩峠

 此処から本格的な登山道が始まる。最初は整備された階段の道だったが、すぐにロープがベタうちされた急登の連続に変る。息を弾ませ必死に登って行くと、やがて大規模なガレ場に達しその縁を登ると平坦な青崩ノ頭(1433m)に着いた。

 青崩ノ頭にある鉄塔

 峠から此処まで標高差が400m、疎林越しに南アルプス深南部の山々も眺められ休憩には絶好の場所だ。奥には電波反射板の大きな鉄塔が建っている。此処からは傾斜も緩み歩き易くなってくる。緩急ある樹林の尾根を約25分登ると道が分岐する稜線に着いた。

 青崩ノ頭上部登山道から静岡県側の風景

 稜線分岐(前熊伏山)

 分岐には「前熊伏山1610m」と書かれた標識があった。ここを右折して何度かアップダウンを繰返し分岐から10分程で熊伏山(1653m)に到着した。仲間に携帯で連絡すると「今青崩峠に居る。行ける所まで登る。」との事だった。

 熊伏山山頂

 山頂から南アルプス深南部の山々

 樹林に囲まれた山頂は東側だけ展望が効き南アルプス深南部の峰々が眺められた。池口岳や丸盆岳、黒法師岳等以前登った山は判るものの、その他のピークは判別できなかった。

 軽い食事を済ました後、下山を開始する。仲間と合流すべく急ぎ脚で来た道を降る。青崩ノ頭で会えると思ったが誰も居ない。更に降って峠を通過し、登山口付近でようやく追いつく事ができた。

 車を停めているゲートに戻ると、今宵の宿「いろりの里島畑」に向かう。遠山郷の鄙びた集落の中に建つこの宿はネットで見つけたのだが、郷土料理と素朴なもてなしがとても感じ良かった。サービス精神旺盛な宿のご主人が、秘蔵の珍品を披露してくれたのも面白かった。夕食後トランプ遊びをしばらく楽しんだが、山の疲れと酒酔いで瞼が重くなりPM8時過ぎにはバタンキューで床に入った。

 宿泊した遠山郷の「いろりの里、島畑」

 翌日は観光地巡りをする。まず向かったのは遠山郷にある雲上の集落「下栗の里」、ここは日本のチロルと呼ばれているそうだ。標高1000m近い山里に家々が点在する様が似ているらしい。その後、山道を伝ってしらびそ高原へ行った。此処は標高2000m近い山上で、今日は天気にも恵まれたから南アルプスの眺望が素晴らしかった。

 雲上の集落「下栗ノ里」

 しらびそ高原から南アルプスの眺望

 パワースポットで有名な分杭峠へも行きたかったが時間切れで見学できなかった。杖突峠から八ヶ岳や諏訪湖の眺望を楽しんだ後、中央道経由で夕刻帰宅の途についた。

 杖突峠から茅野市街と八ヶ岳

 

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明日、信州の熊伏山そしてパワースポットの分杭峠へ出掛けます。

2014年11月06日 | 日記

11月6日(木)

11日間も休んだのでクビになるかと不安な思いで遺跡発掘の作業現場に顔を出したが、出勤簿に名前が残っておりホッとして今週は真面目に仕事した。

仕事のある日をマア忙しい。帰宅するとリハビリ運動をしてシャワーを浴びて飯食ってビール飲んでブログも書かなきゃならない。なのに性懲りも無く明日から一泊二日で信州遠山郷の熊伏山登山に出掛けます。

久し振りに山の先輩S夫妻、I夫妻と一緒に登るので楽しい山行になりそうです。登山の翌日はパワースポットで有名な南アルプス「分杭峠」を観光する予定、あまりこの手の神秘現象は信じちゃいないけど少しはパワーアップできるかな。

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岐阜白川郷、三方岩岳登山

2014年11月06日 | 山歩き

10月29日(水)   天気=晴れ

06:20白山林道白川料金所横登山口→ 07:32~38白川展望台分岐→ 08:23~301586mピーク→ 09:00~09:30三方岩岳最高地点→ 09:34~45三方岩岳→ 10:091586mピーク→ 10:35~41白川展望台分岐→ 11:01白山林道白川料金所横登山口

 三方岩岳登山コース

  三方岩岳は合掌造り集落で有名な白川郷の西に聳える山です。その山頂直下を白山スーパー林道が通じているので、そこまで車で行けば簡単に山頂へ登れるのだが、それではあまりに安易だ。男らしく山麓から登る事にする。と言うのは建前でスーパー林道の通行料金が3240円とバカ高いので、それを払うのが惜しい。

 白山スーパー林道白川料金所(下山時)

 登山口はスーパー林道の白川料金所の横にあり舗装された駐車場やトイレ、給水の設備がある。出発してしばらくは沢沿いに歩くがすぐに樹林帯の急登が始まる。ジグザグに刻まれた道はよく整備され歩きやすい。今朝は絶好の登山日和で、黄色く色づいた木々の中を歩くのは心地よい。

 三方岩岳登山口(下山時)

 登山道沿いの紅葉

 1時間10分程の歩きで標高1200mの白川展望台分岐に着いた。すぐ横にスーパー林道の展望台駐車場がある。しかし林道ゲートの開門がAM8時なので全く人気は無い。

 白川展望台と雲海の下に白川郷

 この先も急坂が続くが道が良いので順調に高度を稼いで行く。1586mピークを過ぎると一旦降る。目の前に加賀岩の岩壁を巡らせた三方岩岳が姿を見せた。岩壁直下まで登ってその北側斜面を巻いて行く。一箇所凍結した斜面があり、滑ってたら下まで落っこちそうなので、慎重に通過する。

 1586mピーク先から三方岩岳

 凍結したトラバース道

 やがて分岐となり左折して加賀岩の上にある最高地点(1736m)に到着した。どうみても此処より高い場所は無いのだが標識の類が全く無い。取りあえず此処を山頂と決め記念の写真を撮る。

 三方岩岳最高地点

 最高地点から白山

 最高地点から眼下に白川郷と遠く北アルプスの山々

 最高地点から御嶽山

 最高地点から剣岳~立山

 最高地点から野谷荘司山方面

 

 今日は空気の透明度が高く素晴らしい展望だ。南に雄大な白山、東は遠く北アルプスの山々や御嶽山の噴煙も見る事ができた。30分程滞在し山頂を後にする。分岐まで戻り右折して2~3分でベンチのある眺めの良いピークに着いた。「三方岩岳」と書かれた山頂標識が此処にあり、此処が正規の三方岩岳だった。しかし明らかに先程のピークの方が高く、何となく腑に落ちない思いがした。

 三方岩岳山頂

 山頂から直下に白山スーパー林道と笈ケ岳~大笠山

 

 こちらのピークからは先日登った大笠山や大門山が良く見え、白山スーパー林道の三方岩岳駐車場が真下に見えた。又そこから山頂へ続く登山道を登る人達の姿も見えた。

 10分程で山頂を後にし、往路を降る。歩きやすい道なので順調に高度を落とし、山頂から1時間15分程で登山口に戻る事ができた。明日は高山市南方の位山~川上岳を登る予定なので山麓の道の駅モンデウス飛騨位山まで車で移動する。

 登ってきた白川郷からの尾根(下山時)

 夕闇迫る頃着いた道の駅はスキー場のゲレンデなのでシーズンオフの今は人っ子一人居らず淋しい夜となった。だだっ広い駐車場からは噴煙を吐く御嶽山が大きく見えた。

 モンデウス飛騨位山駐車場から御嶽山

 

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富山・岐阜県境、人形山~三ガ辻山登山

2014年11月05日 | 山歩き

 

10月28(火)          天気=曇り

06:58中根平登山口→ 07:36第1休憩地→ 07:59~08:05第2休憩地→ 08:24~28宮屋敷跡→ 08:58三ガ辻山分岐→ 09:14~24人形山→ 10:30三ガ辻山分岐→ 10:57~11:02三ガ辻山→ 10:30三ガ辻山分岐→ 10:57~11:02宮屋敷跡→ 11:16第2休憩地→ 11:31第1休憩地→ 11:56中根平登山口

 

 人形山~三ガ辻山登山コース

 人形山とは変わった名前だが、残雪期の雪形からその名がついたらしい。車のフロントガラスが白く凍るほど寒い朝を道の駅「上平」で迎え人形山へと出発する。国道156号を東へ約5キロ走り「村上家」という古民家の所で右折して細い道に入る。集落を過ぎると舗装路は尽き、荒れた林道に変わった。

 村上家住宅(下山時)

 登山口目指し運転していたら上から京都ナンバーの車が降りてきた。私と同年輩のオバさんが乗っており、登山口への道が判らぬらしい。彼女は私の車の後を追いてきた。無人の中根山荘を通過したら1キロ程で中根平登山口に到着した。広々とした場所であずまやと水場と駐車場がある。登山口から眺める人形山の稜線は白く薄化粧しており雪山の気配、流れる雲も早く相当に寒そうだ。

 中根平登山口駐車場

 しばらく京都のオバさんと一緒に登る。話によれば彼女は車に寝泊まりしながらアチコチの山を登っていると言う。中々元気な女性である。しばらくして彼女と別れ足早に登って行く。昨日の大門山と同様、この道も良く整備された歩きやすい道だ。ベンチと標識がある第1休憩地は休まずに通過した。

 第1休憩地

 第2休憩地の所で男性1人女性4人のパーティに追いつく。登山口に1台の車があったが三重県から来た人達だと言う。第2休憩地を過ぎるとだんだん雪が目につくようになった。昨日降った雨がこの辺りでは雪となったようである。

 第2休憩地

 第2休憩地から20分程で稜線上のピーク宮屋敷跡に着く。木の鳥居だけが建っているが、昔はここに白山宮という神社があったらしい。展望が開き右に人形山、左に三ガ辻山を見ることができた。そこまでは尾根伝いに1.5キロ程の距離だが随分遠くに感ずる。

 宮屋敷跡地の鳥居

 緩やかな尾根道を進み、しばし急登で人形山と三ガ辻山を分ける分岐に着く。しかし雲が覆いどちらの山頂も見る事ができない。まず人形山に向かう。初雪の登山道に自分の靴跡を刻みながら緩やかに登って行く。分岐から15分程で人形山(1726m)に到着した。

 人形山山頂

 4,5人居れば満杯になる位狭い山頂だ。寒いし景色は見えぬので、軽く食事をしただけで山頂を後にする。分岐のところで京都のオバさんと三重のパーティに再会した。

 分岐から人形山

 分岐から今度は三ガ辻山へ向かう。こちらの道は刈払されておらず雪が付着した笹が道を覆い進むのに難渋する。それでも分岐から30分足らずで三ガ辻山(1764m)に到着した。山頂標識があるだけの簡素な山頂だった。相変わらず景色は見えないので、写真を撮っただけで分岐へと戻る。

 三ガ辻山

 三ガ辻山山頂

 分岐から宮屋敷跡地方面

 宮屋敷跡に戻ったら雲が途切れ人形山の姿がくっきりと浮かび上がった。この景色を見れたので少しは登った甲斐がある。宮屋敷から登山口までは一度も休まず一目散に降った。

 宮屋敷跡地から人形山

 宮屋敷跡地付近の霧氷

 車に乗ると「さあ後は温泉にビールだ。」と下界へ降る。くろば温泉はあいにく今日は定休日、温泉のある道の駅「飛騨白山」へむかったが、途中の白川郷で国道が片側工事中で渋滞していた。交通誘導員の振る旗に従い多くの車が狭い道へ左折していたので、「迂回路かな」と思いその車列に追いて行った。ところが車列が向かった先は白川郷合掌造り集落を展望する高台の観光名所だった。

 展望台から白川郷合掌造り集落

 「何だよ俺は花より団子で早く温泉入ってビールを飲みたいのに」とイラッときたが、ついでなので合掌造り集落を写真に収めた。その後道の駅「飛騨白山」に向かい併設された日帰り温泉「しらみずの湯」で山の汗と疲れを流した。風呂から上がると一昨日食べてすっかり気に入ったホルモン定食と生ビールで極楽気分に突入した。

 道の駅「飛騨白山」しらみずの湯

 アルコールが入ったからもう運転出来ないので今宵も道の駅「飛騨白山」で車中泊とする。夜中空を見上げると、明日の好天を約束したかのように満天の星空だった。

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石川・富山県県境、大門山登山

2014年11月04日 | 山歩き

10月27(月)          天気=曇り後雨

09:02ブナ峠登山口→ 09:51赤摩木山分岐→ 10:00~10大門山→ 10:14赤摩木山分岐→ 10:49ブナ峠登山口

 

 大門山登山コース

 昨夜は満天の星空だったのに今朝目が覚めると空は灰色の雲に覆われ今にも雨が降りそうな気配、飛騨地方は今日朝から雨の予報になっている。登山しようか休養するかウジウジ悩んでいたが、ブナオ峠から大門山なら雨でも登れるかもと大門山へ向かった。

 ブナオ峠の登山口

 ブナオ峠に至る車道は簡易舗装されてはいるもの狭くてクネクネ曲がりけっこう気疲れした。峠から先石川県側は通行止めで行く事ができない。標高976mの峠から大門山までは標高差約600m、ブナ林の尾根道を登って行く。登山道はよく整備され適度な傾斜なのでくとても歩き易い。

 ブナ林の登山道

 何時降りだしてもおかしくない空模様なので、気が焦りセカセカした登りになった。50分程で稜線上の赤摩木山分岐に着いた。此処を右に曲り10分程歩いて、1時間足らずで大門山(1572m)に到着した。

 大門山山頂

 山頂から南、大笠山方面

 山頂から東、人形山方面

 と同時にパラパラと雨が本降りになってきた。雨雲の下に昨日登った大笠山が辛うじて見えた。軽く食事をし10分足らずで山頂を後にした。雨が降らねば赤摩木山も登りたかったが、だんだんひどくなる雨脚にその気持ちは失せ、びしょ濡れにならぬうち車に戻ろうと駆けるように降って行く。

 下山道から峠の北、大獅子山方面

 途中で1人の男性とすれ違った。あまり他人の事は言えないが、よくこんな天気で登る気になるもんだ。山頂から40分程で登山口のブナオ峠に戻った。川崎ナンバーの車が停まっている。先程登って行った人の車だろう。

 車に乗るとガイドブックで紹介されていた五箇山の「くろば温泉」に向かう。行ってみたらこの日帰り温泉は最高だった。浴場は綺麗で広々としており、併設された食堂の食事も地元の食材が実に美味だ。昼間から生ビールを飲み、露天風呂で雨脚に煙る風景を眺めていると極楽に居るような気分です。

 夕方温泉を出ると福光町まで行き給油と食材を調達し東海北陸道の城端SAへ向かう。今夜はここで車中泊のつもりだったが、今夜8時から明朝6時まで工事の為通行止めなるそうなので予定を変更し、五箇山IC近くの道の駅「上平」に移動する。広間は極楽気分だったのに、夜の道の駅は人気も無く寂しくて、そぼ降る雨の中侘しい一夜となった。

 

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石川・富山県境、大笠山登山

2014年11月03日 | 山歩き

10月26(日)          天気=晴れ

06:03桂湖登山口→ 06:40かがみ岩→ 08:18~271552mピーク(アカモノ頂き)→ 08:58水場→ 09:26奈良岳分岐→ 09:30~09:58大笠山→ 10:18~21水場→ 10:47~511552mピークアカモノ頂き→ 11:56かがみ岩→ 12:30桂湖登山口

 

 大笠山登山コース

 去年の4月残雪を伝って白山山地の笈ヶ岳に登った時、北隣りに聳える大笠山が実に雄大な姿で印象的だった。その大笠山へは美しい風景の桂湖から登山道が通じている。

 AM6時前に桂湖の登山口に着いた。既に名古屋ナンバーの車が3台停まっており、中高年十数名の団体が出発するところだった。

 大笠山登山口(下山時)

 登山口には4~5台分程しか駐車スペースが無く、私の車は彼らの後ろに停めさせてもらう。この登山道はガイドブックの説明ではコースタイム9時間とハードな道程、気を引締めて出発する。

 出発してすぐに鉄製の吊り橋を渡り、いきなり急な岩場のハシゴ登りが連続して続く。そのハシゴを登り追えた場所で、先程出発した名古屋の団体さんが休憩していたので先に行かせてもらう。

 登山口近くの鉄製吊り橋(下山時)

 此処からは標高1500mのピークまで高度差900mの長い急登が続く。キツイ登りだが道がよく整備されているので順調に高度を稼いで行く。標高1300mまで登ると傾斜が緩んでくる。その先は小さなピークを三つ越えて行く。3番目のピークアカモノ頂き(1552m)に着くと一気に展望が拡がり大笠山が初めて姿を現した。その左手には笈ヶ岳がドッシリと聳えている。

 標高1300M地点付近から大門山方面

 アカモノ頂きから笈ケ岳

 同じく大笠山

 登山道沿いのブナの木

 

 此処から一旦降って小さなアップダウンを繰返し、いよいよ大笠山へ向け最後の登りに入る。しばらく登ると小さな広場がありホースから清涼な水が迸っていた。此処には以前避難小屋があったそうだが、今はベンチが一つあるだけだ。

 大笠山へ最後の登り

 避難小屋跡地の水場

 この先でロープが張られた急坂を越えグングン高度を上げて行き、水場から約30分で山頂稜線の一角、奈良岳分岐に着いた。分岐から僅かな距離に真新しい避難小屋があった。室内外とも大変綺麗で感心した。これなら快適な一夜が過ごせるだろう。但し水が無いので、下の水場から持ちあげねばならない。

 山頂間近の奈良岳分岐

 綺麗な山頂避難小屋

 避難小屋から5分も掛からずAM9時30分大笠山(1822m)に到着した。誰一人居ない山頂は360度の展望で素晴らしい眺めだ。東は遠く立山~剣の山波、西は日本海と金沢市街地、南は尾根伝いに笈ヶ岳とその奥に白山、北はこれから登る大門山、食事がてらしばらく眺望を満喫する。

大笠山山頂

 山頂から東に遠く立山~剣岳

 山頂から西に日本海と金沢市街地

 山頂から南に笈ケ岳と奥に白山

 山頂から北に避難小屋を望む。

 30分程滞在し、山頂を後にする。確か登山口から山頂まで6.2キロと標識に記されていたが下山の道も長い。水場を過ぎた辺りで名古屋の団体が登ってくるのに遭遇した。このペースだと彼等が山頂に着くのはお昼頃になるのでは、

 団体の一人の女性が「あとどれくらいですか?」と問うてきた。この質問はよく聞かれるが返答に困る。どれくらいかかるかはその人の脚次第、「脚が止まれば永久に着かないよ。」と言いたいが「かなりありますね。」と答えておいた。その後も単独の男性が二人登っていったが彼らは明るいうちに戻って来れないのでは、まあ道は明瞭だからライトさへあれば迷う事はないだろうが。

 標高1500m付近の小さなピーク

 下山の道から見る桂湖

 登山口へ戻ったのは12時半、存分に歩いた満足感ある山行だった。早く温泉に入って疲れた身体を癒したいと道の駅「白川郷」に行ったが、此処は観光客で大賑わいだが肝心の温泉が無い。

 温泉があるのは十数キロ南の道の駅「飛騨白山」だった。此処には日帰り温泉「しらみずの湯」が併設されている。料金600円で食堂もあり、風呂上りに早速生ビールを頂く。此処のホルモン定食は美味でビールと実に合う。アルコールが入ったので当然運転は出来ず今宵はこの道の駅で車中泊とする。夜中空を見上げると素晴らしい星空だった。

 

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新潟下越、青海黒姫山登山

2014年11月02日 | 山歩き

10月25(土)          天気=晴れ

09:23清水倉登山口→ 09:42水場→ 10:03一本杉→ 10:59金木平→ 11:51西稜ピーク→ 11:58~12:15青海黒姫山→ 13:06~10金木平→ 13:44一本杉→ 13:50水場→ 14:08清水倉登山口

 青海黒姫山登山コース

 早朝4時過ぎに我が家を出発したが日本海沿いに聳える青海黒姫山までは遠かった。清水倉登山口に着いたのはAM9時過ぎ、リンナイリサイクル工場の横が登山口で2台分の駐車スペースは埋まっており、青海川沿いの道に車を停める。此処から見える青海黒姫山の正面岩壁が凄い迫力だ。

 青海川沿いの駐車スペース

 清水倉コース登山口

 出発しようとしたら地元の人らしきオジサンが「これから登るのかね。今日はあと1人登っているよ。」と教えてくれた。最初は緩やかな樹林帯の中を進む。小さな沢を渡り40分程で「一本杉」と書かれた標識に着く。この先から急傾斜の道に変わってくる。

 「一本杉」

 1時間程歩いたので栄養補給を兼ねて休憩していたら、丸坊主のお兄さんが「イヤー暑いですねー。」と言いながら風の如く通り抜けて行った。唖然とする速さ、標高差1200m近いこの道を一気に駆け抜けてしまうのだろうか。

 標高600m付近の紅葉

 標高600mを超えた辺りから木々が紅葉していた。登山道は木の根が多く粘土状で滑りやすく歩き辛い。出発して1時間半程で金木平に着いた。此処には水場もあり数少ない休憩ポイントだ。

「金木平」

 更に登ると狭い沢状の道になる。雨が降ったら難渋しそうだ。沢が尽きる寸前で左に曲り急な道を登って行く。滑りそうな場所はロープが張ってあるので随分助かった。

 出発してから2時間半、西稜ピークに達した。一気に展望が拡がる。ここから山頂まで僅かな距離だが、岩が多くてスンナリと進めない。11時58分青海黒姫山(1222m)に到着した。登りで私を追い抜いた丸坊主のお兄さんが入れ替わるように下山して行った。 

 西稜ピークから青海黒姫山

 青海黒姫山山頂

 山頂からの眺めは申し分ない。足下に日本海と糸魚川市街地が広がる。反対側には白馬岳が見え、北アルプスの山嶺はそこから日本海へと一気になだれ込んでいる。又東は、先日登った頸城山塊の焼山や火打山がよく見える。

糸魚川市街地と日本海

 白馬岳方面

頚城山塊方面

 山頂には穏やかそうな青年が1人先着していた。上越市の人で日帰りだと言う。「今朝埼玉から来たんですか?」と少し驚いていた。登山口で地元のオジサンが「1人登ってるよ。」と教えてくれたのはこの人らしい。

 「降りは転びそうですね。」と言いながら彼は先に下山して行った。私はもうしばらく山頂を独占して満喫し、下山の途についた。滑りやすい道なので降りも決して楽ではなかった。約2時間近く掛けて登山口に戻ると、青海黒姫山の正面壁が白く輝いていた。

 青梅黒姫山の岩壁

 車に乗ると日本海沿いに富山県朝日町のたから温泉まで行って山の汗を流す。設備は少々古びているがお風呂は広くて料金も500円と安く私向きの良い温泉だった。この後、北陸道~東海北陸道と車を走らせ、城端サービスエリアで車中泊とする。ここには24hコンビニがあり快適な車中泊ステーションだ。

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一日一山

2014年11月01日 | 日記

 11月1日(土)

 お亡くなりになって久しい日本競艇生みの親である笹川良一先生が生前に、母親らしき女性を背負い階段を登ってその後で、「一日一善」と仰っていたのをテレビCMでよくお見受けしたが、「博打で稼いだ金で、そんな事言われてもなあ。」と妙に違和感を持ったのを覚えている。

 そんな私が先週は、「一日一山」と呟きながら、ザックを背負って天上界(山頂)と下界の間を毎日登り降りした。こんな私の善行?を誰も関心を持っちゃくれない。イヤそれどころか妻などは「自分ばかり好きな事をして」と冷ややかな眼差しだ。

 だので今回登った登山の詳細を、明日から各々ブログに載せて自己PRに務めます。これでしばらくは慢性的ブログネタ不足から逃れられるワイとホッとする自分がいる。

 一日一山

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