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Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

岐阜県、猿ヶ馬場山登山(詳細)

2015年05月01日 | 山歩き

 4月28日(火)     天気=晴れ

05:38白川郷(ふるさと駐車場)→ 06:12~18登山道入口→ 07:07~13宮谷林道出合→ 08:38アンテナ施設(1528m地点)→ 08:55~58帰雲山→ 09:50~10:20猿ヶ馬場山→ 11:00~02帰雲山→ 11:12~22アンテナ施設→ 11:55宮谷林道出合→ 12:23登山道入口→ 12:35白川郷(ふるさと駐車場)

 

 猿ヶ馬場山は三百名山の中では数少ない登山道の無い山なので、登るには残雪豊富な時期がベストシーズンだ。昨夜は東海北陸道の城端サービスエリアで車中泊、今朝早く白川郷の合掌造りの宿「ふるさと」駐車場に着いた。

 今日は白川郷観光をする妻とここで別れ、私は登山の準備を終えると猿ヶ馬場山へ向け出発する。狭い林道を歩き始めて数分後、道が左右に分岐する。何気なく右の道を進んだが、これが間違いで左の道が正解だった。最初からの道間違いで10分以上のロス、出鼻を挫かれた気分だ。

 荒れた林道を幾度かクネクネ曲りながら登るとネットで見覚えのある登山道入り口に着いた。ここから雪道になるので先行者の踏み跡が残っており、それを辿れば道を誤る事は殆どない。

 登山道入口左の小さなトタン小屋が目印

 しばらくジグザグに道を登るが、10分程進んだ地点から残雪を伝って沢筋の直登コースに入る。かなりの急登でけっこう汗を掻かされた。今日は陽射しも強く長袖のTシャツ1枚で充分だ。

 ここから沢筋の直登に変わる。

 登山道入り口から50分程で山腹を横切る宮谷林道に合流する。その林道を4~500m進んだ地点から右折して尾根に向かって急登し、約10分程で尾根上に達した。その後は尾根に残る踏み跡を忠実に辿って行くだけだ。

 宮谷林道合流地点

 この山には道標の類は一切無いから現在地を把握し辛いのだが、標高1528m地点にあるアンテナ施設は絶好の目印になる。ここは平坦で展望も効き気持ちの良い場所だ。前方に見える樹林のこんもりしたピークは帰雲山、その左手に猿ヶ馬場山の茫洋とした大きな山容が見える。山頂まではまだ相当な距離がありそうだ。

 尾根上のコース(ピンクの目印が点々とあるので心強い。)

1528m地点のアンテナ施設

 アンテナ施設付近から右手前、帰雲山と左奥、猿ケ馬場山

 帰雲山の登りで先行するご夫婦の登山者に追いついた。二人とも中々の健脚者でアイゼンを履かずストックだけで登っており、その真新しい踏み跡が私を随分心強くしてくれた。

 ここから先は先行する者はおらず、雪解けで薄くなった踏み跡を見失わぬよう慎重に登って行く。アンテナ施設から20分足らずで着いた帰雲山(1622m)は、広々とした樹林のピークで展望はそれ程無い。ここにも小さなアンテナ施設が建っている。

 帰雲山山頂(小さなアンテナ施設が目印)

 山頂から左折して一旦鞍部に降り、いよいよ猿ヶ馬場山への長い登りが始まる。鞍部からの眺めは良く、北は白川郷方面の集落が小さく見え遠く白山北方の山々が望める。南は御前山の山々が見える。

 鞍部と前方に猿ケ馬場山

 鞍部から北の方向

 鞍部から南の方向

 猿ケ馬場山への登りから山頂部(まだまだ遠い)

 薄い踏み跡は樹林の合間を縫う様に延々と続く。黙々と登って行くと以前痛めた腰痛部位に再び痛みが生じてきた。悪化せぬようにと念じながら登って行く。腕時計の標高表示が1820mを示した地点で明らかな山頂平原の一角に到達した。しかしそこから先もけっこう長かった。平原の一番奥まった所に「猿ヶ馬場山」と記した小さな表示板があり、そこが猿ヶ馬場山(1876m)だった。出発してから約4時間10分余、標高差1400mの長い長~い登りであった。

 猿ケ馬場山山頂

 山頂から白山の眺め

 山頂から登って来た方向

 山頂一帯はソフトボールが出来そうな程広い雪原で360度の大展望、誰も居ない山頂を一人占めしてのんびりと食事をする。30分程滞在し下山しようと思った頃、先程のご夫婦が登ってきた。お互いに写真を撮りあった後、下山を開始する。

 雪道の降りは楽だ。半ば滑るようにグングン降って行く。途中3名の男性とすれ違った。今日の猿ヶ馬場山は私も含め6人の登山者を迎えたようだ。アンテナ施設まで降って振り返ると猿ヶ馬場山の膨大な山容が青空にクッキリと浮かんで見えた。もうこの景色を見る事は無いだろう。

 下山途中眺めた白山北方の山々

 殆ど休まず降ったので、山頂から約2時間15分程で白川郷に戻ってきた。車の中では妻が熟睡中だった。白川郷の中は殆ど見納めてしまったと言う。私はお風呂に入りたかったので、観光客で賑わう集落の中を通り日帰り温泉「白川の湯」で山の汗を流した。

 下山時林道から眺めた白川郷

 挑戦中の三百名山の中で課題だった道無き北陸の山、野伏ヶ岳と猿ヶ馬場山の二山を4月に登れたので大満足だ。今夜は合掌造りの宿「ふるさと」に泊って、明日は妻と一緒に二百名山の一つ、大日ヶ岳を登ります。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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あの時の (こなすび)
2015-05-01 20:08:13
こんばんは
猿ケ馬場でNETを見ておりましたらたまたまヒットしました。
帰雲山で追い越された夫婦です。
頂上で少しお話しただけですが、何となく嬉しくて(#^.^#)

私達も野伏、大日と三山登って帰宅しました。
ブログ時々のぞかせて頂きますね
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コメントありがとうございます。 (Fさん)
2015-05-02 08:51:52
 あの時は、途中まで先行して頂きありがとうございました。天気も良かったから山頂でもっと遊んでもよかったのですが、妻が下で待ってるものですからアタフタ下山してしまいました。
 お二人も多分三百名山を目指しておられるのであろうと推察します。私も同様で残り23座ですが、又どこかの山でお会いできればいいですね。ご夫婦での登山これからも楽しんでください。
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