Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

群馬県水上町、湯の小屋温泉~宝川温泉ウォーキング

2014年04月30日 | 旅行

4月29日(火)         天気=曇り

 

 昨日群馬県北端の水上町へウォーキングに出掛けた。早朝の関越道を降り水上町温泉街にある無料駐車場に車を停め、約1キロ程離れた水上駅の待合室で湯の小屋温泉行きのバスを待つ。

 水上駅に向かう途中見た利根川と奥に谷川連峰

 我々夫婦だけを乗せたバスは07:40水上駅を出発した。途中お婆さんが1人乗降りしただけ、ほぼ貸切状態で08:20終点の湯の小屋温泉に着いた。

 湯の小屋温泉に来たのは約30年ぶり、あの時は妻と二人で、尾瀬の鳩待峠から笠ケ岳を越えて此処まで降ってきたのだ。バス停で写真だけ撮り、宝川温泉に向けバスで来た道を歩き始める。

 湯の小屋温泉バス停

 しばらくして振り返ると、背後の遥かな高みにウッスラと端正な三角形の笠ヶ岳が望まれた。あの時は途中ヤブを漕ぎながら一日でアノ山の向こうから来たのだ。30年前の若さが懐かしい。

 湯の小屋温泉付近から笠ケ岳を望む。

 やがて右奥に白い石の堤防が現れた。奈良俣ダムだ。その姿は現代のピラミッドとでも呼べばいいのか圧倒される巨大さだ。ダムサイト上へ行きたかったが、まだ遊歩道は閉じられていた。

 奈良俣ダム

 コースの県道にはポツポツと集落が点在する。利根川源流部となるこの辺りは春の訪れが遅く、今頃桜が満開に咲いている。又雪が溶けたばかりの道沿いにはフキノトウやコゴミが食べ頃に育ち、それを採取しながら歩いて行く。

 洞元湖(須田貝ダム)の北部に見える雄大な雪山は利根川源流の山「平ヶ岳」か、それとも越後三山の中ノ岳であろうか?利根川沿いに降る県道は基本的に降りだが、途中登りもあり汗を掻かされた。

 北に見える越後、中ノ岳or平ケ岳?

 やがて藤原湖の最奥部に達すると右に曲がる道があった。宝川温泉に向かう道で、宝川入口バス停で右折する。藤原湖に架かる橋は二つあり、手前の古くて細い歩道専用の橋を渡る。

 橋から約10分緩く登って城門のような入口を潜り、宝川温泉に着いた。湯の小屋温泉から約2時間のウォーキングだった。此処は日本一広い露天風呂があり大きな温泉だ。宿泊・日帰りいずれも可能で、料金を聞くと1人1500円、けっこうな値段でバス発車が30分後という事もあり入浴は止めた。

 宝川温泉入口

 宝川温泉バス停

 10:45発のバスに乗り11時半前に水上駅に戻った。帰りのバスも我々夫婦の貸切、そして行きのバスで途中乗降りしたお婆さんが又も同じく乗降りしたのが、可笑しい偶然だった。

 駅から駐車場へ戻る途中川沿いに遊歩道があったので、そちらを歩く。雪溶けの利根川は恐い程の水量で、2艘のゴムボートが凄い勢いで降って行った。私がカメラを向けるとボートに乗った若者たちが皆一斉に手を振ってくれた。

 利根川とゴムボートの渓流降り

 駐車場に戻ると、妻は「今日は汗も掻いて無いしお風呂は入らなくていい。」と言う。倹約家の私に依存は無く、午後の上州路をのんびりドライブして高速道路料金を使う事無く夕刻我が家に戻る事ができた。

 ところで何故ワザワザ群馬の端まで行ってウォーキングをやったのか、それには私なりの深~い事情があるのです。山歴40年の私、関東甲信越の主要な山はほぼ登り尽くしているが、湯の小屋温泉と宝川温泉間を繋ぐと、栃木県の日光駅から信州の志賀高原に至る山伝いの道が、私の足跡で一筆書きに繋がるのだ。

 「それがどうした。」と他人には言われそうなクダラヌ事だが、自分の生きてきた証として私には拘りがあるのです。

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