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Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

日本三百名山回顧№136富山県、三俣蓮華岳(3百名山)

2025年03月28日 | 三百名山回顧

 岐阜・富山・長野の3県が接する県境に、三俣蓮華岳は聳えています。北アルプスの中央部に位置し、何処から登っても一日では辿り着けない奥深い山でもあります。この山に最初に登ったのは何時だったのか、明確なところは思い出せません。

 昭和55年8月に裏銀座コースを縦走した時や、昭和61年8月に黒部源流部を縦走した時に、三俣蓮華岳の山頂近くを通過しているのだが、巻き道もあるので山頂を踏んだのか否かは判然としない。

 確実に三俣蓮華岳の山頂は踏んだのは、平成2年8月に妻と二人で雲ノ平から槍ヶ岳まで幕営縦走した時でした。当時所属していたK山岳会の会報に、私が書いた山行記録が残されていたので下記に転載してみます。

北アルプス、雲ノ平~槍ヶ岳幕営山行

期日:平成2年8月10日~14日(夜行3泊4日)

参加者:F夫婦 2名

11日(雨後曇り)

09:20折立登山口発

10:54~11:06三角点標

13:00~05太郎平小屋

13:20太郎平キャンプ地

 雨の中折立を出発、最初から雨に濡れるのは気が滅入る。しかし天気は回復しているようで、三角天標辺りから雨も止む。夕方にわか雨、雷鳴が絶え間ない。

12日(晴れ)

05:15太郎平キャンプ地

05:25~50太郎平小屋

07:38~55薬師沢小屋

10:55~11:20雲ノ平山荘

13:00~10黒部川源流

13:45三俣山荘キャンプ地

 朝から素晴らしい好天、気持ち良く薬師沢を降る。黒部川に架かる吊り橋を渡ると、すぐに樹林帯の急登、背後に小さく見える太郎平小屋が同じ目線位になると、だんだん緩やかになり雲ノ平の一角に辿り着く。

薬師沢小屋の黒部川に架かる吊り橋

 広々とした雲ノ平を縦断し祖父岳の山裾を巻き、黒部源流を越えて三俣山荘に到着。今日の行程はアップダウンが多くて疲れた。三俣山荘のキャンプ地は水場も傍にあり、大変気持ちの良い所。テント設営後はノンビリ周囲の景色を楽しむ。

雲ノ平(奥の山は黒岳)

雲ノ平から三俣蓮華岳?

黒部源流部付近?

 

13日(晴れ後曇り時々雨)

05:15三俣キャンプ地発

05:55~58三俣蓮華岳

07:37~39双六岳

08:02~11双六小屋

11:08千丈乗越

12:02~40槍ヶ岳山荘

13:02殺生キャンプ地

 朝のうち霧が出て寒かったが、しばらくすると快晴になる。双六小屋までは山腹を巻く道を行き、三俣蓮華岳と双六岳はそれぞれ空身でピストンする。西鎌尾根に入ると槍ヶ岳の穂先はいよいよ高く聳え、前途は厳しい。

双六岳から丸山(中央の山)三俣蓮華岳(右奥の山)

双六岳から鷲羽岳方面

双六岳山頂

双六岳から槍ヶ岳

双六小屋上から西鎌尾根方面

西鎌尾根から硫黄尾根方面

 強い陽射しとアップダウンには参るが、冷たい西風が身体を冷やしてくれる。千丈乗越を過ぎた所で、山仲間のS子さんとバッタリ出会う。奇遇を喜び再開を約して別れた。槍ヶ岳山荘は凄い混雑でキャンプ地は既に満杯、仕方なく殺生ヒュッテまで降ってテントを設営。槍を目指す登山者は凄い数で、山頂へ向かう列が夕方まで切れ目なく続いた。

殺生キャンプ地

14日(曇り時々雨)

03:45殺生キャンプ地発

04:25~57槍ヶ岳山荘

07:15~45槍平小屋

08:27~35滝谷出合

09:37白出沢出合

10:50新穂高温泉

 朝一番槍ヶ岳を目指したが、濃い霧と冷たい強風、それにも増して大渋滞に登頂を諦める。飛騨沢沿いの道をグングン標高を落とし、槍平小屋を過ぎて歩き難い岩だらけの道が白出沢まで続く。ここから林道歩きとなり、約1時間余で新穂高温泉に到着した。

 今回の山行はまあまあ天気に恵まれて、槍ヶ岳登頂を覗き予定通り行動できた。北アルプスは人気が高いだけに登山者が多く、特に槍ヶ岳は凄まじい混雑で、お盆休みの時期だけは二度と来る場所じゃ無いと痛感した。

 

 

 

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