山歩きの相棒として長年使ってきた登山靴だが、経年劣化で靴底が擦り減り滑り易くなった為、新しい靴と交換する事にした。これまで履いてきた登山靴を購入したのは6年前の事で、その日の事は鮮明に覚えています。
平成元年9月25日に北アルプスの有明山を表参道から登ったのだが、その時まで履いていた靴が古くて靴底が擦り減っていた為に沢を登っている最中滑って転倒、又防水機能も無くなって靴の中がびしょ濡れ状態になってしまった。
それでその靴に嫌気が差し、有明山から下山後すぐに信州安曇野インター近くに在る登山用品店モンベルへ車を走らせ、今の靴を衝動的に買ったのです。そして翌日には買ったばかりの靴で北アルプス常念岳を登頂、それ以降この靴と一緒にいろんな山へ出掛けました。
この間には膝の不調で山へ行けなかった時もあり、又コロナ過で県外への外出自粛が叫ばれた時もありました。それでも過去の記録をザッと数えただけで、約105回の山行をこの靴と共に歩いていたのでした。
先日の富士登山でこの靴は有終の美を飾り、目出度く役目を終えました。お疲れ様の言葉と共に、そっと優しく不燃ごみの日に送り出してやりたいと思います。
新しい登山靴は今年の初めにリサイクルショップで見つけた8000円也の掘出し物、5月の守門岳登山で試運転してみたけれど、まずまずの履き心地でした。これからの登山で、私の良き相棒として頑張ってくれるのではと思っています。