7月30日(土) 天気=晴れ後曇り時々雨
06:00麦草峠駐車場➔ 06:35~432232mピーク➔ 07:18~32茶臼山➔ 08:15 ~40 縞枯山➔ 08:58 ~09:07雨池峠➔ 09:24林道出合➔ 09:36雨池分岐➔ 09:43~10:06雨池➔ 10:20林道出合➔ 10:25麦草峠分岐➔ 11:08麦草峠駐車場
昨日は佐久地方に大雨洪水警報が発令され、我々が車中泊していた佐久平パーキングエリア近くでも、大地を揺るがすような落雷が幾度もあった。こりゃ登山は無理かなと朝目覚めたら意外に晴れ渡った好天気になった。
佐久平パーキングエリアから車を走らせて、朝6時前に登山口の麦草峠無料駐車場に着いた。この駐車場は人気が高く週末はいつも満車状態、我々が着いた時には辛うじて2台ほどの空きがあり、何とか車を停める事ができた。
早朝の麦草峠駐車場(朝6時でほぼ満杯)
準備を終えると6時に、麦草峠から茶臼山への登山道へ入る。この辺りで既に標高2千m越えなので吹く風が爽やかだ。苔むした森林帯の道を30分ほど歩くと、展望の良い2232mピークに着いた。たおやかな茶臼山の山頂が、前方に望める。
登山口傍の茶水池で雨池への道が右に分岐する
静かな森の中の道
2232mピークから茶臼山
2232mピークから茶臼山へは中々の急登で、急に標高の高い所へ来たせいもあって何となく息切れがする。やがて急登が終わり緩やかになった道を進むと、縞枯山への登山道分岐があり、分岐を左折して数分進むと展望抜群の茶臼山(2384m)だった。
茶臼岳山頂
山頂からは南に八ヶ岳主峰の赤岳や天狗岳、北は蓼科山や北横岳、遠くには北アルプスや御岳、中央アルプス、南アルプスの山々が素晴らしい眺めです。15分ほど景色を楽しんだ後、縞枯山へ向け出発する。
山頂から南に、南八ヶ岳の高峰群と右奥に南アルプス
山頂から北に、北横岳や蓼科山
西の彼方に中央アルプスや御岳、北アルプス
縞枯山の山名由来は、山腹の森林帯の一部が縞状に枯れているからその名がついたと随分昔に聞いた事がある。何故縞枯山の周辺にだけこんなに枯れ木が多いのか、不思議な気もする。
茶臼岳と縞枯山鞍部の枯れた木々
茶臼山との鞍部から緩やかに登り返すと「展望台へ至る」と書かれた標識があったが、パスして縞枯山へ向かう。GPSで縞枯山と表示された地点に着いたが、山頂標識が見当たらない。実際の縞枯山(2403m)はそこから更に100mほど奥にあった。山頂は標識が有るだけで、樹林に囲まれて展望は全く無かった。
岩がゴツゴツした歩き難い縞枯山への道
地図上の縞枯山山頂付近
縞枯山山頂
縞枯山を後に急坂を足早に20分ほど降ると、登山道が交差する雨池峠だった。交差地点を右に曲がって、雨池へ向かう道に入る。この道は地図に記載されている旧道が荒廃して、新たな新道が最近開設されたようだ。
登山道が交差する雨池峠
雨池へ向かう新道(道は明瞭)
新道をしばらく降ると、荒廃した林道に降り立った。右に曲がってその林道を10分余進んで行くと、雨池分岐と書かれた標識があり、左へ曲がってその道を降ると、すぐに雨池の湖面が前方に見えた。
林道出合
しばらく林道を進む
雨池は、標高2千mの地点に水を湛える静かな山上の湖です。初めて訪れた場所ですが、去り難い雰囲気の別天地でした。雨池から麦草峠への道は、林道までしばらく木道歩きだが、この木道が老朽化して今にも壊れそうで、靴を乗せると滑りそうだしビクビクしながら歩いた。ある意味今日のコースで、ここが一番難所だったかも知れません。
雨池湖畔
雨池から滑りそうな古い木道を進む
木道から再び林道に出て、その林道を少し進むと麦草峠への道が右に分岐していた。林道から麦草峠へは、概ね緩やかな登りで森の中を行く。苔むす森は明るい雰囲気で、歩くのが苦にならない快適な道でした。
林道から麦草峠へ向かう道が右に分岐する
苔むす森の道
苔の森
林道の分岐から40分ほどで登山口傍の茶水池が見え、麦草峠へ戻って来ました。今日の行動時間は約5時間、雨池を過ぎた辺りから時折ポツポツと雨滴が降るような天気だったが、何とか濡れずに登山口へ戻って来る事ができました。
茶水池
麦草峠駐車場へ戻ってきた
車に乗ると一般道を走り、下仁田町の日帰り温泉「荒船の湯」で登山の汗を流す。久々に歩いた苔むす森と湖の北八ヶ岳でしたが、気分爽快に歩く事ができました。