Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

福井・岐阜県境、冠山登山(詳細)

2016年10月25日 | 山歩き

10月14日(金)     天気=晴れ

 

06:38冠山峠→ 07:34冠平→ 07:41~08:08冠山→08:14~19冠平→ 09:05冠山峠

 

  昨日は大野市街の日帰り入浴健康ランド「あっ宝んど」を出てから、さてどこに泊ろうかと悩んだ。「食料を持参して冠山登山口の峠でもイイや。」と思いつつ車を走らせたら国道158号沿いに「アンデバンダン広場」という運動施設があり、そこの駐車場が広々としていたので車中泊場所とした。

 今朝は未明に出発し最寄りのコンビニで朝食を済ました後、冠山へ向かう。峠越えの山道は意外と走り易く、AM6時半頃に登山口の冠山峠に着いた。峠には立派な石碑が建立されており、その脇から遊歩道のように整備された登山道が冠山へ続いている。

 冠山峠の石碑

 峠にはもう一台車が駐車しており、車の持主は仮眠から目覚めたばかりの中年ご夫婦で、彼らに会釈して冠山へと歩き始める。1156mピークまでは緩やかな登りで、振り返ると峠越しに金草岳のたおやかな山容が見える。

 登山道から金草岳方面

 ピークを過ぎると烏帽子の形をした冠山が前面に見えた。山名の由来は、古の人々が頭に被っていた烏帽子冠の形と似ているからだそうだ。湿地帯の脇を通りユルユル登って行くと、鋭く聳える冠山の山腹を巻き小さな広場がある冠平が前方に見えた。冠山への道は冠平直前でで右に曲り、山頂まで一気登りの急登になる。

 登山道から冠山

 アップダウンの少ない登山道

 冠平

 右折してすぐにロープが張られた岩場になるが、斜度が緩いのでそれ程の危険性は無い。岩場を越え笹原の急登を頑張ると、アッケない感じで冠山(1257m)の絶頂に着いた。狭い山頂からは360度の展望で、北は白山連峰、南は眼下の谷間越しに徳山ダムの巨大な湖面が見える。東はゆったりとした能郷白山が横たわり、西は登山口の冠山峠が見え、私の車も小さく確認できる。峠の向こう20キロ先はもう日本海の若狭湾、思えば随分遠くへ来たもんだなあと実感する。

 山頂直下の岩場

 冠山山頂

 山頂から北に遠く白山

 山頂から南に、谷の合間から徳山湖

 山頂から東に能郷白山(中央奥の山)

 山頂から西に冠山峠と奥に金草岳

 高曇りの空に吹く風は爽やかで心地よい山頂だ。30分程滞在し下山を開始する。緩やかで歩き易い道なので快適に進んでいると、突然10m程前方に猪が現れた。今まで熊、鹿、猿、狐の類は遭遇したが猪君は初めてのご対面、一瞬突っ込んで来たらと危惧したが、見るからに愛らしい風貌で写真を撮る暇も与えずアッというまに藪の中へ消え去った。

 峠が近くなってくると次から次へと登山者が登って来る。容易に登れるせいか、この山は中々人気があるようだ。冠山から1時間程で登山口の冠山峠に戻って来た。路肩には10台位の車が停まっている。

 冠山峠に戻ってきた。

 時間が早いので金草岳へも行きたかったが、明日は難度の高い猫又山を登らねばならぬから疲れを残してもと諦めた。車に乗ると下界へと降り、鯖江市内の三六温泉神明苑へ立寄った。ここは宿泊施設も併設した大きな温泉で、料金は500円と安く入浴客も少なかったので、午後の一時ノンビリとお湯に浸かる事ができた。

 鯖江市内の三六温泉神明苑

 温泉を出ると福井市内のショッピングモールで食料を調達し、北陸道の小矢部SAまで車を走らせ今宵は此処で車中泊とした。さあ明日はいよいよ念願の赤谷山~猫又山を登るのだと思うと気も高ぶる。

コメント
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