Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

山の先達、堀江氏の訃報を知る。

2016年10月08日 | 日記

 10月8日(土)

 この間まで夏の暑さにウンザリしていたのにもう10月、月日の経つのは早いものだ。(このセリフ何度言った事だろう。)紅葉の秋は爽やかな季節だが、吹く風がそこはかともの悲しい。そんな中、以前所属していたT山ノ会の元会長だった堀江俊一さんの訃報を風の便りに聞いた。

 十数年前に奥鬼怒温泉郷の日光沢温泉へ夫婦で出掛けた時、堀江さん等T山の会ノ人達と偶然出会い、その後堀江さんから「良かったら我会へ入会しませんか、我会が駄目なら他の会もご紹介できます。」と丁寧なお便りが届いた。堀江さんは知的な風貌の穏やかな紳士で、優しさと面倒見の良さで会を統率していた。 

 そんな彼の人柄に惹かれたせいもあり私はT山ノ会に入会した。4年前の夏に南アルプスの鳳凰三山を私が企画した時は、70歳を過ぎておられたが堀江さんも参加し、元気溌剌と山道を歩いておられた。その後私はある事情で会を去ったので、堀江さんとは街中で幾度かお会いしたけれどだんだん疎遠になっていった。

 堀江さんの元気なイメージしか無かったから、突然訃報は俄かに信じ難い思いだった。もう街中で堀江さんの優しい笑顔に出会う事は無いのだと思うと、一抹の淋しさが募る。

 平成24年7月22日(南ア、薬師岳山頂)

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