Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

福井、経ヶ岳登山(詳細)

2016年10月24日 | 山歩き

 10月13日(木)     天気=曇り時々晴れ

 06:43奥越青少年の家駐車場→ 06:51登山道入口→ 07:06登山道分岐→ 07:20車道出合(保月山登山口)→ 08:03~15保月山→ 08:46杓子岳→ 08:57中岳→ 09:30~10:09経ヶ岳→ 10:39~42中岳→ 10:53~57杓子岳→ 11:20保月山→ 11:49車道出合→ 11:59登山道分岐→ 12:07登山道入口→ 12:22奥越青少年の家

 

 昨日は福井県、九頭竜ダムの近く「道の駅九頭竜」で車中泊した。ここには動く実物大の恐竜レプリカがあり、けっこう人気があるようで見物の人が絶えなかった。又ここはJR越美北線の終着駅でもあるが、時刻表を見ると一日に5本の列車しか運行していなかった。

 動く恐竜像

 JR越美北線の終着駅、九頭竜湖駅

 早朝目覚めると大野市街まで車を走らせコンビニで朝食を購入した。店内では私より高齢そうな男性が黙々と働いている。なのにプラプラと彷徨い遊ぶ私、少し気恥ずかしい思いを禁じ得なかった。

 朝食を済ますと経ヶ岳へと車で向かう。山麓まで来ると登山口へ向かう道はゲートで遮断され通行止めとなっている。ハテこれは困ったゾと地図を見ると六呂師高原スキー場の方から登る道があり、そこから登る事にした。

カーナビに従い車を走らせると奥越青少年の家まで来たが、登山道の位置が判らないので青少年の家の職員に尋ねたら「車をここに置いて車道をしばらく歩くと左手に登山口がありますよ。」と教えてくれた。

 奥越青少年の家駐車場

 青少年の家駐車場に車を停め、言われたとおり歩いて行くと10分足らずで登山道の入り口に着いた。入口脇の案内板を見たら「経ヶ岳までコースタイム5時間」と書かれている。今日はヘビーな登山になりそうだと気合いが入る。

 登山口へ向かう車道

 登山道入口

 山腹の急登を15分程登ると保月尾根の登山道に合流した。分岐を右に曲り緩やかでよく整備された尾根道を登って行く。分岐から15分程の歩きで山腹を横切る車道に達した。道が通行止めで無かったら、ここが登る予定であった。

 尾根上の登山道分岐

 車道の保月山登山道入口

 車道を越え保月山へと向かう。少し傾斜は増したものの、樹林帯の歩き易い道が続く。道沿いの標識の中には「アダムとイブ」何て書かれた意味不明のものもあった。車道から40分程で着いた保月山(1273m)は展望も無い小さなピークだが、この先に岩場が続くのでちょうど良い休憩ポイントとなっている。

 アダムとイブと書かれた意味不明の標識

保月山山頂

 保月山からしばらく痩せ尾根の岩場(危険性は無い)が続き、その後急登で一気に登り杓子岳(1490m)に着いた。ここで初めて視界が広がり、左に中岳を従えた経ヶ岳の雄大な山容が現れた。

 杓子岳へ向かう岩場の道

 杓子岳への急登

 杓子岳から経ケ岳(右の山)と中岳(左の山)

 杓子岳から中岳までは気持ちの良い草原の道が続き、中岳(1467m)の山頂は周囲を笹原で囲まれ展望は無い。中岳から鞍部に向かって降り始めると眼前にドンと聳える経ヶ岳の山容が美しい。最低鞍部に着くと唐谷登山口へ降る道が右に分岐していた。

 中岳山頂

 中岳の先から経ケ岳

 鞍部から山頂まで標高差250m余の急登が始まる、この区間が今日のコースの胸突き八丁で、張られたロープや笹枝等を掴んで身体を引っ張り上げるようにして登って行く。

 経ケ岳直下の急登

息を切らせながら登り続ける事30分程で待望の経ヶ岳(1625m)に到着した。山頂は直径10m程の広場になっており360度の大展望、白山連峰が一段と大きく以前登った荒島岳や能郷白山、野伏岳なども望まれる。

 経ケ岳山頂

 山頂から白山連峰

 山頂から野伏岳(中央奥の山)方面

 山頂から登って来た尾根

 山慣れた風情のご夫婦が休憩しており三重県四日市から来たそうで、私と同じく車に寝泊まりしながら山歩きを楽しんでいるそうだ。ご夫婦の話では通行止めのゲートは手動で簡単に開けられ登山者は皆通過しているとの事、よく確認すれば良かったと後悔した。

 40分程の滞在で、もう少し留まるというご夫婦とお別れし山頂を後にする。採点鞍部から中岳へ登り返していると20名程の団体登山グループとすれ違った。ガイド役の若い女性が私の着ているTシャツを見て「何処のマラソン大会のものですか。」と声を掛けてきた。この団体もゲート通過して来たと言う。私一人が損したような気分だ。

 杓子岳まで戻り振り返ると早くも雲が湧き経ヶ岳が姿を隠そうとしていた。急坂と岩場の痩せ尾根を経て保月山に着くと山頂は地元勝山中学校の生徒達で大賑わい、付添の先生に聞くと今日は杓子岳まで登るそうだ。こんなに煩いんじゃ熊も逃げ出すだろう。

 杓子岳山頂(下山時)

 杓子岳から経ケ岳(下山時)

 更に樹林帯の道を降り、お昼過ぎに奥越青少年の家へ戻って来た。車に乗込もうとしたら、職員の人から「経ヶ岳の紅葉はどうでした。」と訊ねられた。「まだ紅葉には早いですね。」と応えたが、聞けば紅葉見物を兼ねた経ヶ岳登山を青少年の家主催で来週実行するそうだ。「たとえ紅葉が早くても素晴らしい景色だけで充分満足しますよ。」と補足で応えておいた。

 車に乗ると大野市街の「あっ宝んど」に立寄る。ここは市の公営日帰り温泉で焼却施設の排熱を利用してお湯を沸かしているようだ。本物の温泉ではないが、広々とした施設で食堂や休憩室も充実しており、料金も600円と割安だったので午後の数刻ノンビリと過ごさせてもらった。今日の経ヶ岳登山は登り応えがあって程良く疲れました。

 下山後、六呂師高原から保月山方面

コメント
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