Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

アフリカサファリでンゴロンゴロ自然保護区へ(平成14年)

2014年03月27日 | 旅行

 キリマンジャロ登山を終えた我々一行は、楽しみだったアフリカサファリへ出発する。どんな野生動物と出会えるかとワクワクする。まず出会ったのは思わぬ奴だった。バスでアルーシャの町を出て郊外の陸軍基地の傍を走る頃、路上に3~4mはあろうかという大蛇が横たわっていた。たぶん車に轢かれて死んだのだろう。最初から度肝をぬかれ嫌なものに会ってしまった。

 まず向かったのは世界最大級カルデラ火口内部にある世界遺産、ンゴロンゴロ自然保護区です。JR山手線内側より広いというカルデラ内に人が住む事は許されず、野生動物の王国になっている。火口外輪山上にホテルやロッジが幾つかあり我々はそこに宿泊した。

 ホテルから双眼鏡でカルデラ内部を見下ろすと、象を始め多くの野生動物が動き回る姿を直に眺める事ができる。何か夢に見る世界を覗くようで陶然とする景色だ。滅多に感謝の言葉など口にせぬ妻が「つれて来てくれてありがとう。」と言ったくらいだから、よほど感激したのだろう。

 ホテルから見下ろすンゴロンゴロ自然保護区

 広大なカルデラ内部のンゴロンゴロ自然保護区

 

 翌日サファリカーに分乗しカルデラ内部に降って行く。カルデラ内には森林や川、湖等が点在し此処で暮らす動物の殆どは隔離され外部に出る事は無いと言う。巨体で陽気な黒人のヴェテラン運転手が的確に動物のミートスポットへ案内してくれる。

 森の中には象の家族、川辺にはカバやワニが群れ、砂塵舞う荒野にヌーの大群、中央の塩湖にはピンクが鮮やかなフラミンゴの大集団、珍しいという白サイが一頭孤高に歩む姿も見る事ができた。

 ゼブラの群れ

 ヌーの大群

 カバとワニが共生する沼

 フラミンゴが舞う湖

カルデラ内部は動物にとって適した環境なのか動物達の密集度合が凄い。サファリの見物疲れを感じた頃、自然保護区を後に外輪山の外へ出る。次に向かったのはマサイ族の集落。精悍な狩猟民族というマサイの若者が伝統の衣装と槍を手に、パオパオの樹の下で集団ジャンプして出迎えてくれる。

 マサイ族の集落

 集落内の彼らの家を見学したり、彼らと一緒に写真を撮るのは全て有料である。少なくともこの集落は観光地で、ここのマサイ族も狩猟から観光民族へ商売替えをしたようだ。白けた気分の私は、此処で金を使う気にはならなかった。

 翌日からタンザニア最大の国立公園セレンゲティに向かう予定だが、それは次回のブログで・・・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする