Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

雪山にGPSは便利なツールだが

2014年03月12日 | 日記

 3月12日(水)

 3月と言えば季節的には春なのに今年の寒波はしぶとい。先日訪れた丹沢山地も1mを超える残雪が山腹を覆い、まるで北国の山の様相だった。こうなると登山道が雪に隠されてしまうので、夏山を歩く様な訳にはいかなくなる。

 私が歩いた丹沢山から宮ケ瀬湖への道も、先行者の踏み跡が続いていたから迷わず下山できたが、踏み跡が無ければ降るのに相当苦労した事だろう。

 残雪期の山は道迷い遭難が最も多発する時期でもある。こんな時あれば便利なツールがGPSだ。私も一応持っているが、一世代前のガラクタで感度が悪く樹林の中や谷間では電波を感知しない。画面はモノクロで地図表示は無しと極めて実用性に乏しく「安物買いの銭失い」だったと後悔している。

 最新のGPSをカタログで見ると、画面に登山地図が表示され現在地が一目瞭然だ。そのうちカーナビみたいに「あと300m行ったら右に45度曲がってください。」何て音声案内する物も出てくるのではないか。

 そうなるとGPSに従ってる限り道迷い遭難何て事は無くなり、将来的にはGPSは登山者必携のツールという時代が来るのかも知れない。

 しかしそんな登山が楽しいだろうかという気もする。地図とコンパスを駆使して地形を読み、自分の思うままに山を踏破するところに登山の楽しさ喜びがあるからだ。まあGPSは万が一の時の、懐刀くらいのつもりで携行するのが丁度いいのではないだろうか。

 

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