離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

どうしてこんなに自殺者が多いのか

2012-06-18 04:57:48 | 日記
年間3万人を超える自殺者が出ているこの国は

だいぶ異常だと気づいているだろうか。

実は先進国では断トツの数字なのである。

単純に計算してほしい。

一日で約80人が自死していることになる。

24時間でさらに割ると、一時間に3人だ。

自殺完遂できない場合も多くあるから

実際に行為におよぶ人はこの倍どころではない。

まさにおどろく数字だ。

最近は、就活自殺が増加している。

就活で挫折し、自殺する人が増えているとうのである。

さらに、婚活後のうつである。

婚活してもなかなか結婚できない。

しまいには、どうせ私なんかダメなんだと、自己否定に陥る。

だれからも認めてもらえない経験を自ら繰り返せば

自己価値観が低下するのは当然なのだが、

世の中は気づかないし、マスコミはあおる。


よく耳にするのは、

死ぬくらいならなんでもできる

死ぬ気持ちならこれくらいは。。。

というものだろう。

でも、死を選ぶ人にとっては、死の方が楽なのである。

絶望とは、

死を意識することであろうと思う。

生れてから、死ぬということは知ってはいても、

なぜ生きているのかと問うことは稀である。

幸せ絶頂なときは、

生きていて良かった。

まさにこのために生きていた。

そう思うだろう。

でも、絶望したとき、人は自分が生れた意味、

生きる意味、

どうしてこんな辛い想いをしながら、生きてかなければならないのか

そうはじめて問う。

そこに抵抗し、もがくほど辛い。そのことに早く気づいてほしい。

もがくのでも、抵抗するのでもなく、

あきらめて、生きていくのが正解だ。

あきらめるとは、希望を捨てるとか、努力しないということとは違う。

そのことは、私のブログを過去から読んでいる方には伝わるだろう。

悟りのような高尚なことでもない。

絶望を経験していないこれまでの人生と

経験したこれからの人生を価値観を変更、修正して生きていくことである。

ただ残念なことに、絶望し、自殺される方がこれだけ多い

その家族や友人を考えれば、

いつだれの身に起きても不思議ではないが、

世間の人をみていると、まるで他人事のようだ。

自殺がいいとか悪いとか考えてもしょうがない。

あなたに考えてほしいと思うのは、

絶望するのは、人生のイベントだと知ること、

誰でもからなず一度ある大きなイベントだということ。

はじめての絶望が死の宣告であるかもしれないし、

離婚かもしれないし、

身近なひとの死かもしれないし、リストラかもしれない。

絶望のどん底において、自殺する、しないは、何がその差を生むのか?という点だ。

もちろん、多くのことが影響するのだが、

今回は自分自身について考えてほしい。

あえて、偉そうに、悟ったように言うのを許していただきたいが、

「人生を見切る」 

これである。

正しい現実、人生をしっかりと直視することだ。

目を片時も離さずに、直視し、けして後ずさりしないことだ。

どんなに重い一歩も、1センチでもつま先を前に出すことである。

1センチ出せたら、もう1センチである。少しずつ、休憩しながら。

人生を見切ったら、希望がないと思うかもしれない。

だから自殺するのだと。

そうではない。

この世に生まれた意味を知るということだ。

意味はひとそれぞれ違う。意味などないこともあるかもしれない。

そのことがまた意味である。

悟りをひらいたチベットのヨガ行者も、僧侶も、イエスもブッダも自らの死を選んでいない。

あえて死を選ぶ必要性がないということだ。

いつか死を迎えるときまで、

この世に生まれた束の間の生を生き切るということしか我々にはできないと知ることだ。

働くことも、遊ぶことも、子孫を残すことも

すべては人間が創りだした幻想にすぎない。

現実は現実ではない。

ひとが見たいように、見ているだけにすぎない。

わたしが見るところ、これらのことに気づけるかどうかは年齢ではない。

わたしのところへ相談に来られる方は60歳を超える方もたくさんいる。

30代の私に人生の意味を聞きに来られるのだから、不思議といえば不思議なことである。

つまり、年齢ではないということ。

どれだけ自分の人生と格闘して、這い上がったかということ。

そしてそこから伝える言葉だけが、人の心の奥に浸み込んで、癒す力を生み出すということ。

私などもまだまだわかっていないが、より学びを重ねて、

自分だけの生まれてきた意味を見出して生きていきたいと思う。


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