苦しみの中にみつけること

苦しみ、絶望しているときに

その中に楽しみや幸せを見つけろと言われても

無理なことではないだろうか。

また神の采配と言われても、どうにもならない。

巷にあるような自己啓発や

安易なポジティブシンキング、

素人レベルの心理カウンセラーまがいの書籍など

そんな情報があふれている

もちろん、それに救われることもあるし、

私もそんな経験があるから、否定はできないが、

それでも本当の苦しみを体験した人なら、

そんなことは簡単ではないことに気づいている。

簡単に見つかるようなものでもない。

簡単なら、だれでも気づくし、価値もない。

ほんとうに苦しみを超えてきた人なら

苦しみの意味もわかるし、受け入れる。

今、生きていることの事実以上に大切なことなどないと知っている。

ただ残念ながら、このことは

経験しないと言葉ではわかっても腑に落ちない。

今、あなたが苦しんでいるなら、

少なくとも、苦しみの中にかすかに光るほんとうに大切なこと、

人生、生きることの意味を見つけるチャンスはあるということだ。

それを見つけるかどうかはわからないが、

切符は渡されているのである。

ボロボロになっても、

のたうちまわっても、

そのほんとうに大切なことを見つけてほしいと思うのである。

そしてそれは一つではないだろう。

だから、私もまだ探している途中である。

どうして・・・

苦しく、辛いとき。。

私たちは

「どうして・・・」

「なぜ・・・」


この質問を一日のなかで何千回も自分の脳内で繰り返しているだろう

明快な答えがないときもあれば、

自己嫌悪にはまっていくことも。

それでも繰り返している。

そして、それを繰り返している自分にも

嫌気がさしてくる。

でも仕方ない、

もうそれこそ数えきれない先人も同じであったことだろうから。

それを繰り返すことの意味はないとも言い切れないのだし。

このことに限らず、

答えの出ない問いを繰り返すことで

苦しみを和らげているのかもしれないし、

何かを求める想いが、救いとなっているかもしれない。

だから、それはそれでプロセスであり

多くの人に共通しているのだから

我々には意味がないように思えても

きっと何かの意味があるのだろうと。

このことに限らないが

あなたに起こってくることは

意味がないわけではなく

私たちが理解できないだけであって

プロセスの一部である。

否定も批判も、拒否もしなくていい。

あなたに立ち起こることを

ただ静かに、時には、迷い、苦しみながらも

受け止めていくことが必要かもしれない。

いつもいうように、

だから苦しくないなんてことはない、

断言して苦しい。

寂しさも、とてつもない虚しさも

あらゆる感情がわいてくる

それでも覚悟して受け止めていくしかない

簡単じゃない

だが、私たちにできるのは

信じていくしかない。

いつもいうように

先人たちは、自分よりももっと、もっと過酷な状況を

乗り越えてきた、生き抜いたという

揺るがない事実のみが勇気となる。

怖くないのではない

何かをはじめようとするとき、

未知なことには不安も恐怖もあるものです。

それがないものは、未知でもなんでもありません。

さらに言えば、

そういうものでは、大きな変化は望めないかもしれません。

もちろん、行動したり、変化しようとすることは

悪いことではありませんが、

何か大きな変化を望むなら、

それに見合う不安があって当然です。

あなたが不安に思うことであれば、

それだけ大きな変化ということです。

別に命をかけるようなこととは違います。

むやみに仕事をやめたりすることもいけません。

いつもいうように

正常な判断ができない状況で

大きなリスクのある決断はいけません。

私がいう大きな変化を望める行動とは

そういうものではありません。

どれが大きな行動かは、人により違います。

だからこればかりは

あなたの考え、想いが一番です。

他人と合わせるものでもありません。

ただ変化には不安はつきものだと知ることで

捉え方も変わるかもしれません。

これは、出来事です

苦しんでいるあなたに

このことを言ってもあまり響かないかもしれません。

それでも大切なことなのでお伝えします。

離婚というのは、

たしかに苦しみ、もがき、絶望するような出来事です。

地獄のような苦しみを感じるかもしれません。

それでも

人生で起きうる出来事の一つでしかありません。

世の中では結婚というのは

すばらしく、幸せなものとしていますが、

結婚した人の多くが

それだけではないことを知っていますよね。

大変なことも非常に多いのです。

それこそ、離婚という苦しみのリスクや

子供が生まれる、生まれないとか

伴侶、家族の病気、死・・・、さまざまなことが付随します。

当然、双方の親や、親戚とのことももあるでしょう。

出来事をどうとらえるのか、そのことが一番大切です。

離婚という事実は変えられませんが、

それをどうとらえるかです。

苦しくないとは言いません。

苦しいのです、絶望的なまでの地獄のような日々を経験するのです。

すぐに新しい相手を見つけて、短期的には良くても

逃避にすぎないことが多いのです。

苦しまないわけではないし、悲しくも、寂しくもあるのです。

ですが、やはり事実をどうとらえるのか、

捉え方が一番大切なのです。

そこに至るには時間がかかります。

簡単ではありません。

離婚した方がよいなんていう考えも無理があります。

離婚した。苦しい、寂しい、むなしい・・・、

そのうえで、どうとらえるのかです。

負の感情を受け入れたうえでどうするのかが大切です。

苦しみから逃れるために、前向きに考えてもうまくはいきません。

それも逃避にすぎないからです。

今すぐには無理でしょうが、

心にとめておいてほしいことです。

自分全体で向かう

離婚の苦しみでもがいているあなたは

全力で耐えているだろう

もうこれ以上は無理だと感じているかもしれない

どうしていいか・・・

どうしたら・・・

暗闇のなかにずっといる・・・

あなたが乗り越えるためには

もう自分自身全部で立ち向かうしかない

もがいていい

簡単に越えられるくらいなら

こんなブログも不要だし

そもそも皆、苦しんでいない

武器は自分自身である

自分という人間すべてなのだ

逆にいえば、

それ以外にはない

前回も書いたが

人生でこれだけの苦しみは

そう何度もないだろうし、

あってほしくないが、

だから、自分全部でぶつかっていくしかない

何度砕けても、何度挫折しても

何度あきらめても、戻ってもいいじゃないですか

そんな強い人なんていない

鋼鉄の鉄球を足に括りつけられたかのように

動けなくても

それでも一センチずつでも動いていく

一ミリでもいい

果てしなく感じるかもしれないが

それでも歩むこと

ゆっくり、自分のペースでいい

あなたの歩みを応援しています

大転換が必要

離婚の苦しみは

あなたが経験したなかでも

ダントツにしんどいものかもしれない

問題がおきたとき

問題がおきたのと同じレベルでは解決できないとは

有名な言葉ですが、

この苦しみも同じかもしれません。

これまであなた人生で築いてきた価値観や行動

それらでは対処できないからこそ

今これだけの苦しみと絶望を味わっている

だからこれまでと同じ価値観や行動では

対処していくのは難しいのかもしれない。

あなたの人生にとって

大切かつ大きなポイントとなることは間違いないだろう

いつもいうように

自分自身の価値観や行動

それらすべてを一度ゼロにして

そこから残すものと捨てるもの

新しく必要なものを選んでいく作業が必要だ

そしてそのなかで

トライし、エラーして繰り返しながら

ほんとうに自分が必要な荷物（価値観や行動）を

厳選していく

必要なものは人それぞれ違う

だから私はいろいろな視点を書いています。

そのなかであなたの役に立つものを選べばいい

書いていることは

私自身が乗り越えてきたなかで

選んだ価値観であることは間違いない

だがあなたに必要かどうかは自分で判断するしかない

そしてこれをヒントに探したり、発展させていってほしい

人生で大切なことは

どう生きるかであって

都度の結果でも状況でもない

死を迎えたときに、

あなた自身がどう生きたか、それしか残らない

有名人であれば周囲の評価や批判もあるだろうが

まあ普通の我々にとっては

自分の人生を評価するのは自分自身である

全力で生きたならそれでいいじゃないですか。

だから、大転換してでも変化していく、変化をつかんでいく

人生のなかでそうあるタイミングではないのではないか

そこに自分という人間のすべてをつぎこんでも

悪くはないのではないか

そう感じるのである。

唯一の望み

いつも言っています。

諸行無常

お釈迦さまは、ほんとうにすごい人なのだと感じます。

私は特に特定の宗教に関わりませんが、

それでもすごい真理だと感じます。

この果てしない苦しみや絶望の中にあって

永久に続く暗闇のトンネルにいるとき、

必ず変化していくのだ、

変化しないものはないのだ、

このことほどに勇気を得られるものはありません

このことは、

唯一の望みともいえるかもしれません。

そして

これはどんな状況にいる人にも当てはまるものであって

差別されるものでもない。

だからこそ、

あなたにも必ず変化はおとずれる

もがいてもいいし、

もがかなくてもいい

ただいずれにしても

コントロールできるようなものでもなく

いつもいう流れである

ボロボロでいい

どうしてかわからないが、

私たちは、あらゆる枠のなかで生きている。

前向きで、元気に明るく、

社交的で、仕事ができて

収入があって、友人がたくさんいて、

マイホームを買って、車があって、

お酒に飲み込まれず、よく寝て、

規則正しく生活して、・・・

かつてそんな人が歴史のなかで

どれだけいたのか知らないが、

どうしてだろう・・・、

有名な文豪たちが

どのような精神状態で、あれだけの名著を書いていたのか

知っている人は多いかもしれない。

熱目漱石、芥川龍之介にしろ、太宰治にしろ、三島由紀夫にしろ・・

ニーチェ、トルストイ、ゴーギャン、・・・・

多くの人が自分の人生と戦って、もがいてきた歴史が文学だったりする。

肉体的にも、精神的にも、

収入や家族などでも

苦しいときは、苦していいじゃないですか。

それしかできない、

ボロボロでも。

ほんとうはボロボロなのに、格好良くしようとする必要なんてないじゃないですか。

かっこいい自分としか付き合ってくれない周囲なら、

そんな方々と一緒にいる必要もないじゃないですか。

もうボロボロ、グダグダでいいじゃないですか。

それだけの状況なんですから。

だれも認めてくれなくても

あなたは最大限に耐えているし、努力しているはずだから

それ以上、何ができますかね。

十分耐えているんですから。

ボロボロで、ダメダメでしょうがないやと開き直るくらいでちょうどいいんです。

仕事がまともにできるくらいなら、相当にすごいし、すばらしいのです。

生活がまともにできるなら、十分に精神力が高いのです。

酒も飲まずに、孤独を耐えきれるなら、

それだけで十分に称賛に値しますよ。

あなたは十分耐えています。

抜け出すタイミングはわかる

自分が過去の出来事を手放すタイミングは

実は自分でわかるものである

どうして抜けれないのか・・・

いつまで苦しむのか・・・

きっとそんな想いがあるかもしれない

永遠に続くような苦しみのなかで、

あなたが苦しみから抜ける

次のステップに移れる準備ができたとき

自分自身で、

今なのだとわかるはずなのだ。

だが、そこまではもがき続けて

苦しみ抜く時間も必要だったりする

もちろん、うれしいことではないが

そのプロセスを経るからこそ

変化への準備がくる

あなたも過去には経験しているかもしれないが、

別れた恋人の写真や想いでの品を

なかなか捨てきれずに保管していたことがあるかもしれない

だが、新しい恋人ができたタイミングかもしれないし、

新しい恋をしたときかもしれない

またはその心の準備をはじめたときかもしれないが、

今まで手放せなかったものを手放せるときがきたと思う

不思議と、さらっと手放して、次の段階へ進めたと思う

別にだれに言われるでもなくできたと思う

今のあなたの苦しみ、悲しみ、もがきは無駄にはならない

どうにか自分なりに対処してほしい

対処できないならそれでもいい

とにかく耐えていってほしい

そうすれば、

抜け出すことのできるタイミングが、チャンスがある

みんなそうやって、切り抜けてきた

変化できる

変われる

抜けられる

そのタイミングまでは、

なんとか耐え抜こう