離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

真も偽もない。

2013-11-26 23:12:34 | 日記
こんばんわ。

離婚した辛さや絶望から抜け出そうと

あなたはどんなことをしているだろうか?

もちろん、男性と女性でも異なるだろうし、

人それぞれだろう。

たとえば、男性は本を読み漁ったり、

仕事に熱中したりする傾向があるようだ。

状況によっても違う。

離婚した直後は、動けないかもしれない。

少し回復してくると、何かをせざるを得ない状況に

自分を追い込んでみたり、やたらと活動するかもしれない。

スピリチュアルや、宗教的なことに興味や救いを求めるかもしれないし、

自分の人生を変化させようと、

自己啓発セミナーや書籍を読むのかもしれない。

その都度、あなたを支えてくれる考え方や行動、状況があるなら、

それはそれでいいのだ。

真も偽もない。

とても辛いときや、落ち込んだときに

とても自己啓発などできるものではない。

スピリチュアルのような考え方は救いになるときもある。

宗教も同じだ。

だが、ここでひとつだけ注意しておきたい。

ひとつのことに、のめりこみすぎては絶対にいけないのだ。

今は、冷静な判断も価値観も持てていない可能性が高い。

正常な判断ができるときに、

何かを決めるのは構わないというか、自由なのだが、

自分自身が冷静な判断ができない状況であることを忘れないでほしいのだ。

どんな考え、行動でも、

今、あなたの苦しみを癒してくれるなら、それでいい。

だが、どこかで一度は、立ち止まり、

自分の信じたり、考えていることをチェックしてほしい。

そんなあなたに警告してくれる周囲の言葉にも耳を傾けてほしい。

私も経験があるのだが、

離婚の苦しみにもがいているときは、

あまりに自分が周囲を見えていない。

当時は冷静で、落ち着いていたと思うようなことも、

後々考えると、とても冷静とは思えない判断がたくさんあった。

白黒つけずに、しっくりくる考えを取り入れてもらっていい、

ただそれに染まる前に、一度は考えてみよう。

自分が離婚する前なら、そう考えただろうかと。


自分の心と対話する

2013-11-23 12:29:55 | 日記
こんにちは。

人は苦しいとき、落ち込んだとき、

考え方や、行動などにおいて、

とても極端であったり、限定されています。

そして考えは堂々巡りし、

より落ち込んでいく。。。

もうどうしようもないくらい、

自分で制御できないくらいな状態に落ちていく。。。

離婚したとき

多くの方が経験していると思います。

仕事や、その他のこれまで経験した苦難は

苦しいながらも、なんとかクリアできてきた人でも、

離婚の苦しみには、どうにも太刀打ちできずに

ボロボロになっていく人が多い。

カウンセリングに来られる方も

それぞれが、もちろん、これまでとは比較できないようなレベルでの
苦しみの体験をされています。

冷静になれないことはわかっています。

簡単に冷静になれるくらいなら、

簡単に客観的になれるくらいなら、

こんなに苦しむことはない。

はじめはうまくいかなくても、

数か月、半年と時間をかけながら、

自分の心との対話を増やしていくことができたら

少しずつ、自分を見る力が養われます。



今、この瞬間に、自分はどう感じて、どうしようとして、
どうなっているのか。

この苦しみの理由は、何か。

自分はどうなってほしいのか。

相手を憎んでいる。。愛している。。

この世の中の不条理なことに、絶望している。

この先の自分の人生が不安でしょうがない。

もう一度、結婚できるだろうか、
こんな自分を愛してくれる人、そして心から愛することのできる人と
再び逢うことができるだろうか。

このまま病気になってしまうのではないだろうか。

周囲はこんな自分をどう見るだろうか。。

どうやって、友人や周囲に、打ち明けよう。。



どんな考えや想いも悪くない。

どんなことも、否定せずに、ただそう想う ということだけ。

それが良いのでも、悪いのでもなく。

そのままを見つめていく。

受け入れる というような 高尚なレベルではなく、

ただ、今の自分はそうなのだ。 そういう想いなのだ。

それでいいのです。

誰かが答えをもつわけでも、アドバイスできるわけでもない。

あなた自身の中には、必ず自分自身の答えを見つけることができる要素が
あるはずなのです。

今、きっと苦しくて、何も考えられないし、想えない。

それでもいいのです。

だいじょうぶです。


私はあなたの潜在的な答えを見出す力を信じています。


最後には、知る

2013-11-20 21:41:04 | 日記
こんばんわ。

離婚したとき、

どんなに不条理で、不合理で

納得がいかないものであるかは、

経験した方なら、だれでもわかるでしょう。

納得がいかないゆえに、

心の整理がつかない。。。

どうしてなのか、理解しようともがく。。。

離婚のとき、

そのときは、うまく切り抜けたり、

うまいこと調停で勝ったり、

周囲や自分自身をも誤魔化して

やり過ごすことはできるかもしれない。

そのときは、

自分で気が付かずに、それが正しいと信じて行動しているかもしれない。

でもね。

人間というのは、

自分自身を死ぬまで誤魔化すようなことはできない。

もし誤魔化して生きたならば、

それはその人の人生ではなないし、

必ず、歪んだものになるでしょう。

自分や他人を欺けば、

必ず、最後は自分に返ってくる。

いつも紹介している
オーストリアの精神科医ビクトール・フランクルは言います。

「どんな時でも、自分の態度だけは自分で選べる」のだと。

フランクルの提唱したロゴセラピーでは、

「態度価値」

といいます。

相手と離婚するようなときでも、

調停や裁判のときでも、

どんな状況にあっても、

自分自身がとる行動というのは、

自分で決められる。

誠実に、人としてどうあるべきか、

相手への愛情や、やさしさ、思いやり

すべての態度は自分で選べるのです。

そして離婚したのちも

どう生きるのか、どう在るのか、

それを決めるのもあなた自身なのです。

離婚という一大イベントで、

自分がどういう人間であるのかを知らされるのです。

そして相手もどういう人間なのかを知らされるのです。

いずれにしても、

私たちは、死ぬ前には、

自分の行動の責任を取らされるのです。

最後の死の床でそれを知ららせるのです。

誠実に生きてきたあなたのまわりには

きっと、誠実な人々が死を前にしたあなたに寄り添うでしょう。

不道徳に生きた人の周囲には、

だれもいないかもしれません。

いくら、それまでの人生で誤魔化して生きてきても。。。

この瞬間も、

あなたがどう人生を生きるのか?

それを問われているのです。

少なくとも、

私は、誠実に生きていきたいと思うのです。





割り切ることは大切ではない

2013-11-19 00:01:00 | 日記
こんにちは。

離婚すると、

いろいろな想いがありますが、

全てを割り切るということは

難しいかもしれません。

コインに表と裏があるように、

電気にプラスとマイナスがあるように、

すべての物事には表と裏がある。

表だけに見えても、

見えない裏もある。

何かしないと、前に進めないという気持ちも

思い込みかもしれない。

何もしなくても

明日は来るし、その分、一日進んでいる。

だからこそ、

自分だけ取り残されたような感覚にも襲われるのだが、

実は、自分も一日進んでいる。

割り切ってすっきりしたい、そんな想いはあるけれど、

白黒つかなくても,
進んでいく。

灰色のままでも、何かひとつでもしてみる。

苦しい、すっきりせず、やる気がでない

それは、そのとおり。。。

だからといって、自分ではどうにもできないことも

世の中にはあるのだと気づく。

できることは、

自分のことだけ。

できることは、

ただ自分自身の人生を生きていくことだけ。

でもあるとき、

自分の人生にも

楽しみや、幸せなときもあると気づける。

もちろん、苦しみのときもある。

表と裏、

どちらもあるのが人生だと知る。


5度だけ上を見て

2013-11-16 14:09:46 | 日記
こんにちは。

苦しいとき、

あなたはいつのまにか、

下を向いている。

肩や首、顔も、全身に力を入れて、

まるで何かの恐怖や不安から自分を守ろうと、

身体が硬直しているかもしれない。

以前、自分もボロボロだったとき、

後頭部の左半分に麻痺のような

強い偏頭痛のような、そんな違和感を感じて、

脳神経外科へ行ったことがある。

脳梗塞などを疑った。。。

脳のスキャンをしても全く問題ない。

気が付かなかったが、肩から首にかけてのすごい緊張。

筋肉弛緩用の飲み薬を処方してくれて、
飲んだら、あっという間に治った。

そのときはじめて、想像できないほど身体が硬直していたのだと気づいた。

そんなとき、いつも励ましてくれる友人たちから教えてもらった。

「ちょっとだけ、いつもより5度だけでいいから、上を見て!
 いつもと違う景色が見えない?」

 
いつも同じ、暗い景色だけを見ていたと気が付いた。

「空のお日様を見て! あなたがどんなときでも、そこにお日様は変わらずあるよ。」

自分の生活は大きく変化してしまったけど、
ずっと変わらないものもあるのだと知った。

そう、今でも、疲れたときには、空を見る。

以前よりもしっかりと上を向いて。

そして深呼吸する。

肺に入ってくる空気を感じて、生きていることに感謝する。

きっと辛いとき、

下ばかり見てしまう。首が下がって、目線も下がって。。。

これでは肺の空気も少なくなるし、気分も落ち込む。

意識的に、一日一度でもいいから、少しだけ顎を上に向けて、

せめて目線だけでも、空を向こう。

少しだけでいい。

無理しない。

今の自分にできることを少しだけ。

それで十分に、あなたはがんばっている。

恐がる

2013-11-13 20:47:44 | 日記
離婚して、

いままで想像もしなかった、経験したことのない

底知れぬ状態になったとき、

これまで感じた事のないような

恐怖を体験しているかもしれません。

その変化にあなた自身が驚くかもしれません。

でも、多くの離婚経験者が

それは、苦しい時間を過ごしてきています。

だから、あまり心配しなくてもいい。

いまを耐え抜けば、必ず本来の自分に戻ることができます。

では、どんな感じの苦しみを感じて

多くの人が耐え抜いてきたのか、、

私の場合で紹介してみます。

当時は、一戸建ての借家に住んでいましたが、

リビング以外の部屋で寝ることができなくなりました。

そして、灯りを消して寝ることもできなくなりました。

テレビもつけたまま、蛍光灯もつけて寝ていました。

これは色々な方が同じことを言うのですが、

無意味に暗闇が怖く、底知れぬどこかに行ってしまうかのような恐怖を

感じるのです。

暗くした途端に、自分を見失うような、朝が来ないような。。。

そんな恐怖を感じていました。

さらに、人ごみを嫌うようにもなりました。

カップルや夫婦が楽しく集うような場所、

買い物のスーパー、

休日の電車

その他、人が集まるところを避けるようになりました。

近所の方とも顔すら合わせたくなくなり、

行動はいつも夜が早朝という具合。

会社や友人との飲み会にも一切でなくなり、

やむを得ず出ても、お酒は一切飲まない状態。

一次会すら途中で帰るような状態。

別に誰も離婚したことすら知らないのに、

周囲の人が自分を見ているような感じがするのです。

人と会話することもやめ、

週にお風呂は3日おきに、銭湯へ行き、家では入らない。

いや、入れない。

食事もすべてコンビニか外食で済ませ、自宅では寝るだけ。

帰宅後は、眠剤とアルコールを飲んで、泥酔して寝る。

こんな生活が半年以上。

金曜夜に、高速で実家へ帰り、月曜の早朝にまた戻り、
何食わぬ顔で職場へ戻る。

高速道路の曲がり角では、何度もアクセルを踏み込んだか
数えきれない。。。

毎晩のように友人に電話して、同じ話を聴いてもらう。

今考えても、よくここまで乗り越えてきたのだと思う。

だからこそ、今があるとも思う。

苦しみ方はひとそれぞれ、その程度もそれぞれ。

だけれども、どんな苦しみ、もがきも

それを乗り越えるからこそ意味がある。

不格好でも、みっともなくても、ボロボロでも

それでも耐え抜き、苦しみ、もがき、

そして成長できたときに、

あなたの人生は新しいステップに入る。

今は無理でも、あきらめないでほしい。

今は、苦しんでいても、しょうがない。だってどうにもできない。

それでも、どんな方法を使ってもいいから、

今日を生き抜こう。

1年後、必ず今とは違う環境にいるはずだ。

どこまで自分を許せるか

2013-11-08 20:42:17 | 日記
このブログを読んで下さっているあなたは、

離婚という辛い経験で

ほんとうに苦しんでおられると思います。

そんなあなただからこそ

自分の至らないところや態度

相手に言ってしまった言葉

そんなひとつひとつを

後悔したり、反省したりしているかもしれません。

自分がこうしたら、離婚しなくては済んだのではないか、

自分のあの言葉が傷つけたのではないか、

自分がもっと成熟していたら。。。

考えることは尽きないかもしれない。

でも、よく考えてみてほしいのです。

そんな本やセミナーで言われるような

完璧な人をあなたは見たことがありますか?

もしそんな完璧で、すばらしい人でなければ

結婚が続かないなら、

世界中で離婚だらけとなるはずです。

でも実際は、そんなことはない。

たしかに、あなたにも至らない点はあったでしょう。

でも、相手にもあった。

離婚によって、あなたはもちろん、

相手の人生にも大きな変化となってしまったことを

悔やんだり、申し訳ないと感じている場合もあるでしょう。

でも冷静に考えてみたいものです。

実際には、あなたはあなたの人生を生きる権利があり、

相手にも相手の人生を生きる権利と、義務があるのです。

日本では、どうもおかしいのですが、

結婚して、男性が女性を幸せにする!というような風潮も未だにある。

けれど、それはどちらが優先ということもない。

お互いのことなのです。

結婚も、離婚もそして、その人生の選択も

個人個人にあるのが真実です。

あなたはあなたの人生に責任をもつしかできないのです。

それは相手も同じ。

相手の人生に責任を感じ、悔やみ、申し訳ないと思うのはおかしいのです。

これからも、大きな罪悪感や後悔を感じることがあるでしょう。

でも、想い出してください。

自分の人生にしか、人間は責任がもてないのです。

そして、完全な人などいないのです。

だから、どこまで自分自身を許していけるのか。。。

このことは、離婚後に問われる

簡単ではないけれど、とても大切なことです。

自分を許せず、悔やみ続けるなら、

それは自分の人生を台無しにしてしまう危険性すらあるのです。

たしかに、至らない点はたくさんあった。

それでも、結婚を続けることも自分も、相手も、選択として可能であった。

それでも離婚という形になってしまった。

自分で、自分に、

「本意でもないし、望みでもない、でもしょうがない。」

と、どこまでOKを出せるか。。

大切なことです。

そして長く悩み、苦しむことです。

簡単ではないのです。数年単位かもしれない。

それでも、自分をどこまで許すことができるのか、

これがあなたのこれからの人生の質を決める大切なことです。




依存は悪くない

2013-11-04 09:52:02 | 日記
いろいろな人と話をしていると

「依存すること」が悪いことのように言われますが、

依存ということにもいろいろあるのです。

たしかに、

自分が確立できずに、

依存してるような場合には、

注意が必要ですが。

相手に対して、依存し、相手も依存する。

一見すると共依存?とも思われがちですが、

甘えたい という相手の感情に寄り添い、

その気持ちを受け入れて、

甘えてもらう

これは、自立していないとできないのです。

自分が成熟していないなら、

できないことなのです。

逆に、自分が相手に甘えるというのは、

相手を信頼して、

自分の心を開かないとできないのです。

相手になんでも決めてもらったり、

おんぶにだっこ というようなことではなく、

相手を頼るということ。

そして甘えたり、甘えられたりというのは、

相手の要求をすべて満たすとか、認めるとか

そういうことでもなく、

素直に相手の感情、気持ち、状況。。。

これを受け入れて、認めて、尊重することなのです。

これができないと、

どちらかが過度に依存して、関係がおかしくなるのです。

自分は相手に甘えたい、甘えているんだ。

その自覚も必要かもしれません。

DVの相手から離れられないような、

無意識の依存とは全然違うものです。

ちゃんとお互いの距離と、境界も守りながら、

一緒に生きていくもの。

そもそも、人は、完全に依存せずに孤立して生きることはできない。

依存することが悪いのではなく、

自己が成熟した上で、パートナーや両親と共存していく。

親が年老いてくれば、立場は逆転して、親が子供に甘えるかもしれない。

その気持ちを受け入れて、やさしく接することは、

親に依存した自立できない人間ではなく、

真に自立した大人ともいえるのでしょう。

あなたは、パートナーにただ依存していたのか、

それとも自立して成熟した付き合いだったのか、

どちらも完璧なことなどないけれど、

自らを成熟へ向けて育てることは

自分でしかできません。


苦しみの深さ

2013-11-02 10:13:53 | 日記
離婚の苦しみを

知っている人は、

苦しんでいる人に、安易な事は言えない。。。

人それぞれ違うから、なおさら言えない。

芸能人の会見などは、ドラマと一緒であって

あくまで仕事としてのコメントにすぎない。

グリーフ という分野で関わっていると

離婚を経験されたカウンセラーにもたくだん出逢う。

そもそも、カウンセリングという分野に関わることは、

自分自身で大きな心の痛みや苦悩と向き合うことから

スタートしている場合が多い。

そうでないと、苦しみ、絶望している人と関わることはできないのかもしれない。

離婚の苦しみに、打ちのめされようとしているあなたへ

何を伝えて良いのか。。。

それくらいに、あなたの苦しみは深いのだと知っている。

私自身が苦しみの最中であったときに、

自分のプライベートを犠牲にしても
私のいつ終わるともしれない苦しみや、
延々と終わらない話に耳を傾け、支えてくれた仲間がいた。

そのとき思ったことは、

「人を支えることができるのは、人しかいない」

ということ。

高尚なカウンセリングスキルや、ノウハウや、物ではなく、

人の心を癒すのは、人の心の温かさ でしかないと。

恋人である必要はない。

親かもしれない。子供かもしれない。

職場や、友人かもしれない。

ほんとうに、心からあなたを心配して支えてくれようとしている人が

いたら、自分から心を開いて、頼ることなのだ。

つい、殻に閉じこもってしまいがちだが、

頼って、甘えることも勇気だし、強さなのです。

あなたの周囲にいる、ほんとうに温かい心の持ち主が

あなたの苦しみを癒してくれるはずです。

いまはわからなくても、

あなたがこの苦しみから解放されたとき、

そのことに感謝できる日が来る。

自分の心を開く。

頑なに閉じきった、

苦しみという、絶望という壁に閉ざされた

ドアを、あなた自身が内側から開けないと

支えたい人も入ることができない。

大丈夫、

あなたを支えようと覚悟した人は

かならずいる。