インプットを減らす

苦しみに耐えながら、ただでさえ独りで家にいることが

多いときに、

最近の在宅勤務やら、自粛で家にいることがさらに増えているかもしれません。

せめて、山や海などの自然に触れたり、ショッピングをしたり、外食で気を紛らわしたり

していた人にとっては、それすらもできない状況かもしれません。

テレビやスマホで、なんとなく過ごしているかもしれません。

テレビは朝から夜まで感染の話題です。

そんななかでは、意図的に、情報を遮断して、脳を休める時間が必要ですよね。

そうでなくても、悲しみ、怒り、虚しさ、自己否定、これからの不安と

一日中、思考がぐるぐるしていて、何度も何度も同じことを考え、

寝ても覚めても不安と虚しさに襲われ、休む間もないほどのときに、

元気な人でも気が滅入るくらいの情報量で、目まぐるしく変化する毎日で、

インプットが増える最近は、

その世の中の動きにただただ流されていると、たとえ本来は何もない健康体であっても、

心配ごとなどないくらいの人でも、

不安や心配が増え、鬱的な症状も出るくらいになってしまいます。

胸が締め付けられるような感覚すら出てくるかもしれません。

こういうときは、できることをひとつずつ丁寧にして、

あまり多くを望まず、自分に制限をせず、とにかく自分が心地よいと思うことをしましょう。

あれもできかった、これもできなかったと自己否定しだすと、もう無限ループになってしまう。

そして、できれば朝が良いですが、電気を消して、陽の光だけのなかで、

目を閉じて、深呼吸して瞑想するのもいいですね。

目を閉じずに、ぼーっとろうそくの火でもみるような感じでも良いですね。

私も最近は毎日しているのですが、マインドフルネス　というやつです。

不安や心配、苦しみ、悲しみの時間は、呼吸も浅くなりがちです。

水分が足りなくなることは以前にも書きました。

５分でも良いのです。

お水をしっかり補給して、目を閉じ、深呼吸をする。

アプリでも瞑想、メディテーションの誘導があります。

今、必要なのは、自分の内面に浮かんでくることを否定せず、肯定もせず

ただ、ただそのまま見つめるだけ。

コントロールできない未来のことではなく、

今、この瞬間をやさしく見つめることで、心が安定してきます。

ゆっくりと、ゆっくりとです。

追い詰められたときにわかる

あなたが離婚したときの
相手の態度はどうだったでしょうか。

それぞれの理由で、
いろいろな理由で離婚に至ったと思いますが、
時に、とても同じ人間とは思えないような行動、言葉が
飛び出してきたりします。
他人ではなく、一緒に将来を誓った最も身近な人間に対して。

私は、将来を約束した人がそこまで攻撃的に、追い詰めてくるように
変化した理由を知りたいと思いました。

以前にも書いたのですが、
私自身が心理学を学んだのも、相手の行動、言葉、仕打ちに対して
理解できず、そもそも人間とは何なのか、感情とは？行動とは？
理性とは？常識とは？
どんな要因なのだろうか？子供の時の経験？養育環境？トラウマ？
さもなければ、何かの精神的な疾患があるのか？
そんなことを考え続けてきたのでした。

出会ってすぐに結婚した人もいるかもしれません。
お見合いだった方もいるかもしれません。
または、
数か月、数年付き合って、同棲した時間を経て
結婚を決めたかもしれません。

それでも、離婚のときの相手のことが理解できない。。。
そんな状況だったかもしれません。

よくお金が絡むと人間性が変わると言われますが、
命だったり、お金だったり、とにかく生存含めて追い詰められたときに
人間性がわかります。

そんな事態でもなければ、たいていは許容できているのでしょうが、
ぎりぎりの状況でどういう行動にでるかです。

それはその人の生い立ちだったり、家族構成だったり、経験だったり
いろいろありますが、いづれにしても、理由が何であれ、
結果としてそういう行動になっているのです。
そんなことを事前に知ることはなかなかできません。
カウンセラーであっても難しいでしょう。

今は、コ〇ナ離婚なんて言葉も出ていますが、
自粛が続き、今までは仕事やらなにやらで、相手との課題を無視したり、見ないふりをしてきたけれども、
目の前の問題を先送りにしてきた人たちが
ストレスも加わり、表面化しているだけです。
独りの時間を必要とする人もいて、
それによってメンタルバランスを整えている人もいるでしょう。

そしてそれは自分自身にも言えるのです。
ストレスのある限界の状況で自分の行動はどうか？という点です。
自分の恐れ、不安、経験、すべての総合的な影響の反映として、
自分の行動や態度、言葉が出てきます。
完璧な人はいません。だからそれに気づくことが大切です。
気づいて、対人関係のなかで、早期に修正するしかありません。
「あー、また自分の癖が出ているな・・・、ストレスの影響を受けているな・・・」
そんな風に気づけば、すぐに謝罪したり、方向転換できるのです。

自分自身の癖を知ることで、
結果的に相手との関係性も変化するのです。
完璧な人間などいないのだから、そのダメな
部分も含めて許容できるのかどうか、そこが肝心ではないかと思うのです。

以前、３０００メートルを超えるアルプスで連日の縦走をしていたとき、
嵐と雷で、進むか戻るか停滞かぎりぎりの状況を経験し、山小屋で停滞したことがありました。
高山のそんな危険な気候は、命がかかる判断となります。
ひとつの判断ミスで、
落雷や遭難も否定できません。
日常の都会生活ではないようなハイリスクです。
そういう高いストレスとリスクのなかでどれだけ仲間を信頼できるか？
いや信頼できる相手としか山にはいけないなと、行ってはいけないと、
ふと思ったのです。

現在も、非常にストレスフルで、感染すれば、感染させれば、命にもかかわるような状況で
どういう行動がとれるのか、周囲の人間や会社の人間、、芸能人、政治家、、
とても本質が見えてくるように思います。
ある意味で、本質を見る目を養うことができる状況かもしれません。
周囲も自分も高いストレスを抱えて、先の見えない環境が続いていますので。

ありえないことなんて何もない

離婚された方の多くは、

そんなことが自分の身に起こるなんて

考えもしていなかったと思います。

子供がいてもいなくても、離婚はありえることだし、

私自身も青天の霹靂というか、現実だと認識するまで時間がかかりました。

災害でも病気でも、なんでも多くの人は

まさか自分が・・・そんなことを言います。

ニュースでも多くの人がそんなコメントをするのを目にします。

たしかにそうですし、そう思いたいですが、

離婚という経験をしたのちには

「ありえないなんてことはないのだ」

「人に起こることは、自分にも起こる可能性があるのだ」

「神に祈ろうが、努力しようが、真面目に生きていても、正直でも、誠実でも・・・・
　起こりうることがあるのだ」

そんな感覚を得ました。

悲観的だったり、あきらめとは違い、正しく認識するということです。

最近では、英国の首相や、カナダの首相夫人、芸能人やアナウンサー、スポーツ選手と

有名だろうが、鍛えていようが、なんだろうがウイルス感染したりもしています。

誰にでも起こりうるということが明白です。

それでも、危機感が足りない人がたくさんいるのはやはり平和すぎたのかもしれません。

フランスのノートルダムや沖縄の首里城の火災など、本来あってほしくないこともあるし、

震災にしろ、豪雨災害にしろ、日々いろいろなことがありますよね。

この人生でありえないなんてことはないのだ、

良いことも、悪いことも、都合の良いことも、都合が悪いことも

あらゆる可能性のなかで生きているのだ。

以前にも書いたのですが、

今、少なくとも屋根のある家にいて、食事ができて、

家を出て、無事に帰宅できる、

毎朝、目が覚めて身体が動かせる。

それらすべてが「奇跡の連続」であると気づけるかどうか。

心臓が動いていて、呼吸ができることがどれだけ奇跡的なことなのか

それらを失ってはじめて気づくのでは遅すぎるのです。

それらのことは、可能性、確率的には比較的高いだけであって、

そうならない可能性がゼロとは違うと気づけるかどうか。

生きるということ、死というもの、人生そのものの本質を

大切なことをどれだけ認識して、気づけるかどうか。

苦しみから抜けていくためにとても大切なことではないのかと感じます。

私自身は、そんなことをひとつずつ日々考えながら苦しみ、耐えながら

歩んできたように思います。

両面をみる大切さ

おはようございます。

最近、マスク２枚配布というので
いろいろな意見が言われていますね。

今更、、、足りない、、、そういうのもあるけれども、
毎日、毎日ドラッグストアに並んでいる人なら、それでもありがたいと思う人もいるでしょう。
そもそも外出自粛すれば、マスクは買い物のときくらいで、部屋で必要はないでしょうし、
やむなく仕事で外出する人にとってはたった２枚でもありがたい。
お金の使い道という点でも賛否はあるのは当然かもしれませんね。

先日も書いた　「感謝」「思いやり」の気持ち、
それが大切です。

心をニュートラルにできるなら、全国民に配る量を製造してくれている方々のことを想って、
感謝、尊敬できるのではないでしょうか。
この大変な時期に、出社して、まさに命がけで製造してくれた方々がいるのです。
その方たちがどんな想いで製造してくれているのか、、、
くだらない、意味がないなどの不用意な発言でどれだけ悲しまれるでしょうか。
その人たちの尊厳を傷付けるでしょうか。

それを配布してくれる郵便局の人たちの労力はどれだけ大変なことか、想像してみれば、
感謝しかありません。

物事は、自分本位だけでなく、両面、多方面から見なくてはならないと思います。

離婚という変えられない事実の悲しみは深く、苦しみは何ものにも代えられないほどです。
すべてを失ったと感じ、将来は不安しかないかもしれません。
実際に失業したり、体調不良で休まれたり、心身ともにボロボロなわけですから。

その部分を否定しようにも、ポジティブにとらえようにも、それは難しい。
事実は事実で、実際に自分の悲しみや苦しみの感情もあるのですから。
ただ、片面だけを見ていては、永久に抜けられないのも事実です。
良い点を探すのは難しいですが、こういう見方もあるのだなとか、
こういうとらえ方もできるのだなとか、いつも自分が見ている視点と違う角度から見てみる。

ポジティブを探すのは大変ですが、違う視点ならできるのではないでしょうか。

どんな感情も否定しない、その一方で、ひとつの感情や視点に固定しないことも大切です。

ひとつの物事は、いろいろな視点から見ることができます。

離婚で失うものはたくさんありますね。ただ得るものもあるというと、、、少し無理があって、

何かを「得た」　と考えるのは違和感があると思うので、

「新しい価値観になった」「違う生き方に変わった」「自分を深く知り、気づけた」

言葉遊びみたいですが、ちょっとした言葉の違いでも感じ方が変わります。

また最近の話題になって恐縮ですが、

政府や知事さんに文句を言うのは簡単です。好き嫌い、支持不支持は別にして、
ただ、この日本で今、一番働いている人たちでもあるとも言えます。
おそらく自分の時間はゼロでしょう。逃げたり放り投げることもできません。
何かすれば膨大な批判を受けます。
これだけの人と対面しているからリスクも高い。
実際、海外の首相や要人は感染した方がたくさんいますよね。

物事はすべて多面的だと気づけると、今の悲しみや苦しみにも
新しい見方もできるかもしれません。

どう過ごしていくか

世界のニュースをみて、
国内のニュースをみて、
ほんとうにしんどい状況が続きます。

少し体調が悪いだけでも、どこか痛いくらいでも、
心配になったりもするでしょう。

ただでさえこんな状況で、健康でも身体を害しそうな雰囲気で
心が弱っている状況では、何倍もの不安や心配、しんどさがあるかもしれません。

どんなふうに過ごしておられますか。

独りで家に閉じこもっていると、不安が増幅しますね。

そんなとき、呼吸が浅くなって、早くなったりします。

ゆっくりと呼吸したり、目を閉じたり、お風呂に入ったり
水分の補給も大切です。
ハーブティーも良いかもしれません。

そのうえで、普段は自分に課しているハードルも下げましょう。

カロリーを気にせずにおいしいものを食べたり、
ちょっと良いお酒を買うとか、
何でも良いですが、自分に甘いくらいでちょうどいい。

そして、独りで寂しくなったら、一日に何度でもコメントしてみましょう。

私は毎日見ていますし、相互コメントは過去のトラブル事例からもご遠慮いただいていますが、

たくさんの人が自分の想いを自分のためにコメントすれば、

独りで苦しんでいるのではないというメッセージにもなるかもしれません。

グリーフな状況では、免疫も下がっているので、

どうぞご自愛お願いします。