離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

受け入れることはできない

2016-10-29 00:00:01 | 日記
自分に

想像もできないような出来事がふりかかったとき

だれでもそれを受け入れることは難しい

簡単ではない

当然、

はじめはショックを受け

何も感じることすらできないかもしれない

たいてい、このときの記憶が抜け落ちるほどに強烈だ

ある意味で、出来事を理解できず

混乱のなかにある。

すこし時間がたつと、

その物事の大きさやインパクトが

冷静に感じられるようになる

そうなると

現実的な不安や恐怖に襲われるかもしれない

そこからがほんとうの苦しみとなる

その苦しみのなかで

現実的に対処すべきこともでてくる

それが余計にしんどかったりする

自分に不本意な出来事を受け入れるには

時間が必要だ

これは、世間の人が簡単に言うような 時薬 なんていうものではない

そんな簡単で曖昧なことではない。

努力も必要だし

十分に苦しむ時間も必要だし、

正しい知識や対処も必要だ

ただ、それだけのことをしても

やはり時間がかかるということなのである。

そもそも、青天の霹靂のような出来事に対して

受け入れることなど簡単ではない

簡単に受け入れることができるなら

相当な精神的な成熟か

大した出来事ではないかもしれない。

簡単に受け入れることなどできないからこそ

しんどいし、一大事なのだから。

あまり、受け入れようとか

受け止めようとか無理に考えないでいい

なぜなら、簡単ではないし、

いますぐにできることでもないから。

余計に苦しくなるから。

受け入れるときは

自然にくる

そこまで待つ

待つことも努力のひとつだ。

待つことはしんどいが

それでも必要な時間でもあることを忘れないでほしい

ただ苦しみ、もがく時間も

自分の回復には必要なプロセスなのだと知っていれば

きっと耐え方も変わってくるはずだ。

焦る気持ちはわかるが、

ゆっくりと回復の時間をもってほしい
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変化は突然くる

2016-10-26 00:00:01 | 日記
いつも言うプロセスですが、

これを完全に感じきる、予想することはむずかしい。

結婚したことのあるあなたなら、

その意味を知っているかもしれません。

結婚するような相手との出会いは、

もちろん、長い間のおつきあいがあるにしても、

その出会いは一瞬だったかもしれない。

いくつかの歯車がずれていれば、

けして出会うことのなかった相手とも感じているかもしれない。

我々が想像できる将来など

ありきたりで、ふつうのもので、

変化は突然のように、唐突にくるというのが

ふつうかもしれない。

つまり予想外であり、それが常ということ。

ただいつも言うことだが、

それを受け入れる心の準備や、態勢がなければ

せっかくの機会も逃してしまう。

そして、常識や慣習や、固定観念に縛らているなら、

やはり、その変化の奇跡をつかむことができないかもしれない。

変化は突然くる

そして、たいていは、我々が予想もできないようなアプローチでくる

こんなことがあるのだろうか・・・

ほんとうだろうか・・・・

こんな言葉で表現されるような出来事で

変化は突然くる。

大切なのは、それに気づき、一瞬の変化をつかむこと。

自分にそんなことがあるのだろうか・・・

信じることもできないかもしれないが、

まずは心を開き、どんなことも受け入れる態勢こそが、

それに気づくコツかもしれませんよ。
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中間の感情でもいい

2016-10-22 00:00:01 | 日記
しんどいときは特に

白黒の思考になりがちです。

辛いか、楽か

苦しいか、楽しいか

幸せか、不幸か

憎むか、憎まないか

許すか、許さないか

寂しいか、寂しくないか


でも、人間の感情はそんな簡単じゃないですよね。

わかっていても、知らず知らずと

どちらかを極端に求めてしまいます。

あまりに苦しいせいかもしれません。

でも、どちらの感情もあっていいし、

同時に感じてもいいし、

交互に感じてもいい。

どっちでもいい。

あなたの心のなかに、思考のなかに

中間の場所を作ってあげてください。

感情だけでなく、

決断や行動を保留する場所も。

白と黒の間にはグレーがありますね。

そのグレーもひとつじゃないですよね。

白と黒の割合で、濃いものから白に近いものまであるはずです。

本来、それでいいんです。

〇 ✖ の思考から△でもいいのだと知りましょう。

すぐには難しいでしょうが、

保留したり、中間をとることも立派な選択だし決断なんですよね。

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望む軸を変える

2016-10-19 00:00:01 | 日記
あなたはおそらく

これまで結婚して、子供がいて、マイホーム、マイカー・・・

学校行事に参加して、

家族旅行して、

・・・・

絵を描いたような生活を夢見てきたかもしれない。

こんな生活をしている人はたくさんいる。

だが、していない人もたくさんいる。

平和ボケした現代ではありえないが、

ついこの前の戦時中には

これは常識ではなかった。

みんな戦地へ向かい、兄弟がなくなっていったのだ。

そして、これが過去なのは日本くらいだ。

アメリカも、どこでもいまだに状況は戦時中と変わりない。

どれだけの帰還兵がPTSDで苦しんでいるか

知らないのは日本が平和な証拠だろう。

いつもいうように、

あなたの価値観を変えていくことが必要だ。

常識とか慣習とかではなく、

ほんとうに望むことは何かと。

ほんとうに結婚することがすばらしいことだろうか?

ほんとうに子育てが大切だろうか?

別に事実婚でもいいだろうし、

子育てなどせずに、楽しく最高な夫婦でいればいい。

たしかに少子化などという問題があるから

ないがしろにできないが、

そのこと自体があなたの人生を限定するものでもないだろう。

ほんとうに60歳で定年までがんばるべきなのか?

いつも、いつも、

本質を問う必要がある。

あなたの価値観をゼロから作り直してほしい。

必要なものは据え置いてもいい、

全部リニューアルなんて必要ないが、

少なくとも一度ゼロから作り直そう。

あなたの人生なのだ、後悔ないように生きよう。
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変化は必ず起こる

2016-10-16 00:00:01 | 日記
いつもいうことです。

必ず変化していきます。

これは別にお釈迦さまが諸行無常と言っていたとか

そんな高尚な話ではありません。

私が離婚して10年以上、

自分自身で身をもって経験してきたことです。

一年と同じ状況はありません。

だから確信しています。

変化していくと。

そして、もうひとつ普段伝えていませんでしたが

大事なことがあります。

それはすべてを受け入れて

流れに従うことです。

これが多くの人にはできません。

たとえば恋愛について書いてみましょう。

きっと理想とするタイプがあるでしょう。

容姿や趣味や仕事や・・・

でも、

ほんとうにあなたが出会うべき大切な人が

あなたが思っている理想の人ではないとしたらどうでしょうか?

そもそも理想とは何でしょうか?

そこに世間的な知識や感覚が混ざっていないでしょうか?

ほんとうは大切な人となるべき人と出会っているのに、

自分の狭い視野のために、

交差してしまったとしたら・・・・、

考えるだけでも怖いですね。

仕事にしてもそうです。

こういう仕事がしたい。

これだけの収入がほしい。

それぞれあると思います。

世の中はそれで回っています。

でもほんとうでしょうか?

もしかしたら、

あなたは収入とは関係なく、

あなたがこの世ですべき仕事があるかもしれません。

でも収入や地位や見た目だけに集中していたら

見逃してしまうかもしれません。

変化は必ず起こりますが、

その変化を固定観念なしに受け入れるだけの能力が必要です。

そうでなければ

せっかくの人生における出会いが台無しです。

いつも言う、コツですが、

やはり流れを感じきることです。

固定観念や理想を捨て

自分の周囲に起きている流れを感じてください。

そしてそれに素直に従うことです。

こんなのは理想ではない、望んでない

これはすべきでない、ありえない。

そんな気持ちでいては、

流れに乗れません。

何が怖いでしょうか?

人間行きつくところは死でしかありません。

であれば、

どこに流されたって平気ではないですか。

ゴールは同じです。

あなたに起こる変化を受け入れることが

一番大切なことです。







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シンプルにする

2016-10-12 00:00:01 | 日記
生きていて

なにが難しいかというと

物事でもなんでも

ややこしく考えすぎるのではないかと思うのです。

だから、

ミニマリストやシンプル生活や考えの本も売れているのでしょう。

みんな気づいているけれども

そうはなかなかできないから。

かくいう私もどうにも荷物が多いのですが、

これまた興味がわいたらなんでもしてしまいたい、

しかも突き詰めたいというような性格だから

趣味でも勉強でも物が増えてしまいます。

ただ、

考え方だけはシンプルにしたいといつも思っています。

どういうことかというと、

即断即決です。

適当なのではななく、物事をシンプルにとらえることです。

悩みが深くて、考えなければならないような問題は

どうせ、どうあがいても考えるし、悩むのですから、

それはしょうがないとして、それ以外は

シンプルにできるところはしていくということ。

だれかと会うとき、遊ぶとき

何かを試すとき、すべてにおいてそうです。

そのためには、一度すべての常識や慣習を捨てて、

ゼロベースから考えることが必要です。

一度ゼロにしてしまうと、

必要なことだけが見えてきます。

たとえば、だれかと会うという予定を迷ったとします。

相手が男性だとか、女性だとか、年上だとか年下だとか

仕事の関係だとか、人数が多いとか少ないとか。。。

いろいろ考慮したりすることもあるでしょうか。

でも、シンプルに考えるなら、私は

その相手と同じ時間を共有したいか、それだけです。

いつもいうように、自分の人生の大切な時間を

そして相手にとってもその時間を、心から共有したいかどうかです。

自分の生きる軸があれば、迷いません。

物事をシンプルに考える癖をつけていくと

いろいろと解放されてくるはずです。

私の知人で親の借金でとても大変な生活をしていた人がいます。

毎月支払いの日は地獄のようだったといいます。

だから毎日、毎日、支払いの期日に向けて、苦しんでいたのです。

でもその方はあるとき気づきました。

別に支払日とその近日の金策するとき意外に、悩んでも苦しんでも

お金は沸いてこないし、どうにもならないと。

意味がないと気づいたのです。

だから、一か月で苦しむ、悩むのは、支払日とその近日だけと決めたそうです。

そしたら、それ意外の日は、けっこうなんとか楽しみもあったりするわけです。

ちょっとした切り替えです。ですが大きいんです。

物事の余分を切り取って、シンプルにしていくこと

すこし心がけてみていただけるとどうかと思います。

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今に生きるとはどういうことか

2016-10-09 00:00:01 | 日記
いつも言うことですが、

今に生きるとはどういうことかを

あらためて考えてみましょうか。

人というのは、将来を不安に思うし、

今を不安に思うし、

過去を思い煩います。

でもね、

何も確実なものがない時代に生きていて、

いや人生そのものがそうであって、

それにも関わらず、

苦しいし、悩ましいのも現実。

ここから脱するための方法って何でしょうか?

私が「○○ですよ・・、こうしなさい、したほうがいい」


そんなこと言っても意味ないですよね。

お気づきのように、脱することができるのは

あなた自身の力しかありませんよね。

逆に言えば、力が出てこない間は充電期間だと思って

待つしかないですよね。

すでに全力でがんばっているのだから、

待つしか。

今、目の前のことに集中していくって

そんなに難しくないのですよ。

だって、たとえば、締め切りに追われた仕事をしていたら

そのことしか考えずに、全力出しているでしょう(笑)

大好きな人とデートしていたら

相手のことしか見えていないでしょう。

とにもかくにも

やりたいことや、やるべきことがあるときには

みんな集中できているんです。

今、目の前のことにだけ集中して、

それを途方もない時間、積み重ねていく。

それが人生でしょう、

今、この瞬間、後悔ないように全力で生きる

そのために自分自身の内面と対話していく。

以前にも言いましたが、

私の一番好きな考え方で、実践しています。


「今日のことは、今日の自分が全力でやっているし、手一杯、

 だから明日のことは、明日の自分にお任せする。

 明日の自分に期待してバトンタッチする。

 今日の自分を全力で生きて、

 目の前から最大の楽しさと生きがいを引き出すこと」


あなたはどんな想いで今日を過ごすでしょうか。

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大きく変化させる

2016-10-07 00:00:01 | 日記
離婚という苦しみを乗り越えていくには、

ちょっとくらいの視点の変化では

なかなか脱することができない

それくらいに苦しいし、しんどい

たとえば、

いまだに日本では、離婚はなんとなく後ろめたいような

雰囲気がある。

もはや日本でも30%を超える離婚率であるにも関わらずである。

つまり、それだけ人の意識は変わりづらいのだ。

一方で、欧米でみればもはや結婚という枠組みすら壊れているし、

先日もブラビとアンジェリーナ ジョリーが離婚し

伊達公子さんも離婚した。

逆に言えば、家庭崩壊していたり、愛情はないのに

子供のためとか、世間体で結婚を続けている方が

よほどおかしいというのが世界的な常識だ。

シリア情勢の難民の方たちや、

日本では幸いなことにない徴兵制で、軍隊に入り子供が戦死しているような

世界の国々で、別れの辛さどうのこうのということがいえるレベルではない

そんな苦しみを味わっている人がいるのである。

それが良いということではないが、

いつも言うように、もはや日本の常識は世界の非常識だということだ。

これは間違いないと最近強く思うところです。

あなたの人生にとって未曽有のこの離婚という大事件を乗り切るには

これまでの常識や思いこみ、価値観を一度手放して

ほんとうに生きていくために必要な本質からアプローチしていかないと

なかなかむずかしい。

何度も言うようですが、それくらいに価値観が崩れ去るような

悲しみや寂しさ、苦しみなのだから、

それを超える変化を起こさないと、出来事をとらえなおすことができない。

勇気がいるし、難しいことだが

思い切ってしまえば、実はさほど難しくもない。

なぜらなら、世界はもうそう動いているのだから。

先にも言っているが、

世界中で考えれば、離婚を経験した人が全く珍しくないのだから、

どうしてあなただけが耐えられないということがあろうか。

であれば、根本的に未熟としかいえないではないか。

だって、世界中で苦しくてもみんな立ち直っているのだから。

自分の中にある、こうあるべきだ、こうでないとならない

こうありたい、そういうすべてを一度リセットしてみて

それでも採用すべきものだけを残して

パソコンで言えば、再インストールすることで

離婚そのものへの見方や考え方、

人間関係や、仕事、人生、すべてに変化が起きてくる。

逆にいうと、そこまでしないと変化してこないということだ。

自分のなかの大掃除をしてみてほしい。

きっとそこからほんとうに価値あるものだけが

見えてくる。
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固定観念は恥ずかしいこと

2016-10-04 00:00:01 | 日記
カウンセラーとして

いろいろな研修会で話していると

驚くことがある。

固定観念を捨てきれない人が

それなりにいるということだ。

別に個人の生き方や信念があってはいけないということではない。

それはあって当然だし、それでいい。

だが物事を多方向からみて、

少なくとも、中立的にみるというのは

カウンセラーとしては基本なのだが、

それができていない人がいる。

心理学や、カウンセリングを学んだにも関わらずだから

その人の根本的なものなのだろうが、

びっくりさせられる。

逆に言えば、ふつうの人は固定観念のかたまりということだ。

それが普通ということになる。

そういう人がいると、みんな言葉には出さないが、

相手にしなくなる。

専門用語でいうと、「準拠枠(じゅんきょわく)」ともいう。

つまり思いこみである。

たとえば、離婚は悪いこと、恥ずかしいこととカウンセラーが常日頃考えていれば、

相談者が離婚したという話を聞いたら、

思わず、何も聞く前から、

「大変ですね、つらいですね」

「周囲はどう反応していますか」

「子供はどうするのですか」

「離婚しない方がよいですよね」

などと聞いてしまうかもしれない、

だが離婚に対するイメージは人それぞれで

相談者がどう考えているかは聞いてみるまでわからない。

そして、離婚が悪いことだと考えているなら、

回避するという方向性しか見えてこないし、

いろいろな視点が見えてこない。

だからカウンセラーにとっては、

固定観念をもっているというのは、レベルが低くて恥ずかしいことだ。

本来多様であり、物事のとらえ方は人それぞれでいいのだから。

あなたの考え方や、視点は硬直していないだろうか。

こうでなければならないという信念は、ほんとうにそうだろうか。

すべきであると考えていることは、ほんとうにそうだろうか。

まず自分が考えていることについて、

ほんとうにそうだと言い切れるのかどうか、

それは単なる固定観念にすぎないのではないか、

例外はないのかどうか

世界的、歴史的にみてもそれしかないのだろうか

あらゆる視点からチェックしてみてほしい

たいていは、自分の思いこみであることに気づけるはずだ。

もちろん、多視点でみてみて、どれを選択するかは自由である。

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自分の中のリソースを探す

2016-10-01 00:00:01 | 日記
離婚して

苦しみのなかで、自分を見失うことが多い。

自己価値観が崩壊して、もうわけがわからない。

自分を責め、他人を責め、否定して、

正常な精神状態とは言えない状態が続く。

すこしだけ余裕ができてきたら、

ちゃんと自分の中にあるリソース(資源)を探してほしい。

自分がこれまで生きてきた価値観や信念、興味など

本来の自分がどうであったのかを思い出すことは必要だ。

もちろん、

この離婚のイベントで、価値観を変化させるのは悪いことではない。

だが自分にとって必要で、自分らしいものまで変化させてしまうこともない。

取捨選択する機会なのであって、すべて変化したり、捨てるようなことはよくない。

私は、生まれてからすべてのイベントや興味、趣味、乗り越えてきたことを書き出してみた。

そして、もうひとつ大きなことがわかった。

今の自分の信念は、祖父の影響が大きいということだ。

私の祖父は大正生まれで、その年代としては珍しく

有名大学を出て、戦争にも行き、大手会社で仕事をしていた。

それと同時に、渓流釣りでは釣り新聞に記事を書くほどであり、

自分でプチ発明品を製品化して、独自に商売をしたりもした。

山野草の世界では本を書くレベルで詳しかった。

だからと言って、安定というのでもなく、

奥さんつまり、私の祖母は、アルコール依存で、多額の借金を作ったり、

一年くらい家を空けて、他の男と出ていってしまった時期もあったという。

だが離婚せずに、生涯ふたりでいた。

祖父は、会社の社員旅行でも宴会なんかには参加せずに、

現地で渓流釣りに出かけてしまうような自由っぷり。

どこにそんな金があったのかはわからないが、

とにかく、やりたいこと全部、しかも爆発的に行動していた人であった。

だから幼少期というより、亡くなる17歳のときまで

私もずっと一緒にあちこちに遊びに行って、その思想、精神を受け継いだ。

ちょっと長い話となったが、

要するに今の自分の思想や哲学のベースは祖父にあるということを見つけたのだった。

世の中の常識にとらわれずに、自由に生きていいことの証明を

祖父の中に見つけたのである。

あなたの人生でも、何か見つかるはずだ、

今、ほんとうにあなたに力を与えてくれるのは、

もしかすると身近な人の影響かもしれない。

自分のなかに埋もれていて気づけない

本質的な力を探してみてほしい。

仕事や社会でいろいろな影響を受けてきて、

そしてこの離婚ということで大きな打撃をうけてしまっても

本来、あなたに眠る力があるはずだ。

そこにあなたのこれからの指針が見えてくるかもしれません。

本質に立ち返るということです。
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