離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

自分のことはわかりません

2013-01-30 01:34:00 | 日記
こんばんわ。

みんな、自分のことがわからない!!とか、

この感情をどうしていいのか?とか、

いろいろと悩むようなのですが、

それが一番難しいということに気づいてくださいね。

あくまで私の狭い経験からですが、

カウンセリングを長い間学んでいる人たちでも

やっぱり、同じことを言うのです。

カウンセラーとしてトレーニングしていても

やっぱり、自分のこととなると、わからないのです。

もちろん、勉強していないよりはマシでしょうけれど、

わからないことも

迷うこともあるから、

悩むし、苦しむことに終わりはありません。

どういうことかというと、

みなさん、無理なことにチャレンジしているんですね。

お釈迦様や、イエス様でもないなら、

到底、自分のことを理解し尽くすことも無理だし、

感情を完全にコントロールすることも無理、

怒らないことも、

不安にならないことも、

絶望しないことすらも、

無理なこと。

できることは、そういう状況においても

それを認めてあげることができるようになること。

問題が無くなる状況を目指すのではなく、

問題に対処していく方法を身に着けることが大切なのです。

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評価しないこと

2013-01-27 01:00:00 | 日記
周囲を見渡して、お話していて思うのは

あまりに「評価」「分析」が多いこと。

電車でも仕事でも、ショッピングセンターでも

親子や、上司や部下、同僚、カップル、夫婦・・・。

多くの人の話の中に

この「評価」と「分析」が多い。

「私は、○○の方がいいと思う」

「こうなったのは、○○な理由だと思う」

「○○にならないように、△△しておけばよかった」

「もっと○○してみたら?」

こんなのも、少しくらいならいいのです。

それは人間ですから、自分の考え、判断、意見もあるでしょう。

でも、何度も何度も相手に言うのは少し度が過ぎるのです。

ある人にとって最高のことは、

相手にとっては、最悪のことかもしれません。

人間というのは、自分の人生を生きるためにいるのです。

あなたはもちろん、自分の人生を歩む権利があります。

だけど、他人も同じ権利があります。

それなのに・・・、

多くの人が相手の人生をその人が生きることに

口を出し過ぎています。

相手を傷つけてもいいとか、拒絶してもいいとか

勝手にしてもいいということではないですよ。

自分も含めて、傷つけない、攻撃せずに
自分らしい人生を生きることは許されています。

まずは、あなたの周囲の人たちの会話にそっと耳を傾けてください。

そして、この評価と分析の部分を注意して聞いてみてください。

そしてそれがあまりに不自然でひどい、

相手の権利を認めていない会話だということに気づけるでしょうか?

気づけないなら、あなたも同じことをしている可能性があります。

逆に、そのことに気づいたなら、どんな感じがするでしょうか?

あなたはきっと、自分の言葉に細心の注意をもつことになるでしょう。

相手のこと、そして自分のことを評価、分析しすぎないこと。

とても大切なことです。

それは自分自身を大切にして、相手のことも大切にする

ほんとうの愛情です。
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役割から外れたあなたは何か?

2013-01-23 01:00:00 | 日記
死別でも、離婚でも

失ったものは、

相手だけではない。

それは、あなたの役割である。

結婚していれば、

夫や妻としての役割がある。

当然、子供がいれば親としての役割もある。

つまり、相手を失うということは、

その役割も終えることになるのである。

しかも強制的に終了してしまう。

人間というのは、

かならずどこかに所属している。

完全に孤独で生きている人はほとんどいない。

東京に住んでいれば、都民であるし、

会社なら、社員である。

家族がいれば、家族の一員であるし、

少なくとも、あなたは、親がいて生まれるのだから、

だれかの子供である。

幸せなときにはその役割もとても大きな意味がある。

それゆえに、生きる気力にもなるだろう。

だが、一度失われると、そこには穴がぽっかりと空いてしまう。

だから、ほんとうに絶望してしまうのだ。

リストラされて、自殺してしまうのも、この喪失感が大きい。

人にとって役割がなくなるというのは、

ほんとうに辛いものだ。

肩の荷が降りたなどどいうが、ほんの一時にすぎない。

では、その役割がなくなったあなたは何か?

だれかの夫や妻でなくなったあなたはなんだろうか?

離婚したときに、必要なことは

もう一度、あなた自身を定義し直す作業なのだ。

だが、ここでもみんな大きな勘違いをしている。

離婚したあとの自分は、

結婚する前の自分ではありえないということ。

そう、だからすべきことは、

「再定義」なのだ。

正確には、「新定義」なのである。

新しく、自分を定義し直すのである。

自分という人間。

これまでは何となく生きてきたかもしれない。

そして結婚して、夫や妻になったかもしれない。

そして親にもなったかもしれない。

しかし、言われなくても知っているように

あなた自身は、ずっとあなた自身で在り続ける。

自分自身に、他者との関係性ではなく、

役割を新しく定義してほしいのだ。

だれかの夫とか妻とかではなく、

周囲の環境や、人間に関係なく

あなたは生まれて死ぬ存在だ。

あなたは自分自身で、自分という人間を定義することが大切なのだ。

「すべての役割、肩書きの外れたあなたは何ものか?」





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思考しすぎは良くない

2013-01-21 00:01:00 | 日記
こんばんわ。

哲学したり、

自分を見つめたり

いろいろと考えることは悪くない。

けれど、

考えすぎもよくない。

思考もある意味で、逃避となるときがある。

思考したり、理屈をつけていると

自分の感情に直面しなくていい。

読書も同じである。

本を読んでいるときには、

何か新しい知識を得てわくわくしたり

深く思考したりと

それ自体はとてもすばらしい体験だけれども、

自分の感情から目をそらす道具にしてはいけない。

ほんとうにしんどいときに

感情に直面することなどできないし、

するべきでもないが、

ある程度の元気が出たときには

しっかりと自分の感情をみていかないといけない。

物事を深く考えていると

さもまっとうなようには思えてくるが

それが感情をそらす手段になっていないか確認したい。

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相手を取り除く

2013-01-19 00:01:00 | 日記
こんばんわ。

先日の

キューブラー・ロス女史の本(ライフレッスン@角川文庫)からもうひとつ。

「問題を取り除くかわりに、
 その問題を共有している相手を取り除こうとする人が多すぎる」

思いあたりませんか?

離婚を言い出した人!

冷静に客観的な話し合いで両者納得の離婚をしたなら、
このブログは読んでいないかもしれません。

多くの人は、
対人関係で何か問題が生じたときに、
相手をまず排除します。

これは上司部下でも同じ。
あの人は、○○だからダメだ!という具合に
本来の問題ではなく、とにかく理由をつけて、合わないということで
排除する。

夫婦での究極が、一方的な離婚宣言。

本来、問題の生じない対人関係などありえない。

夫婦として生活していれば当然のようにある。

結婚すれば、両家の親とも関係する。
当然そこにも問題はある。

だが、多くの人が、問題を解決しようとせずに、
相手を排除しようとする。または自分が逃避する。

つまり、問題を解決する能力がないのだ。
問題を冷静に考え、周囲の考えを取り入れ、議論し
解決していく、第3の案で乗り越えていく能力がない。

いきなり、
相手を排除するか自分が逃避、拒絶するかになる。

そんなことをしていては
永久に良好な人間関係など築けない。
自分に都合よい人だけしか付き合えない。

必要なことを相手を排除することでも
自分が逃避したり拒絶することでもなく、

問題を冷静に見て、対処することだけだ。
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私は傷ついた

2013-01-17 01:00:00 | 日記
こんばんわ。

職場でも、

親子でも、

恋人でも、

夫婦でも、

「私は傷ついた。傷ついている。」

そんなことを言う方いませんか?

いっけんすると、

自分の感情をただ表現しているようです。

けれど・・・。

これが大きな問題だと気づいていますか?

自分の感情には違いありませんが、

「私は傷ついている。」

と言いいながら、相手を強く攻撃しているんです。

「私は傷ついている。」・・・

「あなたのせいで!!!」 という具合。

さらに、

「私は傷ついてる。」・・・

「もうこの件については、終わりにしたい。話したくない」

そういうメッセージです。

つまり、これ以上、議論も話し合いも先に進みません。

いや、進めません。

このフレーズは、

完全に相手をシャットアウトする拒絶の言葉でもあるんですね。

「私は○○なことで、△△のように傷ついたし、悲しい」

だから、「○○なようにしてほしい」

これなら、解決へ向けて対策できるし、話し合いになるんです。

ただ泣くというのも拒絶で同じ。

いずれも、私はこんなに傷ついているのだから

あなたが悪い、あなたの責任でこうなんだ。

そういうことを伝えているようでは

成熟した人間とはとても言えません。

それは、自分をかわいがってほしいだけの子供です。

悲しいこと、傷ついたこと、

それは伝えてもいい。

だけれども、それが相手を拒否したり、話し合いにならないようでは

あまりに未成熟なのです。

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あなた自身がどうなのか?

2013-01-15 01:01:01 | 日記
さて、エリザベス・キューブラー・ロス先生の
ライフレッスン (角川文庫)より、また引用させていただきます。

P.93
「独身で不幸な人は、結婚しても不幸なのだ」

P.94
「真の答えは、ほかにもとめることをやめて
 自己を完成させることのなかにある。
 だれか愛する人をみつけようとするのではなく、
 自分自身を愛されるに値する人間につくりあげていこう。」

「あなたの船が堅牢でなければ、
 あなたといっしょに大洋を渡ろうとする人は
 だれもいないだろう」

言いたいことわかりますよね?

以前にも書いたように、

結婚とは、半人前と半人前が結びついて、一人前になることではありません。

自立した、成熟した一人前と一人前が結びついて、2.5人前になること。

多くの人は、幸せを求めて結婚していますよね。
そのことは悪くはない。
けれど、一人のときに幸せか?ということです。

独身のとき、寂しい、切ない、・・・。
だから早くパートナーを見つけたい。。。
もう30歳だから、35歳だから、友達が結婚しているから。。。
ひとりになって遊ぶ人がいなくなる。。。

女性であれば、たしかに子供を産むという生理的リミットもありますから
一概に言えないことでもありますけれど。

ただ、やはり自分自身が成熟していないなら、

自分ひとりでも幸せを感じることができないなら、

結婚しても同じだし、結局別れるか、そうでなくても
思っていたような幸せは手に入らないということです。

結婚したら手に入ると思うのは、相手に依存していることです。
自分の幸せ、満足は自分自身で満たすのが先です。
自分が幸せでないのに、どうして相手を幸せにすることができるでしょうか?
自分を満たすことが先なのです。

自分が満たされていないと、
相手に自分を満たしてほしくなるんです。
だから依存し、相手がそう行動してくれないと、非難する。
そうなって当たり前。

自分自身を自分で満たせている人は、相手から満たしてもらうことは
必要ないし、もっとあふれるくらいに満たしてくれた相手には感謝する。
そしてあふれた分を相手に満たすことに使える。

みんなパートナーを見つけようと必死ですけれど、
自分が愛されるに値する人間に変化すれば、
自然と見つかるのです。
努力するとすれば、そのことなのです。

すべての変化は自分から始まります。
他人からはけして起こりません。

そして、自分を変化させる権利、権限があるのは唯一あなた自身です。
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自分の否定的な存在

2013-01-13 22:13:59 | 日記
今日、ぜひご紹介したい本は、

死の受容 という当時としては画期的な理論を残した

スイス出身の精神科医 エリザベス・キューブラー・ロス女史の本。

「ライフ・レッスン」 角川文庫

彼女は、終末期の患者さんたちから、
死を意識したときにはじめて知ることになる
生きることの本質をインタビューしてきたことでも有名です。

そしてそこで学んだことを基にして、この本にまとめています。

けして、神様が教えてくれたことでも、
宇宙人からの声でもなく、
我々と同じように生きてきた先人たちが死ぬ間際に気づいた
生きるということ、人生の本質です。

それはどんなスピリチュアル本にも宗教本をも超える本当のことが
書かれているともいえると思います。

「内なる否定性の存在をみとめることは、人間に必須の条件である」

こんな一節があります。

こうであったら良いと思う理想像を

人というのはもっていると思います。

だからこそ、それに反するものを自分の中に認めることは苦痛です。

多くの人はそのことを否定します。まず抑圧します。

しかし、そんな否定したいようなことも

自分の内面にあるというのが真実なのです。

どういう方法で目をそらしたところで、内面に存在することは事実。
無くなりはしないのです。

否定すればするほど、罪悪感や、後ろめたさを無意識にもつようになります。

そして、それは相手に対する攻撃性となって表面化したりします。

人間は完全ではないのだと、多くの人が言いますが、

本質的にそれを理解できてはいない場合が多いのでしょう。

完全でないということは、

自分自身の内面にあるネガティブな部分も受容することです。

それができてはじめて、自分のことを好きにもなれるのです。


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離婚は味方が少ないから辛い

2013-01-12 13:19:53 | 日記
こんにちは。

離婚するときに辛いことのひとつに

味方がいないことがあります。

というのも、

あなたのご両親は、離婚することになる相手のことを憎むでしょう。

それは子供のあなたを、こんな辛い状況に追い込んでいるのですから
当然です。
親友も同じ。

でもあなたの想いは、少し違う。

相手への怒りや恨み、文句もあるだろうが、

やはり一度は愛した相手に対して

どうにかやり直したいという気持ちや、

思い出もあり、完全に憎みきれないのではないか。

周囲は、「早く別れたほうがいい」

「あんな相手に・・・」

「あなたのためには・・・」

「なんて相手なんだ!○○××だから、アイツは!!」と非難する。


どうも、ほんとうの自分の気持ちとは違うでしょう?

離婚調停中や、離婚直後、離婚してだいぶ経過してでさえも、

完全に憎み切れない。。。

そうだからこそ、辛さや空しさ、悲しさもあり、

のた打ち回る。

いつも言う他罰的で、他責的な人は

完全に相手のことを拒絶し、非難できる。

だからあなたほど苦しまないし、ひきづらない。

逆にいえば、苦しんでいるあなたはまともなんです。

やさしさと、思いやりもあり、

物事もしっかり見ている。

こんなふうに、離婚のとき、

ほんとうに自分の気持ちをわかってくれて
寄り添ってくれる人はそういない。。。

親友でもなかなか難しい。

こればかりは、
同じような境遇の離婚を経験していないと難しい。
だから、あなたの周囲が悪いわけでもなく、しょうがない。

ほんとうに、あなたの気持ちを理解して
聞いてくれる人。。
それがなかなかいない。

だから、このブログで多くの方のコメントを読んでみてください。

きっとあなたと同じ気持ちが見つかるでしょう。

そのことに、少しだけほっとできるかもしれません。

そして、ここのブログにくれば、

あなたはけして辛い状況においても

ひとりではないことを感じ取れるでしょう。

少なくとも、私はいつもあなたのコメントを読んでいます。

そして、一日に100人以上の方がこのブログを読んでいます。

そのことは、あなたを絶望的な孤独から救ってくれるはずです。

いつでもコメントしてください。

そして、同じ境遇にある方もぜひコメントしてください。

それが多くの方を救うことになりますから。
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人間関係で肝心なことを忘れている

2013-01-10 01:00:00 | 日記
人間関係において

いろいろな難しいことがあるようですけれども。。。

友人、上司部下、恋愛、結婚、嫁姑・・・。

相手が自分を非難したとか

相手の言うことに納得がいかないとか

腹が立ってしょうがないとか

とにかく、ありとあらゆる感情を感じるのが

人間関係というもの。

そして多くの人がつまづくんです。

ある意味で離婚というのもそのひとつにして最大ともいえる。

何が原因で人間関係を破綻させるのでしょうか?

一番大きなことは、

相手を変えようとしているということ、

つまり、コントロールしようとしているということ。

相手を制御できないという無意識があるから、

イライラするし、腹も立つし、一言も二言も言いたくなる。

でもいつも言うように、他人をコントロールしたり、変えることなどできない。

そうならば、到底不可能なことに腹を立てて、

そして自ら人間関係を壊しているようなものだ。

あなただけではなく、相手もそうだ。

そして、さらに欠けているのが、

相手を信頼していないという事実。

相手を信頼していれば、

自分にとっては直面するような言葉も

素直に聞くことができる。

相手のことを腹の底から信頼できていないから、

相手の言葉にひとつひとつ反応して、腹がたつ。

じゃあ、相手が信頼するに値するのかどうか?

それこそ、あなた自身が判断するしかない。

そして、信頼できない相手とともに生活することなどできない。

つまりは、相手のことを

心の底から信頼するに値する人間なのかどうか?

このことが人間関係において一番大切なことではないだろうか?

逆にいえば、信頼できるのならば、

人間関係が崩壊することはありえないのである。

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一度ゼロになることにも意味がある

2013-01-08 01:00:00 | 日記
離婚したとき、

多くの人が、想像すらできなかったような
苦しみを味わいます。

そうでない方は、このブログを見てはいないでしょう。

苦悩の末に、辿り着いた方が多いと思います。

そして、絶望したとき、
これまでの自分の人生、生きてきた価値観は
何であったのかと・・・、
すべてが崩れ去るような想いをいただいたことでしょう。


「悲しみから思い出に」 ケイ・ギルバート 日本医療企画


これは著者のケイ・ギルバート女史が自らの死別体験を
乗り越えたのちに、書かれた自分することのできる
書き込みワーク式となっているグリーフの本です。
(専門書ほど難しくない、ふつうの方へ向けた書籍です)

離婚の悲しみに対してもヒントになるワークたくさんあるので、
読んでみてはいかがでしょう。

この本の39ページにこんな一節があります。

=============以下、転載。
刈り込み

生活に元気が戻ってくるためには、大切なものを
失わなければならない時もある

朽ちかけた茂みは廃墟化し、生命はもう感じられないので
処分しようと考えた

私はのこぎりを手にとり容赦なくなぎ倒す
そこから清く新しい命がはじまり
どうにかして地上に現われてくることを願いながら

ある日小さな若葉を見つけた
低い切り株の上で踊る小人のように
素敵な大人になるよと約束をささやいていた

その瞬間わかったこと
時には新しい芽が萌えるには、すべてを一度刈り取ることが
必要なこともあるということ

=============

そうなのです。

元気になるために、
そして自分の新しい人生を取り戻すために、
一度は刈り取ることも必要なときもあるのです。

だから、絶望したくはないけれど、
当然、望みはしないけれども、

そうなったら覚悟を決めて、
全部刈り取ることもひとつの決断です。

でも、覚えておいていただきたいのは、
刈り取っても、
これまでの自分の人生で種を蒔いてきたものは
しっかりと土の中に存在していて、
必ず新しい若葉が芽を出すのです。

離婚して、すべての自分が崩れ去ったように感じ、
自分にはもう何も残されていないように感じ、
もう再び立ち上がることができないように感じても、

あなたという人生の土壌には、
確実に次の新しい芽を出すための準備が進んでいるのです。

そして、それは今まで見ることもなかった
新緑の若葉へと成長していくはずです。

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あなたが感じていることが正解です

2013-01-06 01:00:00 | 日記
おはようございます。

今日はこんなイギリスの格言をご紹介します。

「靴のどの部分が痛いかは、
 実際に履いている人にしかわからない。」

的を射ている格言ですね。

離婚して、
グリーフ(悲嘆)のプロセスにあるとき、
多くの人がそう思っています。

「離婚して苦しんだことのない人には
 この苦しみは理解できないと・・・。」

以前にも書きましたが、

同じ喪失体験でも、死別という経験は
すべての人間が経験することです。

もちろん、若くして伴侶や親、兄弟を亡くしたり、
子供を亡くしたりと、人により状況も違います。
だからこそ、死別の悲嘆の状態にある方も
それは個人個人で異なる悲しみであり、
たとえすべての人が経験するからといって、
けして同じではありえないし、完全に同じ気持ちを
わかることなどできないのです。

そして、それゆえに、
この苦しみは人には理解されないという強い思いがあります。

離婚の喪失では、それにもまして
誰もが経験しているものでもないし、
誰もがいずれ経験するというわけでもないという事実。

さらに、子供と別れることになれば、
まさに生き別れとなり、目の前にいるのに会うことができないという
まさに、生殺しのような想像を絶する
辛い気持ちを味わうことになります。

もちろん、あなたの周囲の友人や、親、兄弟も
きっと自分なりの想いであなたに接してくれていると思いますが、
ただでさえ、辛い状況に追い打ちをかけるような言葉が投げられて
あなたを追い込むかもしれません。

でも、はじめにご紹介した格言にもあるように、
あなたが今、この瞬間に感じている気持ち、感情こそが
間違いのないものであって、
他の誰でもそれを間違いとは言えるものではなく、
現在のあなたなのです。

だから、自分に厳しい助言をくれる方も大切にしなければ
なりませんし、素直に聞いてみることは大切ですが、

ほんとうに辛い時期には、
周囲からの言葉は、自分にとって癒しにつながるものだけ
取り入れましょう。
自分の気持ちを理解してくれる方には、ぜひ心を開いてお話できたら、
きっと癒しになることでしょう。

あなたには、あなたの感情を感じる権利があります。
それを押し殺すことも、間違いと言われる必要もないのです。
思う存分に、悲しんで下さい。涙を流してください。
恨み、怒りを吐き出して下さい。
そのことが一番大切です。

ただし、そんな時期にも見守ってくれるあなたの周囲にいてくれる人
支えてくれる人は、きっとあなたの大切な人ですから、
今は、対処できないことを正直に伝えて、
元気が出てきたら、ちゃんと恩返しすればいいのです。

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できることを精一杯にしよう

2013-01-04 12:13:51 | 日記
こんにちは。

今日はお仕事はじめの方もいるかもしれません。

今日は、こんな言葉をご紹介したいと思います。

「人生に絶望したときは

 つかまっているロープの先に結び目をつくれ

 そして離すな」

 by フランクリン D, ルーズベルト


ご存じ、元アメリカ大統領の言葉です。

人生に絶望し、もう無理なとき、

やっとの思いで生きているとき

多くのことはできない。

元気であったときのような動きもできない。

ただ。。。

つかまっているロープが

手から滑り抜けないように

ひとつの結び目をつくりたい

あなたが今できる最大限のことをすればそれでいい。

そのことを、元気な時と比較することはないし

悔やむことも、落ち込むこともない。

誰だって、苦悩しているときに

できることはわずかなのだから。

だけれども、

目の前にできることを探して、見つけ、

できることだけ精一杯する。

それがたとえ一日かかっても、一週間かけても

それは意味があるし、大切な一歩なのだ。

周囲は早く立ち直るようにいうかもしれない。

落ち込んでいるあなたを励ますかもしれない。

しかし、絶望にあるあなたにできることだけ

それだけをやればOKなのだ。

そして、何もできないときがあってもOKなのだ。

今の自分にできることをしっかりしていく。

何もできないなら、それでもいい。

それも絶望し、落ち込むということを、
しっかりやっているということにほかならない。

何かをするということは、
ポジティブなことを意味はしていない。
辛い感情を経験することも
それはそれで十分に意味があること。

何でもいい。してもしなくてもいい。

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木を見ずに、森を見てほしい

2013-01-03 08:44:36 | 日記
おはようございます。

人間は辛いとき、

どうしても目の前のことしか見えなくなる。

それは誰でもそう。

あなただけではない。みんながそう。

だから、目の前の「木」にばかり注意がいく。

緑だとか、枯れているとか、大きいとか小さいとか。。。。

でもそれは目の前の一本の「木」にすぎない。

森を見れば、緑も黄色、赤色の葉の木がある。

枯れている木もあれば、元気なものも、

背の高いのも低いのもあるし、

足元を見れば、コケも生えている。

人生もまさに同じこと。

離婚した瞬間は、

頭には、「幸せ」「結婚・離婚」「子供」「生活」・・・

「無念さ」「憎しみ」「怒り」「恨み」「孤独」・・・

そんなことばかりが浮かんでいる。消えない。

そしてそれに囚われる。

ある意味で、間違いなく100%の確率でみんなが囚われる。

でもそれは目の前の「木」にすぎない。

それに気づくのには、どうしても時間がいる。
これも100%そうなのだ。しょうがない。

離婚した人は、離婚をするとは1年前に思っていないことが多いし、
他人事のようであったが、それが今は現実となり。。。

離婚直後に「絶望」し、生きる希望を亡くしていても、
半年後、一年後には、少しだけ前に進めている。
新しい出会いもあることに気づき、
直後には想像もできないような、希望のもてる人生を歩んでいることもある。

今、この瞬間の想いは、継続はしない。

あなたが信じようと信じまいと、それには関係なく、継続しない。

それは我々がどうにかできるものではない

人生の本質だからだ。

あなたは「森」にいるのだということを思い出そう。

目の前の「木」は、その一本にすぎない。

とてつもなく大きい、目の前を遮る「木」かもしれないが、
やはり一本の木だ。

そして
この絶望も、苦悩も変化し、

「永遠に継続はしない、終わりがある」ことは、

離婚の苦悩、絶望から立ち直ってきた

数えきれない先人たちが、身をもって感じてきた真理なのだ。

今のあなたには、とても信じられないかもしれない。
それはそれでいいのだ。
それを残念に思うことも、落ち込むこともない。

みんなそうだったのだから。
誰もが、必死に、全力で這い上がってきた道なのだから。

だが、人生はそのように流れているということだけ
心に留めておいてほしい。
きっと気づけるときがくる。
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変えられるのは自分だけ

2013-01-01 07:03:51 | 日記
2013年になりましたね。

さまざまな想いを胸に、今いることと思います。

物事に向き合うときに

忘れてはいけないことがあります。

「変えられるのは自分だけ」

この明確な事実です。

私のブログで書いているような「他罰的、他責的」な
人に成長はないということはどうしてでしょうか?

なぜなら、そういうひとは、自分ではなく
他人を変えよう、コントロールしようとしているからです。

こういう人をよーく観察してみてください。

他人について、あれこれ言い、不満を言い、
自分も悪いところもあるけれど、やはり相手の方がもっと悪い。

相手が悪いから、自分は変われない、謝れないというのです。

基本的にこのような言い方となっていませんか?

どんなにひどい人でも、
どんなに未熟な人でも、
自分で気づくことでしか変わることはできません。

そもそも、周囲の意見やアドバイスで変化できるくらいなら、
とっくに変化できているはずですから、
そうではないということも明確です。

そして、陥りやすいワナは、

「自己責任」という言葉。

世間ではよく使われますが、危険です。

まるで自分が悪いかのような、全責任があるような印象です。
これを突き詰めると、自己嫌悪になり、自己価値観が低下します。

そうではなくて、以前も書いていますが、

「自分が源泉」

こういうことです。

自分が源泉となって、物事に影響しているのだという立場を
とることによって、そういう視点をもつことによって、
自分が変化することで、状況も変わっていくというふうにとらえることなのです。

すべての物事が自分が源泉なのであれば、
悪いことも、自分が変化することで変わっていく。

自分の欠点や、できないことを卑下して、落ち込むのではなく、
主体的に自分を変化させていくこと。
他人は変えることはできないのだと明確に自覚できたら、
もはや人間関係で悩むことはなくなります。

多くの人は人間関係において
無意識で相手を変化させようと思っているのです。
だから不満を持ち、文句を言い、ストレスをためるのです。

そうではなくて、

自分を至高の域まで成長させていく、
それでもしダメになるような関係はどうしようもないのです。

仏様のような慈悲の顔をしているあなたに、相手は怒りをぶつけるでしょうか?
それは継続するでしょうか?

相手は自分の鏡なのですから、
自分が変化することがやはり一番先にすべきことなのです。

他人の行動にフォーカスするのではなくて、
自分自身の変化にフォーカスしていくのです。

多くの人は自分自身に向き合うこと、
自分を変化させていくことが怖いし、できないから、
他人を変化させようと、無意識レベルで行動してしまうのです。
そんなことすら気づいていません。

もしあなたの人間関係を劇的に変化させたいなら、
自分自身が変化することです。
そしてそれは、あなたが良い人間だとか悪い人間だとか
欠点があるとかないとか
そういうことに関係ないことなのです。

今、現在の自分よりも成熟していくということなのです。

今年も、私も一緒に、みなさんと成長していきたいと思いますので
宜しくお願い致します。

コメント (9)
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