人は寂しさに耐えるなんて
簡単にはできない。
前回も書いたように
ほんとうに強いなんて、なかなか言えるものではない。
独り、暗い部屋に仕事から帰り、
テレビで気持ちをごまかして、
お酒を浴びるほど飲んで、
泥酔状態で、布団に潜り込む。
二日酔いと、絶望と虚しさの中で目が覚めて
重い身体で仕事にいく。
そうして、今日一日をやり過ごす。
離婚を経験したら、
多くの人が経験しているでしょう。
少なくとも、私はそういう生活が続いた。
寂しくてやりきれない深夜に
女友達に何度電話やメールをしたことか。
その度に後悔し、恥ずかしさすら感じたことも数えきれない。
男友達ではだめで、何か疑似恋愛ではないが、
女性の声を聞きたくて、酔ったあげくに電話したこともあった。
寄り添って話を聞いてくれる人もいたし、
こっぴどく叱られたこともあった。
それこそ、夜、寂しく自宅にいるくらいなら、
一緒に飲みに行ってくれるなら
誰でもいいと言わんばかりに、
身近な人に交代で連絡した。
節操がないと思いながらも。
今でこそ、迷惑だとも思うし、申し訳ないと感じるのだが、
当時はそれどころではなくて、ボロボロだから
自分の行動が制御すらできなかった。
寂しさと、孤独と虚しさと絶望のどん底で
人の弱さを思い知った。
どんなに立派な仕事をしていても、
どんなに勉強しても、学んでも、
本を読んでも、自己啓発だろうが、宗教だろうが、
どんなに知識を入れても、
それでも、孤独な夜に打ち勝つ力も方法もないのだと気づいた。
自分はどうしてこんなにも弱いのだろうと、情けなくなったし、
それがまたさらに自分を苦しめた。
だが、あるときからあきらめた。
人間とはこれほどまでに、脆く弱いのだと気づいたから。
そして自分も例外ではないと知った。
それまでは何とか、取り繕い、抵抗しようとしていた。
本来あるべき自分を取り戻そうと苦しんでいた。
だが、これも自分なのだと認めることにした。
ボロボロのなかで、みっともないと思うような自分も自分だし、
それを理解してくれる人たちといればいいと思った。
そしてボロボロになったどん底を経験したことのある人なら、
きっと自分を理解してくれるだろうと感じた。
今、自分の周囲で苦しんでいる人を見れば、
弱いとは思わない。
自分もそうだったし、きっと立ち直れる時がくると知っている。
簡単にはできない。
前回も書いたように
ほんとうに強いなんて、なかなか言えるものではない。
独り、暗い部屋に仕事から帰り、
テレビで気持ちをごまかして、
お酒を浴びるほど飲んで、
泥酔状態で、布団に潜り込む。
二日酔いと、絶望と虚しさの中で目が覚めて
重い身体で仕事にいく。
そうして、今日一日をやり過ごす。
離婚を経験したら、
多くの人が経験しているでしょう。
少なくとも、私はそういう生活が続いた。
寂しくてやりきれない深夜に
女友達に何度電話やメールをしたことか。
その度に後悔し、恥ずかしさすら感じたことも数えきれない。
男友達ではだめで、何か疑似恋愛ではないが、
女性の声を聞きたくて、酔ったあげくに電話したこともあった。
寄り添って話を聞いてくれる人もいたし、
こっぴどく叱られたこともあった。
それこそ、夜、寂しく自宅にいるくらいなら、
一緒に飲みに行ってくれるなら
誰でもいいと言わんばかりに、
身近な人に交代で連絡した。
節操がないと思いながらも。
今でこそ、迷惑だとも思うし、申し訳ないと感じるのだが、
当時はそれどころではなくて、ボロボロだから
自分の行動が制御すらできなかった。
寂しさと、孤独と虚しさと絶望のどん底で
人の弱さを思い知った。
どんなに立派な仕事をしていても、
どんなに勉強しても、学んでも、
本を読んでも、自己啓発だろうが、宗教だろうが、
どんなに知識を入れても、
それでも、孤独な夜に打ち勝つ力も方法もないのだと気づいた。
自分はどうしてこんなにも弱いのだろうと、情けなくなったし、
それがまたさらに自分を苦しめた。
だが、あるときからあきらめた。
人間とはこれほどまでに、脆く弱いのだと気づいたから。
そして自分も例外ではないと知った。
それまでは何とか、取り繕い、抵抗しようとしていた。
本来あるべき自分を取り戻そうと苦しんでいた。
だが、これも自分なのだと認めることにした。
ボロボロのなかで、みっともないと思うような自分も自分だし、
それを理解してくれる人たちといればいいと思った。
そしてボロボロになったどん底を経験したことのある人なら、
きっと自分を理解してくれるだろうと感じた。
今、自分の周囲で苦しんでいる人を見れば、
弱いとは思わない。
自分もそうだったし、きっと立ち直れる時がくると知っている。