調子が良い時は、誰でもできる

幸せで、健康で、

生活も安定しているなら、

たいていの人は、まあまあである。

逆に、大変なとき、追い詰められたとき、

余裕がないときに、どんな振る舞いができるのか。

カップルならば、どちらかが調子悪いとき、落ち込んでいるとき、

喧嘩したとき。

離婚調停や、離婚裁判で、

どんな行動、言動なのか、

人の本来の姿は、追い詰めらたときにでる。

自分の相手は、どうだったろうか。

あなたが求めていた人生や、生活は

あなたがパートナーに求めていたものは

何だったろうか。

残念なことに、

人は追い詰めらて初めて、ほんとうの姿がわかる。

それまでは、巧妙にカモフラージュできる。

それは相手だけでなく、自分についても同じ。

自分に余裕がないとき、追い詰められたとき、

そのときの行動、言動は、これもまたなかなか変えられない。

今も、あなたは相手とのことで悩んでいると思います。

ただ、相手の本質はどうなのか？どういう人なのか？

苦しいし、しんどいけれども、

ちゃんと見てこそ、考えてこそ先に進める。

全部を否定することもなく、だからといって肯定することもなく、

ほんとうの相手を見極める。

とても難しい作業。

とても苦しい作業。

一度にはできない。

少しずつ。

でも、その先に、確実に変化した自分がいるはず。

今日も一日おつかれさまです。

落ち着く

毎日の忙しい日々のなかで、

どれだけの時間を自分のために使っているだろうか。

私は昔から、自分ひとりで考えたりする時間を大切にしていて、

パートナーがいようが、いまいが、いつでもその時間を必要としている。

ひとりの時間がないと、メンタルバランスがよろしくない。

仕事や、勉強、やることがたくさんあって、

そんな時間がないという人もいるだろうが、

落ち着いて自分との対話をする時間は必要ではないだろうか。

家族と住んでいれば、いつも周囲に誰かいるかもしれない。

子供がいれば、自分の時間なんてとれないかもしれない。

それでも、

一日１０分で良いから、自分の時間をとってみてはどうだろうか。

忙しくしていたり、悲しみに暮れて、絶望感でボロボロのときには、

落ち着いている時間がほとんどない。

悲しむことも、絶望することも、虚しさを感じることも、

ものすごいハードな時間で、心が休まることがない。

物理的に動けないでいるかもしれないし、

じっとしているかもしれないが、

心というのはもちろん、頭がフル回転していて疲れている。

元気な時以上に、疲れ切っている。

あれこれとしていると、気がまぎれるし、一日をやり過ごすには良いこともある。

でもふと時間がたったとき、虚しさに襲われた人もいないだろうか。

苦しみのなかで、当時は、お風呂でキャンドルのゆらめきを眺めながら、

スパのリラクゼーションCDをかけてゆっくりとしていたことを思い出します。

間接照明のもとで、ウイスキーと氷の音を聞きながら、

ぼーっとしていた時間もありました。

飲みすぎてソファで寝てしまったことなど数えきれない。

その時間以外は、苦しんだり、悲しんだりと大変な時間だったけれども、

その時間のなかで、自分の心が救われていたと思います。

悲しみも苦しみもすぐにはなくならないでしょう。

できるだけで良いけれど、できない日があっても良いけれど、

苦しみを脇において、そのときだけは、

自分のために、自分の心と対話したり、ぼっーと、何も考えない時間、

そんな時間を用意して、

一日がんばった自分のために作ってあげてほしい。

きっとあなたの心の救いになるように思うのです。