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アルツハイマー病を予防する方法(4)

2014-01-30 20:03:17 | 健康
NHK テレビ NHK スペェシヤル よりの抜粋

日本ではこのところアルツハイマー病の人が増え続けています。

なぜ増えるのか、その謎に迫る研究を続けているのが、九州大学

の環境医学の清原裕さんの研究グループです。

九州大学では、福岡市の隣町の久山町と協力して、1961年

から50年にわたって、住民の健康状態を追跡調査してきました。

参加するのは町民およそ4000人、その規模の大きさと調査の

正確さが、世界でも有数の疫学調査として知られています。

最新の調査結果が、日本のアルツハイマー病患者の増加の不気味

な兆候をとらえました。 これは久山町の65歳以上の人で、

アルツハイマー病の人の割合です。

1992年には1,8% 65歳以上の100人に2人でした。

2012年には、12,3% 100人に12人と6倍以上に

増加しています。寿命が延び、長生きする人が増えただけでは

説明がつきません。

清原教授

 ”医療技術の進歩があって、いろいろな病気の減少傾向にある

  中で、このように、アルツハイマーのように増えているのは

  特異的だと思います。”

背景にはライフスタイルの変化があるのではないかと、清原さん

は考えています。中でも食生活の変化が影響している可能性がある

といいます。

久山町の住民で1960年台以降、増加しているのは食後の血糖値

が高くなる代謝異常です。40年間で7倍に増加しています。

清原さんたちは糖代謝とアルツハイマー病の異常を調べました。

その結果血糖値が高い人ほど、アルツハイマー病の危険度が高い

ことがわかりました。

清原教授

 ”一言で言えば、日本人の生活習慣が欧米化してきたことが上げ

  られます。 食生活が欧米化して、特に動物性脂肪の摂取が

  増えてきた、これが一番大きな要因だと考えられます。”

 これまでアルツハイマー病の増加の原因は高齢化だけだと考えられ

 ていました。しかし、生活習慣の変化にも、その原因が潜んで

 いたのです。

  

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