NHK テレビ NHK スペェシヤル よりの抜粋
日本ではこのところアルツハイマー病の人が増え続けています。
なぜ増えるのか、その謎に迫る研究を続けているのが、九州大学
の環境医学の清原裕さんの研究グループです。
九州大学では、福岡市の隣町の久山町と協力して、1961年
から50年にわたって、住民の健康状態を追跡調査してきました。
参加するのは町民およそ4000人、その規模の大きさと調査の
正確さが、世界でも有数の疫学調査として知られています。
最新の調査結果が、日本のアルツハイマー病患者の増加の不気味
な兆候をとらえました。 これは久山町の65歳以上の人で、
アルツハイマー病の人の割合です。
1992年には1,8% 65歳以上の100人に2人でした。
2012年には、12,3% 100人に12人と6倍以上に
増加しています。寿命が延び、長生きする人が増えただけでは
説明がつきません。
清原教授
”医療技術の進歩があって、いろいろな病気の減少傾向にある
中で、このように、アルツハイマーのように増えているのは
特異的だと思います。”
背景にはライフスタイルの変化があるのではないかと、清原さん
は考えています。中でも食生活の変化が影響している可能性がある
といいます。
久山町の住民で1960年台以降、増加しているのは食後の血糖値
が高くなる代謝異常です。40年間で7倍に増加しています。
清原さんたちは糖代謝とアルツハイマー病の異常を調べました。
その結果血糖値が高い人ほど、アルツハイマー病の危険度が高い
ことがわかりました。
清原教授
”一言で言えば、日本人の生活習慣が欧米化してきたことが上げ
られます。 食生活が欧米化して、特に動物性脂肪の摂取が
増えてきた、これが一番大きな要因だと考えられます。”
これまでアルツハイマー病の増加の原因は高齢化だけだと考えられ
ていました。しかし、生活習慣の変化にも、その原因が潜んで
いたのです。
(つづく)
日本ではこのところアルツハイマー病の人が増え続けています。
なぜ増えるのか、その謎に迫る研究を続けているのが、九州大学
の環境医学の清原裕さんの研究グループです。
九州大学では、福岡市の隣町の久山町と協力して、1961年
から50年にわたって、住民の健康状態を追跡調査してきました。
参加するのは町民およそ4000人、その規模の大きさと調査の
正確さが、世界でも有数の疫学調査として知られています。
最新の調査結果が、日本のアルツハイマー病患者の増加の不気味
な兆候をとらえました。 これは久山町の65歳以上の人で、
アルツハイマー病の人の割合です。
1992年には1,8% 65歳以上の100人に2人でした。
2012年には、12,3% 100人に12人と6倍以上に
増加しています。寿命が延び、長生きする人が増えただけでは
説明がつきません。
清原教授
”医療技術の進歩があって、いろいろな病気の減少傾向にある
中で、このように、アルツハイマーのように増えているのは
特異的だと思います。”
背景にはライフスタイルの変化があるのではないかと、清原さん
は考えています。中でも食生活の変化が影響している可能性がある
といいます。
久山町の住民で1960年台以降、増加しているのは食後の血糖値
が高くなる代謝異常です。40年間で7倍に増加しています。
清原さんたちは糖代謝とアルツハイマー病の異常を調べました。
その結果血糖値が高い人ほど、アルツハイマー病の危険度が高い
ことがわかりました。
清原教授
”一言で言えば、日本人の生活習慣が欧米化してきたことが上げ
られます。 食生活が欧米化して、特に動物性脂肪の摂取が
増えてきた、これが一番大きな要因だと考えられます。”
これまでアルツハイマー病の増加の原因は高齢化だけだと考えられ
ていました。しかし、生活習慣の変化にも、その原因が潜んで
いたのです。
(つづく)
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