風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

スズランが咲いていたよ・・・・季節花三題

2009年04月26日 14時05分10秒 | 花の日記帳

今年も小庭の紫蘭が綺麗に咲いたので、根元の雑草を取っていたら、なんと根元に可愛い可憐な花が・・・・・・。 

何年か前にそっと植えていたスズランが、うつむき加減で恥ずかしそうに咲いていました。

すっかり彼女のことは忘れていたのです。忙しさにかまけてではないんですが、そんなにも心に余裕がなかったのでしょうね。

スケジュール表が真っ黒になるくらい、色んな会合が次から次へと押し寄せてきて、いつのまにかそれに慣らされてしまい、余程の企業戦士気取りでいたんではないか・・・・。

手帳の汚れが心の支えになってしまっていたんではないか・・・。

この小さなスズランが私に大きなことを教えてくれたように思います。

           

そして昨日もご披露した、銀座のクラブママ紫陽花さんが今日もあでやかで綺麗なこと・・・・・

   

   

花を愛でると仏教の教え「無為不待(むいふたい)」を思わされずにはいれません。

花は誰かが見ていようがいまいが、一所懸命に咲き切るのだ。人里を遠く離れた誰も足を踏み入れない山奥の断崖絶壁に静かに咲く山百合は、何のはからいもなく、ただひたすら命の命ずるままに、ひたむきに花を咲かせている。雨が降るときにはただ雨に打たれて、強い日差しの時はただジリジリと焼け付く太陽にに耐えて・・・・・。

私たちの生き方はどうか?心のどこかに人から認められたい。実に自分勝手な都合を相手に理解されたい。人から誉められたい。モテたい。人に負けたくない。 

もっといい暮らしがしたい。人からも一杯尊敬され好かれたい。あの人はいい人よと多くの人々に云われたい。お金ももっと欲しい。車も、家も、地位も名誉も・・・・・。そしてもっと美味しいものはないかと、彷徨い歩く・・・・・・・・・あの人。

花はただ、ただ咲くだけなのに・・・・・・・。