今年の桜もいよいよフィナーレですね。ずいぶんと長い間私たちを愉しませてくれました。どれだけ大勢の人々が癒され、華やいだ気分にさせて貰ったことか・・・・。 昨今の厳しい世相の中、天の采配に感謝しなくては・・・と思わされます。
<!-- 春がいっぱい 大村憲司ライブ -->
その昔、シャドウズというイギリスのバンドの曲に「春がいっぱい」Spring is nearly comes hereという僕の大好きなインストロメンタルのナンバーがありますが、まさにその春がいっぱ いの中、今年も・・・・・・・・・・・
我が田舎信用金庫にも10人の新入職員が採用されました。
そして、愉しませてくれた今年の桜の見納めでーす。
今年は嬉しいことに、みんな凄く素直でいい子ばかりであります。
男5人、女5人(超美人揃い)の新人君は現在研修猛特訓中ですが、地域金融機関とは何かを徹底的に教え込まれていきます。
例えば信用金庫は地域を限定した金融機関でありまして、営業区域はあくまでもお国の認可制となっています。
まさか武雄から東京に支店を出すことなど、不可能中の不可能なのであります。
協同組織型の地域金融機関である我々はいわば植物なのでございます。
動物型の広域の地銀や都銀(メガバンク)は、餌場がなくなると平気で撤退していくのですが、我々はそうはいきません。この地域とは運命共同体なんであります。
だからその分どっしりと地域に根をおろして、その地域で頑張るしかないのです。そして日夜、地元地域採用者ばかりのスタッフで頑張ってます。
この街で生まれ育てられ、結婚して子供を育て、家を建て、泣き笑いしながらこの街で暮らしている職員ばかりの金融機関なんであります。
植物の金融機関であるならば、できれば武雄市内に多くみられる大楠の木のように、しっかりと根を張り巡らせ、この地域を夏の暑い日差しや、嵐の大風から護っていきたいものです。
さて、武雄神社には裏山に樹齢3000年といわれる「武雄の大楠」が鎮座していらっしゃいますが、その神々しい姿を見れば、まさに神が宿っておられるとしか思えません。
その大楠のような金融機関にならねばと、しみじみ思わされています。
この大楠の幹の空洞は12畳ほどもあり、大宴会ができるほどの広さですが、神罰が下されるので、もしやったら大変なことになりますね。
しかし、3000年もの間、武雄を見守ってきたこの大楠は、私たち凡夫の日々の営みをどのように思っておられるか、一度インタビューしてみたいものではありますね。
新人研修の最終日はこの大楠を拝観しに連れて行くつもりです。
そこで大楠からの啓示を受けてくれれば有難いのですが、何か今年の新人たちは、判ってくれるような、やってくれるような、そんな期待があるのです。
写真は「武雄の大楠」 高さ30m幹の周りは26mもあります