小学校1年生の3月18日早朝、母は旅立って逝った。
呼吸の息遣いが激しく続いたあと、スーッと静かに息を引き取ったのであった。
もう、50年以上も前、叩き起こされた中で、寝ぼけ眼での母の臨終の場面、
小1なのに、今でもしっかりと瞼に焼き付いている。
クリスマスになると、母は
「ター坊、おりこうさんにしていると、サンタクロースさんが、ちゃんとプレゼントを届けてくれるのよ・・・」
と言いながら、枕元に靴下を置いておくことを勧めた。
そしてクリスマスの朝になると、欲しかったあの玩具が・・・
・・・それはブリキの人形だったり、機関車だったりしたのだが・・
ちゃんと枕元に置かれていたものだ。
いつ、サンタさんが来ているのか、確かめようと、眠い目をこすりながら精一杯頑張って起きていようとするのだが、いつの間にか眠りこけてしまうのが常だった。
サンタクロースは居るのだと、本気で信じていたのである。
母が亡くなってからというもの、突然我が家にはサンタクロースが立ち寄らなくなってしまった。
それでも、小学三年生くらいまでは、ひょっとするとまた来てくれるかもと、枕元に靴下を置いて眠ったものだ。
朝起きて枕元を確認すると、昨夜のまま淋しい靴下が一枚あるだけだった。
その時、お母さんがサンタクロースだったことを、初めて実感したように思うんである。
クリスマスの思い出はちょっと淋しいものであるが、クリスマスソングにはとても素敵な曲が多いので、しばらく私の大好きなこれらの曲をご紹介することにしたい。
一晩目は、一番大好きなThe Christmas Songです。
<!-- Nat King Cole with Natalie Cole - The Christmas Song -->
クリスマスは辛かったり淋しかったりする思い出みたいですが、それもまたいい思い出かと思います。
ところで、ひぜしんロビーでの展示素晴らしいですね。
わがブログで紹介していますが、たくさんの方がお見えになるといいですね。
「がんを知る展」は大好評なのですが、期間が短いのが難点です。
ご紹介下さり有り難い限りです。
逝ってしまわれたお母様・・
クリスマスの夜に靴下を置いた
少年の気持ちに思いを馳せて
思わず涙が流れてしまいました。
風竿さまのお母さまに対する思い出の話に
いつも泣かされてしまいます。
いけずやなぁ・・風竿さま。苦笑
ロマンチストなのですが、ただのおじさんでもあります。コメントに感謝
とても素敵なブログ・・・・
ファンになりましたよ。
有田はとてもいい所です。御主人と是非遊びにおいで下さい。筒井さんとご案内しますよ。
さて、今後とも宜しくお願いします。