風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

シュミ趣味ミュージック

2015年08月09日 23時50分32秒 | 風竿の音楽夜話

先週の日曜日はかの文化会館大ホールの舞台に立った。

昨年の武雄物産祭り以来の大ホールであったが、ここの舞台は過去に凄いアーチスト達がここに立った栄光のステージなんである。

吉田拓郎・沢田研二・柳ジョージとレイニーウッド・ゴダイゴ・

演歌界では、美空ひばり・前川清・千昌夫などの大物が

クラシックではレニングラード交響楽団がやってきた。

そんな華やかな舞台なんである。

     

 

 出番を舞台の袖で静かに待ちながら、自分なりのパフォーマンスをちゃんとするためのコンセントレーションを整える。

   

この歳になると音楽の上手下手などよりも、いかに何かを伝えるかだとハートを込めることに全力を注ぐ。

   

プラス、ハーモニーとアンサンブルなんである。

そうでないと音楽を趣味としている意味が無いではないか。

   

妙に力が入ると却って逆効果にもなる。

それでも力を入れないと、ビートルズの音楽は年齢にこたえるのである。

その力加減が何とも難しいものだ。

ステージは本格的なものに仕上げられていた。

山下君のご苦労に敬意を表しつつ、

他のバンドの素晴らしさに参ってしまう。

それくらいレベルの高いミュージック・イン・タケオに成長しているのだ。

もう今年が最後になるかも知れないなどと考えたりしていた。

僕らのバンドが始まって以来、ずっと最年長バンドなのだ。

でも若い人からなめられるのは嫌だし、歳相応の音というものも確かにある筈なんである。

そんな雑念が頭を駆け巡る時に、ついに出番はあっさりとやってきた。

いざステージに立つと、そんな余計な雑念は見事に消えうせたのである。

僕らが今出来るビートルズをやればいいんである。

そして30分間、7曲のビートルズナンバーを無事にやり終えたのであった。

義父母と友人が多数、応援に駆けつけてくれていて、実にありがたいことであった。

The Applesの地元デビューはこうしてあっと云う間に終った。

趣味とは申せ、愉しいのが一番なのだが、それだけではけして覗くことの出来ぬ、音楽の深さの第一歩に辿りついた感ありの演奏であった。

道は遠い。まだまだずっと遠い気がする。

 

 


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