こんな生活を一体どれだけ積み重ねてきたのだろうか・・・。
殆どと云っていいほど、休日は完全フリーということが少ない日々。
必ず土日を見計らったように行事が入る。
しかもどうしても断れないものが多いのだ。
それは有難いことではあるのだが、役目柄仕方がないというのもある。
ことに秋の慌しさはスケジュール表が真っ黒になるほどなのだ。
11月は特に酷かった。
好きな私の休日とは、ひねもすボーッとしているのが最高の贅沢なのだが、何やかにやで、そんな期待は全部潰れてしまった。
それでも・・・・職員さんの結婚式は別格。
それは、とても楽しいひとときでもある。
普段お客様を前に、一所懸命に働いている彼や彼女が光る晴れ舞台なのだ。
幸多かれと祈るばかりである。
この日も佐賀で結婚式、初々しい花嫁の眩しさに癒されながら、まる一日を過ごさせて頂いた。
おめでとうございます。なんと響きの良い言葉だろう。
朝9時から出発して帰り着いたのは夕暮れ時となっていたのだ。
結婚式の豪華料理をあまり食べきれない私は、いつも空腹のオオカミのように家路につく事が多い。
サークルの忘年会に出かける嫁さんを、丁重にお見送りして、
ごぼう天蕎麦を作ってみた。
勿論、泥付きごぼうを丁寧にこさぐ作業つきのもの。揚げたてのごぼう天が蕎麦に入れた途端にジュージューと音を立てるのだ。
嬉野の人気亭のごぼう天が一応のお手本。
初挑戦のレパートリーであったが、まずまずの味であった。
さて、今夜は少し早めに休むとしよう。
明日も佐世保で、お昼から取引先企業さまの大忘年会に招かれているのだ。
10時出発で帰りはおそらく夜になるだろう。
いつしか紅葉していた我が家の庭を愛でる暇もなく、時は過ぎていくばかりなのだけれど、男たる者、舞台があるうちが華なのだと思う。
しっかりコミュニケーションしなければと気合を入れて、明日もまた頑張ろうと思う。
私達の仕事は、親しいコミュニケーションからしか生まれないのだから。